2024年1月17日水曜日

 例の如く。、日経新聞の後追い記事ですが、情勢の理解には役立つかと。
詳しくは、時事通信記事で。しかし、時事通信が書くほどの急激な動きではなかった。

円、一時146円台後半

1カ月ぶり安値、日米金利差拡大見込む


外国為替市場で円安・ドル高が進んでいる。円相場は16日、一時1ドル=146円台後半と2023年12月以来ほぼ1カ月ぶりの円安・ドル高水準をつけた。能登半島地震を受けて、日銀のマイナス金利解除観測が後退するなか、日米金利差の拡大を見込んだ円売り・ドル買いが進んでいる。

1日に発生した能登半島地震を受けて、市場では日銀による早期のマイナス金利解除が難しくなったとの見方が広がっている。マイナス金利解除による円高進行を見込んで円を買い持ちしていた投資家が持ち高の解消を進める中で円売り・ドル買いが広がっている。

一方、米国では23年末に高まった米連邦準備理事会(FRB)による24年前半の利下げ観測が後退している。23年12月下旬に一時3.7%をつけた米長期金利は足元で4%前後まで上昇(債券価格は下落)している。過度な利下げ観測が修正される中で、日米金利差の拡大を見込んだ円売り・ドル買いが進みやすくなっている。

円相場は23年末に一時140円台後半をつけており、直近2週間で5円以上円安・ドル高が進んでいる。

〔NY外為〕円大幅下落、147円台前半=一時1カ月ぶり安値(16日)時事通信

7:31 配信

時事通信

 【ニューヨーク時事】連休明け16日のニューヨーク外国為替市場では、米連邦準備制度理事会(FRB)のウォラー理事の発言を受けて早期利下げ期待が後退し円売り・ドル買いが加速、円相場は1ドル=147円台前半に大幅下落した。円は一時147円32銭と、2023年12月上旬以来約1カ月ぶりの安値を付けた。午後5時現在は147円12~22銭と、前営業日の12日同時刻(144円87~97銭)比2円25銭の大幅な円安・ドル高。
 ウォラーFRB理事は16日、インフレ鈍化基調を踏まえれば、24年内の利下げは可能との見方を示した。一方で、インフレ率が緩やかに2%へ低下している状況下で、「過去ほど速やかに利下げを行う理由はない」と明言。これを受けて、FRBが3月にも利下げに動くとの観測が後退し、米長期金利が上昇するとともに、日米金利差の観点から円売り・ドル買いの流れが強まった。
 前週末に発表された23年12月の米卸売物価指数(PPI)は前年同月比1.0%上昇と、伸び率は前月の11月から加速したものの、市場予想を大幅に下回った。インフレの沈静化を示す内容となったことで、前週末の円相場は144円台後半で推移していた。
 ユーロは同時刻現在、対ドルで1ユーロ=1.0869~0879ドル(前営業日午後5時は1.0945~0955ドル)、対円では同160円06~16銭(同158円62~72銭)と、1円44銭の大幅な円安・ユーロ高。(了)

時事通信

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