2015年9月24日木曜日

秋の農園 6月投稿文の続き  米ぬか肥料の効果 米ぬかの発酵 

http://isabon.blogspot.jp/2015/06/blog-post_28.html
上記の続きです。
なお、発酵肥料についての参考資料は薄上秀男さんの本が良いようです。

新農園はかなり順調です。米ぬかの成長阻害は、最低10日間程度を土と攪拌しておけば心配不要とわかった。むしろ、虫害が問題と思える。
(しかし、僅かながらも培養土も使っているから、米ぬかの効果は今後を見るべきだと気づいた。)
旧農園のダイコン カバーしないと虫害が著しい。
 
旧農園のホウレンソウ 虫害よりは気象条件が著しく作用するようだ。虫害も勿論あり、かなりまばらな状態だ。
 
旧農園のニンジン ニンジンは虫害がなく、気象条件が厳しく影響する。そのため、2回目の播種でうまく芽生えてきた。散布して手で押さえること、それに、水でながされないように溝とするのが望ましい。ニンジンは優秀だ。
今年は切り返しが遅れて秋ナスが不調だ。しかし、他の人のも不調なので、気象条件と切り返しの遅れが重なったらしい。一枝一果でも7月中には十分に切り返すべきらしい。なお、植え付け前に大きな入れ物で育てることと、植え付け後トンネルで保温することが重要だ。
 
今年もオクラは良好であった。オクラは遅く播種することが重要だ。

 
春菊だが、とても古い種なので発芽率が最悪だった。
追加播種しよう。
 
旧農園 向こう側に「言いたくないが金を投資しているんだ」と言うおっさんのビニールハウスが見える。この人はもう一区画借りていて、そこにもビニールハウスを設けている。金を掛けているのは事実だろうが、貸農園にビニールハウスを設けるなんて非常識じゃないの。それでもって、道路を汚さないようと、農園地区から出る時に靴の泥を叩き落とすと、泥が飛び込んでくるって文句を言うなんて信じられん。どっちにしても、撤去だ撤去だ!ざまぁみろ。貸農園って、いつか閉鎖になることが前提なんだよ。それに、人間って簡単に死んでゆくからね。
建物の陰なので年額半額の畑。大根を大量に、農薬をまき散らしながらきれいなのを作っている。いったい、この人は何を目的としているのだろう。

 
新農園
僕の区画の前景です。トンネルを多用しました。トンネルのない所は虫害が激しいです。
支柱半径が大き過ぎるので、斜めに刺しています。両端は小さい支柱を使うか、斜め十字に二本を使い、支柱の上部を紐で連結し、紐の両端は斜めに突き刺した棒に結んでいるので畝方向の力には強く、また、ネットはひもによっても弛みの無い状況になります。
写真でトンネル上部中央に紐がトンネル方向に張っているのが判ります。

 
ホウレンソウと小松菜が見事に育っています。こんなのを期待していたのです。
培養土の効果も大きいかな

ジャガイモも米ぬか肥料効果で十分に育っています。
(ジャガイモには培養土は使っていない)
株間に追肥をします。

 
 
レタスは全く虫害を受けません。が、気象条件をクリアするためにもトンネルは有効です。
イチゴはトンネルでなくても大丈夫だろうと・・・

ハクサイ・ブロッコリーもカバーをすると、虫害は最小限で済むようです。
クモを捉まえてはトンネル内に投入しています。
とても順調に育っています。
ある大きさになると、成長はいよいよ早くなります。追肥をどうするかです。

 
なお、米ぬかの、好気性発酵を試みています。米ぬかを清潔な状態で大きな容器に入れ、ヨーグルトの食べ残しと、カルキ分を気化させた水道水を加え、上を蓋し、一日ごとに水を補給すると、かなり高温になるようです。腐敗臭はなく、アルコールを感じさせる甘い臭気です。これからが楽しみです。写真で容器は旧農園で使っていた水用です。かなり大きくて、水補給しても、まだ底の方まで水は行き渡っていません。100均で買ったゴム手袋で攪拌を続け、出来るだけ底の方に水と既に発酵中の米ぬかが流れ込むようにします。いやいや、実に面白い。が、腐敗が起こらないようにと希望する。万一、腐敗が始まったら、畑に埋めます。
が、10月1日に至り、水分が多くなりすぎて酸っぱい匂いがしだした。底から水分の多い部分を取りだし、別に袋に入れることで水分の除去に努めたが、どうなることか。
水分過多になった場合は、米ぬかを再度追加すればよいらしい。
 
僕の現在目指している、下記webの如く、米ぬか発酵とは、ぼかし肥料を作っていることと考えていたが、ちょっと違うようだ。ぼかし肥料は十分に発酵させて、有機分を無機にまで変えてしまうらしい。通常は最終段階で腐敗臭がでる過程のようだ。発酵肥料とは、最終段階を乳酸菌・酵母菌で、アミノ酸やビタミンに発酵させる過程らしい(薄上秀男)。これが上手く運ぶと、腐敗臭は出ないらしい。なお、下記記載時点では、ぼかし肥料と発酵肥料の差を知らずに記載しているので、その点の注意が必要です。
 
とにかく、webで調べると、C/N比の高い米ぬかでも、発酵することで、窒素の多い肥料に変えることで、悪臭の生じない発酵を維持することが重要らしい。発酵期間は、夏で10日、春秋で2週間、冬季で一か月が目安とのことだ。発酵時は余り高温は良くないらしい。特に水分過多が駄目だとのことだ。
何となく発酵なるものが判り始めた。
バケツには、土と米ぬかの混合物を入れて、そこにヨーグルトの残りを水で薄めていれて発酵させている。
 また、ポット用土として、比較的少ない米ぬかを混ぜた土を、ポリ袋に入れて太陽消毒しようと縁側土間においている。

 
 9月27日 新農園には空き地がなく、旧農園の空き地にキャベツの苗を育てることにした。
大量の米ぬかを入れて、2週間後に播種する。
そこの土を、新農園の肥料としても使う予定だ。
米ぬかを置いた所


 土と攪拌したところ。
9月29日にはくさくなった。屋外で発酵させる時は、土を被せることが必要だ。
周囲の人家への影響が心配だと、夜中に気づいた。明日対策として土を被せる。
 9月30日
タマネギの苗が徐々に減って行くので、新農園の米ぬか発酵エリアの片隅に、玉ねぎの種を播種した。カバーは古い透明マルチとした。これが定植できるのは55日後、2か月後として11月末になる。キャベツは9月中旬に播種して定植12月初めとしているから、新農園の玉ねぎ新播種地点の横が良いかな、と考える。特にキャベツ播種として旧農園の考えている場所が、建物の陰部分に近いので成長が遅いのでは、と心配していたので、新農園が良さそうだ。なお、旧農園の発酵土砂は新農園への追肥に使える。
なお、キャベツは、定植まで1ケ月らしい。ほんとうだろうか。本当だとすると、新農園での定植場所がなくなる。播種を10月中旬に遅らせて、定植も遅らせることとしよう。
10月1日
投資金額は増えるのだが、防虫カバー5m物2個1500円弱を購入した。
なお、本日夜半から暴風雨となるようだ。
10月2日
未明の暴風雨でかなりの損害が出た。
新農園では、カバー無しのジャガイモが全て倒れた。新農園ではジャガイモの支柱が必要らしい。
更に、トンネル内のブロッコリーが倒れた。ブロッコリーはトンネル内でも支柱が必要らしい。
若しくは、風除けサイドカバーをジャガイモや、トンネル外に張るべきか。
旧農園では油断しすぎた。オクラ、ピーマン、ミニトマトが倒れた。
一応、支柱で支えたりして、根元をまっすぐにして、土を盛って補強した。
今後への重大な教訓だ。
10月3日
家でやっている米ぬかの発酵がかなり臭くなってきたので、ポリ袋にくるんだまま新農園に運んだ。旧農園で土と混合していた分も同様に処置した。これで追肥分は十分に準備出来た。
冬にはこれを最初から新農園で行う予定だ。
今は、大容器での発酵だけを家で行っているが、これも新農園で行うことにする。
新農園には、水容器、米ぬか容器、発酵容器の3容器を準備する。
10月4日
先に記述の件を再記載。
つまり、C/N比の高い米ぬかでも、発酵することで、窒素の多い肥料に変えることで、悪臭の生じない発酵を維持することが重要らしい。発酵期間は、夏で10日、春秋で2週間、冬季で一か月が目安とのことだ。発酵時は余り高温は良くないらしい。特に水分過多が駄目だとのことだ。
何となく発酵なるものが判り始めた。
なお発酵肥料やぼかし肥料とは、肥料の即効性が高いので、それなりに使い方に注意が必要らしい。
最近、容器に入れた米ぬか発酵は、すっぱい匂いがしてきたので心配になった。水分が下に集まるので、米ぬかを加えた。が、すっぱい匂いについては、この記述が正しいようだ。
http://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q1242700817
「ぼかしの発酵は、有機質→糖化→分解→乳酸・(アンモニア・アルコール)・アミノ酸→アミノ酸化合物・無機質の経緯をたどります。この初期の糖化の過程では、こうじ菌が働き甘いにおいがします。 乳酸発酵過程では、納豆臭から酸っぱい臭い替わり(・・このときヌカ床の臭いになります・・・)
この後、適正水分状態では、ほぼ無臭に推移し、水分が多いとアンモニア臭がしてきます。」
つまり僕の発酵は正しい道を歩んでいるらしい。これで僕の発酵手順での産物は、ぼかし肥料として使うのが望ましく。土に混入して使うことにする。更に強調すべきは、僕の遣り方では、良い香りが出る麹菌発酵を続けることはできず、必ず途中から乳酸菌発酵となり、ぼかし肥料ができることになる。麹発酵を続けるには、日本酒を作る工程にしなければ無理ってことでしょう。が、とにかく、僕の目的はぼかし肥料作りだから、その手段は間違っていないことになる。
10月5日から、折角できたぼかし肥料を使っての追肥を行う。水に溶かして、これをヒシャクで給肥する方法で試す。先ずはじゃがいもからだ。
なんとなく、万歳をしたい気分となっている。
ただ問題は、やはり臭気だ。すっぱい発酵臭は、ぬか床の臭いに近い。これを非とするか是とするかは人により異なるだろう。化学肥料を使い慣れた人には許せないかもしれない。

なお、米ぬかの発酵については、これが非常に役立ちます。
http://www.eonet.ne.jp/~ya5h-nksm/bokasi.html

10月5日
本日初めて、すっぱい匂いの発酵物を、バケツで水に溶かし、これをジャガイモに与えた。さてっと、即効性はどう現われるのだろうか、楽しみだ。

後、容器にある分を乾燥させねばならない。量が多いので、徐々に実行する。もしくは、手をかけない方法としては、容器内に入れたまま、水分を新しい米ぬかで吸収させるって方法がある。容器内の発酵物の固まりの下方に空洞を作り、水分がここに溜まってゆくから、そこに新しい米ぬかを供給すれば、水分を吸収してくれる。水分を吸収した米ぬかの下にまた空洞を設けて、水分を貯める。これを繰り返せば徐々に乾燥して行く。なお、発酵済分は順次畑に持って行けば良い。
(追記:その後、内部にうじむしが多数いることが判り、空洞はやめて、上から押さえつけ、ポリ袋でほぼ密閉カバーをした。これでうじむしは窒息するのではないだろうか。)

なお、どうしても芳香にはならない。せいぜい、すっぱい臭いが昂じて糠味噌の臭いだ。
しかも蛆虫がわいてきた。ただ、蛆虫と言えども不潔には感じない。だから、発酵の結果として蛋白質ができたと考えても良いのだが、成虫になると飛んで逃げるだろうと、はしでつまんでは瓶に入れた。さて、この発酵は失敗なのだろうか。いや、腐敗臭ではない、すっぱい臭いと糠床の臭い、だから、一応成功として、他の人のを見る機会を待つことにする。
なお、発酵肥料については、ページを変え、まとめて記載する。

10月14日 ソラマメ(サラダソラマメ赤と早生ソラマメ茶)をポットに刺した。大体8日間で芽が出て(10月22日)2週間程度で植付け(10月30日)らしい。
 また、新農園の肥料化部分に、キャベツの苗を育てるための僅かなエリヤを確保して播種した。
支柱で溝を作り、ポット用培土で覆うって方法を採用した。更に、シジミチョウ除けネットを配置した。

10月16日 白菜へのトンネルが小さすぎて、白菜が窮屈になっている。窮屈の域を越えているので、他の人の方法で対策することにした。幅広い防虫ネットと大きなトンネル支柱を使わないで、2枚の防虫ネットと、従来のトンネル支柱と縦長の支柱を組み合わせて使う方法だ。が、雨のため、明日か、明後日に施工する。
10月18日 トンネルをかなり大雑把な方法で拡大した。縦長の支柱は使わず、トンネル支柱の差し込み幅を狭くして背が高くなるようにした。当然、従来のネット幅1.35mでは不足なので、もう一枚を追加利用した。
小松菜、ホウレンソウ、リーフレタスはいっぱい取れた。旧農園に比べて信じられないほど、生育が良く、いっぱい育つ。旧農園との違いは、①防虫ネットによるトンネル栽培 ②培土を使って芽出しを良くした。の2点である。新農園でもトンネルをしない場合は明らかに育ちが良くない。
そのほかで、新農園の生育を良くしているのは、深く耕作することと、米ぬかをすき混んで2週間以上を寝かせてから播種したことだろう。
10月20日
タマネギの苗は雑草に弱いとのことなので、新旧両農園のタマネギ苗棚の除草を行った。
また、米ぬか乳酸発酵分の水溶液を散布した。
10月23日
今後、タマネギ、そら豆、グリンピースを植えて行かねばならない。
畑は満杯だから、葉物野菜を処理してゆく必要がある。そもそも一気に多くを植えすぎた感もある。
そこで、旧農園に葉物を播種することとした。切り返しが遅れ、それにこだわり処理が遅れていたナスを全面処理して、発酵途中の米ぬかと石灰を撒いて準備を終えた。
10月24日
新農園に行くと、玉ねぎ苗とか新しく撒いたキャベツの苗とかが一気に育っている。
つまり、秋野菜は9月初めの雨の後と、10月末の露の時期が育つ時期だと判った。
早速、旧農園に、ホウレンソウと小松菜を播種した。
芽が出たら、防虫と保温を目的に透明ポリシートで覆うことにする。
 
旧農園で見事な大根が収穫できるようになった。
つまり、3年間生ごみだけで給肥し、その結果、大根の育ちも余り期待できなくなっていた土地で、米ぬかそのままの肥料を元肥とし、それに、米ぬかを乳酸菌だけで発酵させた追肥で、大根は立派に育つことが証明されたのだ。これはとても大切なことだ。
 
10月29日
旧農園のホウレンソウ後に、小松菜播種した。
 
昨年のタマネギ定植は、10月16日        →今年は11月10日頃予定、11月末でも良いと思うが、苗の状態、購入時期から(周囲の人々はもう植付け完了とか、植付け中・・但し黒マルチはしていない)
グリンピース播種は10月22日           →今年は11月末予定(結果は遅すぎた。11月半ばが良い)
キャベツ播種は10月28日(忘れていた) →今年は10月14日
そらまめは昨年やらず。               →播種時期から想定すると、10月末となる筈だが場所が無い。ちょっと遅らせる。
とにかく場所が不足になった。リーフレタス、ハクサイ、ホウレンソウ、小松菜の全てについて作りすぎた。少しずつ時期をずらして育てるのが望ましい。
 
10月30日 
小松菜を整理、それに、ハクサイを後植した場所を整理して、そら豆の定植場所を確保した。
苦土石灰を十分に撒き、深く剪定枝や雑草に米ぬかをかけて入れ、表層には、畑で発酵させた米ぬか入り土砂を入れ、更に、そら豆定植(50cmピッチ)間の中間に米ぬかをすき混んだ。
ポットのそら豆は十分に育っているが、後、ホウレンソウを整理して、更に場所を増やしてから定植する。なお、ポット苗の2~3割は、黒く変色したりとか、芽が出ないとかで使えない。
8月30日にポット播種し、その後、新農園に移植した玉ねぎの苗が十分に育っているので、定植を行った。どうやら120本はあった。もうちょっと遅い方が良かったようだ。しかし、今年は11月中旬のベトナム旅行と重なるので、むずかしいところだ。Loyalにまだ100本を注文し、しかも、11月末を目標に苗を育てている。場所は、ニンジン、ハクサイ、ジャガイモの整理できる時期との競争になる。いったいどうなることか。タマネギの10月末定植と、11月末定植の結果比較ができそうだ。
タマネギ 64本
タマネギ 50本 合計110本程度 
新農園キャベツ苗 
新農園11月末植付けのタマネギ苗 
  玉ねぎ植付けスペース(Loyalに100本も発注してしまった。
 右端は、手前、そら豆スペース で、向こう側ほうれんそうを収穫すれば、スペースは増える
 中央、ブロッコリより左側はそら豆スペースで、右側はタマネギスペース
 旧農園 こまつなの芽が出ている。
 旧農園ほうれんそう 芽が出ている。手前は春菊です。
11月1日
 
そら豆の定植を終えた。サラダそら豆6苗と普通そら豆9苗がせいぜいであった。つまり、いっそのことサラダそら豆だけを買えばよかったのだ。

定植場所が無いので、まだホウレンソウが有る所では、ホウレンソウの間にも植えた。
これは、来春用キャベツの苗の育ち状況です。順調です。
 
11月3日
新農園の白菜を試し取りしたが、見事に巻いていた。旧農園の大根も試し取りしたが、見事な大蔵ダイコンが育っていた。結局、米ぬか肥料だけでも、野菜への効果は著しく、特に、根の成長には効果的であることが判った。
たまねぎ苗が元気すぎる。黒マルチ下に肥料が効きすぎか、植え付けで根を大事に植えたのが原因かと思う。このまま育つと春には塔が立つので、根を切るか葉を切るかも考慮せねばならない。
11月4日
旧農園で育てていた玉ねぎの苗は、日影で成長が遅く、それに、育った量も少なかったが、新農園のピーナツをせいりした所に定植した。そこは、間隔10cmとして約60本であった。これで自前の苗は約180本を定植し、11月末の分がまだ残っている。更にLoyalで予約購入を100本していて、これは11月7日入荷予定である。
11月6日
夕方にRoyalからタマネギの苗入荷連絡があった。11月7日に購入し植付け。100本で533円であった。
植付けたそら豆を見たが、脇枝は無く素直に育っている。脇芽が多ければ芯止めも簡単なのだが、素直に育った場合はどうすれば良いのだろうか。調べればならない。根の辺りから直接脇芽が出ているものを邪魔だと切ってしまったのもあり。これはまずかった。素直に育つのより、脇芽が出ているのを選べばよかったかもですが、そんなのは主芽がどれかも判らない。なかなかNET情報や、本に書かれた通りではなくて難しい。
芯止めを12月初めまで、と書いているのと、春になってからと書いているのがある。
どうやら、素直に育っているより、ずんぐりとしたのが良いらしい。それは、冬を越すために望ましいとのことのようだ。つまり、素直に育っているのは、冬を越しにくいから12月中に芯切するのが良いのかもしれない。が、芯止めは今でも良かろうと、やってみた。どうなるか。
11月12日
家のポット育てのそら豆にアブラムシが付着しているのを確認した。動きが遅いので容易に排除できるレベルだ。畑も確認したが、畑のには付いていないようだ。
ホウレンソウの最後から3株目を収穫した。相変わらず良く育っている。
11月27日
ベトナムから帰国2日目 グリンピース(スナックとうすいの2種類)を播種し、支柱を立てた。
11月28日
グリンピースの風よけ設置と、キャベツと玉ねぎの一部を定植、そら豆4株のポット苗の定植。
キャベツは、白菜を収穫した所に定植する。
11月29日
グリンピースの播種と、風除けの設置
そら豆の植付け状況 芯止めを終えた。 
ブロッコリーは元気だ。 
リーフレタスを播種して、シートで保温をした。 
玉ねぎは元気すぎる。 
 
12月12日 グリンピースの発芽が悪い。2か所程度だけしか見えない。恐らく、播種が遅すぎたので、発芽適温15~20℃に達しないからと思われる。同じ畝に列を別にして新しく播種し、透明カバーで覆った。それに明日からは比較的気温が上がるらしい。何とか発芽して欲しいのだがどうなるだろう。透明カバーを設けた時に、発芽が確認できた。結局、2週間近くかかっての発芽であった。午後から暴風雨になった。
 
12月22日 グリンピース用支えNETを張った。透明カバーは張ったままだが、いつ外すか、難しいところだ。
1月13日 状況








 
 
 
 

 

2015年9月19日土曜日

老人は切れやすい (続編)

僕も含めて老人は切れやすいってことは、以前に記載した。
特に、貸農園での、ある老人との諍いについても記述した。
http://isabon.blogspot.jp/2014_01_01_archive.html
ところで、貸農園が閉鎖されて、その後の経過も記載した。
http://isabon.blogspot.jp/2015_06_01_archive.html
要するに、僕は、農園が閉鎖されたものの、地主さんと急いで交渉することで、近くの別の貸農園を借りられたってことなのだ。それも、旧農園からはただ一人だけであったのだ。
が、ここでもトラブルが起こった。
僕の新農園の斜め北西側に背の高いSさんって老人が居て、僕の作業中に近づいて来て話すのだが、彼は旧農園に行き、僕の評判を聞いてきたらしい。
「あんたの評判は悪いね」と言う。「畑は乱雑だし、野菜が病気になってもほったらかしだって評判だよ」って言う。
その以前に、当の老人は「直ぐ隣のKさんが、病気の野菜をそのまま放っている」と文句を言っており、「農薬を使えば良いのに」とも言っていた。
つまり、病気の野菜に関するこの状況は、農薬を使わない派と、農薬を使う派の、どこの農園でももめている問題なのだ。
僕は農薬は一切使わない派で、旧農園で僕ともめた老人は農薬をせっせと使う派であった。
農薬を使う老人たちは、「政府が農薬の使用を認めているのだから、人間には害はない」と公言し、自身も信じ切っている。なかには、上向きに噴霧器、それも本職用の大きな噴霧器で農薬を散布し、農薬が自分に掛かっても物ともしない。それどころか、上にある葉に十分に農薬が掛かるようにと手で葉を広げてそこに散布している。時には、アブラムシをやっつけるために市販の殺虫用アース噴霧器を使っている。
かような状況は、生産性を第一とする、最近の農園参加者の傾向だ。更に問題は、彼らが農薬を多用することで、害虫が強くなり、しかも、害虫の天敵は簡単に絶滅することになり、更には、害虫達が農薬を使わない畑に集中することから、農薬を使わない畑は甚大な被害を蒙る状況になっている。
数年前までは、害虫の被害は耐えられる程度であったが、最近は農薬を使わぬ野菜はほぼ全滅との状況になり、僅かに残された野菜だけが我々の食料となっている。農薬使用派が要求するように、「害虫にやられたら農薬を使うか、農薬を使わないなら野菜そのものを処分せよ」との要求に応じるとすれば、農薬を使わないなら、全ての野菜を収穫ゼロで処分することになる。
このような状況で、新農園のSって老人は、どうやら、旧農園で僕ともめた老人と話をしたと思えた。更に、僕の旧農園が乱雑なのは、新農園を先ず整理せねばならないからであり、旧農園が閉鎖になることから、僕のエリヤ以外も、旧農園は多くの人のエリヤの手入れは行き届いていないのは当然のことなのだ。それにも拘わらず、僕の農園が乱雑だと告げ口したってことは、僕に特別の恨みがある者の告げ口であろうと想定でき、それなれば、新農園のS老人が話した相手は、あの老人だな、とも想定できた。
更に、そのような悪口を、悪口の対象なる当人に、ずけずけと言うなどとは、僕には理解不能な行為と思えた。しかも、そのような悪口に対して弁解するなんてことは事実上できないことなのだ。で、その時にはむかっとしたが黙って聞くだけにした。ただ、その後はできるだけ、そのS老人とは話をしないようにしていた。
それから暫くして、僕が新農園で幸運にも借りることができたことを知った旧農園の一人が言うには、「あそこで、Sって爺さんには気をつけろ。放送局だからな」とのことであった。
更に、新農園で作業していると、ちょっと知り合った新農園人が、「あのノッポとは話をしないほうがいいよ。知ったかぶりで自治会でも大事になったんだから」と忠告してくれた。まだ新農園に入ったところで、そんな新人に早速忠告するようでは、S老人の評判の方が心配されるではないか。
てなことで、S氏は、僕に劣らず評判が悪いことは確実の様であった。ただS氏のように、悪口の対象となっている本人にずけずけと言う人が居ないので、S氏本人は気づいていないのだろう。

約10日間の大阪拠点整備後、帰って翌日に旧農園と新農園の状況を調べた。旧農園では、去年でも虫がつかなかったダイコンに虫がついている。旧農園の農薬好きの老人(これは、僕ともめた老人ではないが、新農園のS氏の友人でもあるらしいから、僕の悪口をS氏に告げた一人かもしれない)の畑のダイコンは、農薬を十分に効かしているので、きれいなままである。
来年から、僕のダイコンには防虫ネットが必須である。
他方、新農園では、防虫ネットを多用したので、その中はきれいだが、防虫ネットを使わない所は虫食いで散々であった。これからの農園作業では、防虫ネットか農薬かの選択が必須となった。
でもとにかく、全ての畝の作物を、間引いて土寄せをしていると、新農園のS氏がやってきた。忙しく作業している横に立って、あれこれと話しかけてくる。その会話の中で、我が新農園の中に勝手に生えていたハグラウリ、これは、最初はズッキーニと思っていて、その後、へたがあるので再調査してハグラウリであったことが判ったものだが、その発見経過と名称の面白さを披露したくてそのことを話すと、S氏は僕の意図とは関係なく、あたかも鬼の首を取ったかのように突然声を荒げて、
「だから、僕は最初から、うりだと言っていたんだ。それなのにズッキーニだと主張して、そんなことだから、皆の信用を無くすんだよ」と言った。なぜその程度のことが僕の信用問題になるのか判らないのだが、彼の言うことを総合すると、僕は、住宅内で、「評判が悪くて信用を失った男」ってことになる。このような非難はたまらないのだが、これに対して証拠を挙げて弁解することは、ほぼ不可能であろう。そのせいもあってS氏の言葉で僕は多いに腹がたってきた。
で、「向こうへ行け。ボケ」と答えた。僕は下を向いたまま言ったので、S氏の様子は判らなかったのだが、大いにショックを受けたようで、一瞬黙った。そこで、再度、「向こうへ行け!ボケ」と言うと、「年寄りだから・・・」と言って去って行った。恐らく、僕が年寄りだから大目に見るって意味だろうか。僕も、S氏を、年寄りだから大目にみるべきだったのだろうか。
S氏は去ったので、ポット育ての玉ねぎをポットから出して仮植えして、カバーを掛けて、作業を終えた。
その後、家に帰り、その時のS氏の態度、それに、僕の失態(ズッキーニだと思っていたのが失態だろうか?そもそもS氏は、そのウリが何かも把握できなかったのだ)についてあれこれ考えてみたが、そもそもS氏は僕の名前さえ知らない筈なのに、僕の評判や、それに僕の信用性について、いったい何人の住民に聞くことができたと言うのだ。つまり、僕の名前を挙げることもできないのに、僕への評価を問える筈もない。つまり、S氏が聞けたのは、僕ともめた1人、多くても、農薬に着いての意見が違う1人を加えて2人だけだろう。それにも拘わらずのの評価を一般化してあのような責め方をしたのか、何故そのように責める根拠がどこにあるのかと、理解できないままである。

それにしても、僕も含めて、困った老人たちです。

このSさんの言動から、僕の住友重機械時代の、性格の悪いと評判の上司を思い出した。そのような上司は、そのセクションの天皇と称されることが多く、概ね出世するのだが、彼等も、Sさんと同様に、弁解しようのない事柄で部下を責める。しかも、これと目をつけた部下を徹底的に攻撃しだすって傾向がある。新居浜でこのような上司に攻撃されて自殺したと噂される男もいた。その男はとても仕事は出来るのだが、狡さが無いこと、真面目であることから、攻撃の対象としては恰好の的だったのだろう。僕も大阪ではかような性格の上司ににらまれて、徹底的に攻撃されたが、完全に跳ね返して仕事を完遂した。彼らは概ね仕事は無能で臆病なので決断ができないこともあり、それに、仕事を遅らせてその責任をプロジェクトリーダーに押し付けようとする。遣り方は簡単だ。提出されてきた承認を要する図面にあれこれと難癖をつけて製造部署に回せないようにして仕事を遅らせるとか、工事方針に難癖をつけて工事を遅らせるとかである。彼らは仕事を遅らせてトラブルを起こさせて、これを責めることすらいとわないって性格で、それに加えて、元々、慎重で臆病だから、明確にこうせよとの指示を出すこともできないことも一因となっている。
かような嫌がらせに対して、例えば、図面の出図が致命的に遅れるようであれば、日曜日に出勤してその上司のハンコを膨大な量の図面に押してしまい、製造部署に出図してしまうとか、工事であれば、先にどうなるかを予測して全ての準備作業を完了しておくとかの対策が出来る。
東京時代にも性格の悪いと評判の上司(新居浜で自殺者を出したと噂された男が栄転してきた)ににらまれたことがあったが、これも、仕事の方向についてグジグジと責められている間に、裏では仕事の段取りを済ませ、更には実行して仕事の実績を上げてしまえば良いので、グジグジ言われる鬱陶しさを我慢するだけだった。要するに、意地の悪い上司は決して責任を取らないってことを前提として、裏で仕事を好きなように推進しておくことが必要なのだ。
住重にはかような上司が多かった。有能でも性格が良い上司は概ね出世しないので、出世するには、性格の悪い上司と仲良くなるのが必須である。と言うことで、僕も出世できなかったわけだ。
弁解ができないことがらで他者を非難するって傾向からすると、新農園のS氏もどうやら同様の性格と思えるが、もう新農園では出世も左遷も関係ないのだから、好きなように言わせてもらうのが精神衛生上望ましいだろう。
性格の悪い上司は、概ね、反論しがたい事項でけちをつける傾向があり、S氏の非難内容と似通ってることから、昔の上司のことを思い出したのだ。話はかなり横道にそれてしまった。

さて、他の人は、「お前は町内で評判が悪くて信用を無くしている」と言われたら、怒るのだろうか、それとも、「まぁそう言わんと」と返すのだろうか。
でも、S氏は、「まぁそう言わんと」と返されたら、それで笑い返すどころか、更に押さえつける言葉を吐きそうな気がする。だから、「ぼけ!」と言うのが正解だったろうと考える。さて今後はどうなってゆくのでしょうか。

ところで、旧農園で僕の悪口を言ったと思える二人の農園を掲載しよう。
1人は、建物の日影でも見事に作物を実らせる人で、何故か、大根を畑いっぱいに育てている。
この写真の他にもう一区画も大根がいっぱいって、たぶんどっかに売ってるのじゃないでしょうか。
だから、農薬をせっせと使って、きれいな大根を育てています。なお、日影部分なので、借り賃は通常の半分で年間5千円とのことです。
 もう一人の農園は、僕の畑の向こうに見えるビニールハウスとその周辺です。貸農園でかような建物や架台を設けるなんて、ちょっとルール違反では、と思えますが、かような区画を2区画に、それぞれ一棟設けています。しかも、畝は頑丈な木で囲うってこりかたです。
が、貸農園の閉鎖で、全てが撤去となるわけです。この人も農薬はばんばん使っています。それに、他の人の畑の病虫害の放置が我慢ならんようです。
ってことで、2人とも農薬はふんだんに使っています。おふたりとバイバイできるのが嬉しいのですが、新農園でもやっかいなお人がいますわい。でも気にしないで励みます。
 
しかし、新農園のSさんは、ちょっとタイプが違ったようだ。僕が「ぼけ」と言ったのに、再び話しかけてきた。どうやら、根に持たないか、それとも、聞き流すか、更には、淫靡に根に持つか、のいずれからしい。それなれば、こちらも気楽に言いたい放題で付き合えばよいのだろう。案外、そのほうがお互いに良いのかもしれない。ただ、他の人や自治会についての話題は、避けるか、それとも批判は一切しないことが前提だ。
結果はまた記載する。