2015年2月6日金曜日

自転車の内装変速機にグリース給脂 を久しぶりにした。

先ずは参考文献です。
http://www11.plala.or.jp/taka-lab/20050424-bicycle-disassemble/bicycle-disassemble.html
http://www.geocities.jp/taka_laboratory_3/20070714-Inter-3/Inter-3.html
この人のは、ベアリングまでばらばらに分解していますが、そこまで分解の必要はありません。
軸と遊星ギヤー部分が一体になったユニット状況で、スポッと抜けます。その状態で洗浄して給脂すればほぼ大丈夫です。(内装変速機ユニットと称される部分です)
薄いスパナは100均の自転車のところに売っています。ペグスパナとか板スパナと称されていて、
いろんな対応ネジサイズが一体になったものもあります。
http://www.geocities.jp/taka_laboratory_3/20080330-Bicycle-Tool/Bicycle-Tool.html#TL-FC21

1月中旬に自転車のペタルが極端に重くなった。この現象は変速機内のグリース切れだと思う。かなり昔に給脂することで修理・解決したことがあった。が、変速機の分解にかなり苦労した記憶があり、修理をするのがとても億劫であった。そのため、今回、その故障後はどこに行くにも足で歩いていった。が、2月中旬には西千葉税務署まで確定申告に行かねばならない。その税務署まではかなりの距離があるので、歩いて行くにはかなり遠い。そこで、やむお得ず修理をすることにした。
本日修理に着手したが結局一日がかりとなった。実は、分解そのものはとても簡単なのだ。一度やれば、2度目は半日も掛からない仕事なのだが、部品が多くて、再組立てで、どのボルトをどこに、どの部品をどの順番で、と、迷ったり、失敗したりするので時間が掛かるのだ。あげくの果てに、組み立てを終わってからナットが一個残っているのでこれはどうするか、と困った。とにかく後輪を回してみようとしたら、車輪がぶれていることが判った。ブレーキ本体の押さえナットを付け忘れていたのだ。再びばらしてナットを付け、再度車輪を回すと車輪全体が振動するようだ。ブレーキと反対側のナットの締めが弱く車軸上で車輪が移動するのだ。そこでナットを締め付けた。そのナットは部品の間のナットだったが、薄いスパナで締め付けることができた。そこはダブルナットで、二つのナットを相互に締め付けることで、ナット位置を保持する方式の部分なので、変速機側に締め付けるだけでは駄目なのだが、それでも、まぁ不幸中の幸いであった。さらに、修理前には走行の振動でスタンドが下がるって不調があったが、これもナットの締め付けで解決することも判った。これもまた、不幸中の幸いと言えるだろう。
こんな経過で、変速機の分解と組み立てについては、玄人並になったのだが、次の機会はずっと先のことなのでまた忘れるだろう。ただ、グリースの適量なるものが判らないので、その点が不安だが、今の時点では分解の方法が十分に理解できているので、再給脂については心配ない。

ずっと先になって分解するときは、ちゃんと構造をメモ取りしながらやれば、どうってことないだろう。と、これが、今回の教訓だ。(でも、締付の要点が判るとメモも必要はないようだ)

翌日、生協に自転車で行ったが、自転車の調子は好調だ。グリースの入れ具合がよく判らんって、そんな構造なのだが、当分は大丈夫そうだ。税務署にも無事に行けた。

分解に際しては、ナットやワッシャの配置順番と取付方法が重要で、例えば、ベヤリング抑えはその方向についていて、抑えが強すぎてはいけない。つまり、軸は車輪の回転とは独立していないと駄目だから、ブレーキとか変速機を軸のナットが強く押さえつけると軸との自由度が維持できなくなる。つまり、ベヤリング抑えナットは、ブレーキとか変速機本体を締めることなく、別のナットと締め合うようになっている。これらの状況を認識しながら分解・組み立てすべきだ。(その後の経験で、軸の固定は、両側のサドルを締め付けるナットで固定すれば良いのだ)
これに注意して分解して行けば良い。
この資料はとても役に立つ。
http://www.geocities.jp/taka_laboratory_3/20070714-Inter-3/Inter-3.html

特に重要なことは、分解に際しては、変速機の反ブレーキ側で軸と変速機を分解することは難しく、そもそも給油に際しては、軸と変速機を分解するまでの必要はない、とのことを理解すべきとのことだ。つまり、車輪から変速機を外すには、ブレーキを軸から外してブレーキ側のナット押さえを外せば、変速機から軸はブレーキとは反対側に抜けるので、その状態で給油すれば良いのだ。
また組み立てに際しては、変速機を両側から締め付けず、変速機の位置決めは、変速機の両側で軸を本体サドルに止めるナットをサドルの両側から締め付けることで、変速機はある程度自由な状態にすることが重要だってことだ。

なお、現在の僕の自転車は、何とか乗れる状態だが、後輪は向かって左側(ブレーキ側)に傾いている。先端が車体にこすって、その抵抗で走行不能になって気づいた。スプロケットの引張装置は右側なので、これの引き過ぎではない。そこで、ブレーキ側ナットを緩めて軸を前に移動した。つまりタイヤを向かって右側に傾けてこすりを逃がした。これで走行できるが、ナットとかの取り付け位置を間違えた結果かもしれない。じっくりと考える。