2013年10月23日水曜日

アンコールワットと何となく大阪へ(4)

最近は旅の前になるといつも、気持ちがブルーになる。常に僕の計画は完璧に近いのだが、それでもブルーになるのはなぜだろうか。恐らくそれは、生まれつき臆病であることと、常に先のことを考える性格によると思える。ただ、幸いなことに、その旅に一歩足を前に進めた時点からは、そのブルーな感情は消えて気分は緊張と高揚の状態になる。と言うことで今回も面白く旅を終えることができた。

暑いマレーシャから帰って、まだ五日、帰国日はありがたいことに寒さが和らいだが、再び厳しい寒さになったものの、今日は日差しが暖かく、僕の借りている貸農園も、土の香りは春で、農園の手入れの時期になってしまった。
昨日昼に中国東方航空のWebPageを覗き、11月のSeamriap往復が20400円となっているのに気付いた。大阪松原の旧友宅に電話して日にちを確認し、旧友のパスポートコピーもFAXで送ってもらい、2人分の購入手続きを開始した。が、3万円程度でしょうと言っていたのが、実際には45,000円になった。再度連絡してこの金額で了解を得て、手配を完了した。関空発11amで現地着9時半、帰路は夜発で日本には翌日昼ごろに着く。まぁ悪くはない日程だ。
かくして11月に関空から、ほぼ1週間を滞在することにした。具体的な計画はゆっくりとできる。
(以上は2月に書いた文です)

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月末にホテルと接触し、送迎を頼んだ。このホテルは前回も泊まった施設が良く、朝食のおいしいホテルだ。
http://www.tripadvisor.jp/Hotel_Review-g297390-d2299132-Reviews-Wooden_Angkor_Hotel-Siem_Reap_Siem_Reap_Province.html

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月初にタケオにTUKTUKでのツアー予約のアレンジを頼んだ。
その後の経過は下記の通りである。
タケオからの返信は、現地での打ち合わせで決めましょう、とのことであった。まぁいいか、とも考えたが、Siamreap着は夜遅く、翌日の打ち合わせでは時間が無駄になる。そこで、ホテルに頼んだら、アンコールワットGrandCircle2日間、地雷博物館とトレンサップ湖1日、早朝のアンコールワット等を入れて3日間Tuktuk53ドルであった。(実際の請求は55ドルだったが、面倒なので55ドルを払った。たった2ドルの事だが、これは良くない傾向だ)
航空代金 44.300円 ホテル代金(5泊 朝食、空港送迎込)13,488円 TuktukTour55ドル、大阪までバス3,720円、帰路関空大阪JETSTAR5,440円これにアンコールワット地区パス3日間40ドルとなる。ドルを500ドル(52,000円)で交換したが、恐らくかなりのドルが余るだろう。
今のところ、交換したドルも含めて109,788円となり、どれだけドルが余るかだ。東南アジア旅行は、大体10万円/1回が通常のようだ。アンコールワットの旅行もここに追記する。
大阪の拠点で、例の地デジ化に伴う共同アンテナの通信会社化(実際にはどうかは判らないが、共同アンテナラインまたはシステムが、あたかもケーブル会社で所有されてしまい、それが嫌ならTVの受信、プロバイダー機能、電話機能をまとめてケーブル会社と契約しろとの現象)が起こり、非契約者の光ケーブルを撤去するとの連絡が来たので、ベランダアンテナ(約5,700円)を設置するのだ。この件の計画は別の投稿で詳しく記載している。同時に、5Cケーブル10mもの、F型接栓、襖紙とかの補修部品も持参するが、アンテナとは別に、大容量30L給湯機 約8,900円、簡易型便器 約4,000円も大阪着で手配した。
給湯機は、通常、大阪到着が遅くなりガスの開栓(電気や水とは違い開栓に立会わねばならない)が出来ない時や、短期間の滞在で、ガス開栓を頼みつらい時には、これを使って給湯や風呂暖房をするために買った。簡易型便器は、拠点のトイレ便座が小さくて、通常のウオッシュレットでは大きすぎるので、これを試そうと考えたのだ。
拠点の整備に金も掛かるが、色んな苦難を越えるとか計画することは、何となく楽しいものだ。僕は苦難を求めるタイプでは無い、と言うか、苦難が掛からないようにと逃げるタイプだが、降りかかった苦難は容易に解決する能力があるようだ。だから初めから苦難を目指せばもっと成功できたかもしれない。かようなことは歳を経て漸く判ることなのだろう。
大阪へは、昼間青春バス(座席4列)なので安かった。が、八重洲1010分発、東名なので景色は良さそうだ。中央道よりも乗車時間も短いが、中央道とは違い到着は京都烏丸側になる。
東西線が遅れ、さらに、八重洲口のバスセンター配置が大幅に変わり戸惑ったが、時間の余裕を見ていたので問題はなかった。更に、東名の集中工事期間で、結局は30分も遅れた。しかし、乗車率は50%程度で、2人席を一人で座れた。残念なことに、天気予報が外れ、中部、関西地区も雨でバス旅行景観はよろしくなかった。京都烏丸口で降り国鉄、京阪を経て枚方公園には7時半ごろで、夕食の食材を近所のスーパーで購入した。こんなことなら、夕食分の食材を自宅から持参が良いのかもしれない。
大阪での滞在で、まずは、ベランダアンテナだが、電波が強いのか、ベランダに置くまでもなく、1Fの室内でも問題なく受信した。これなら、もっと安価なアンテナでもよかったかもです。ただ、枚方局ではサンテレビを扱っていないのか、サンテレビは受信できなかった。
ケーブルTV業者が、共同アンテナを横取りする件では、千葉の我が家の自治会の人々は、業者の言うことに唯々諾々としているが、枚方の団地ではそうではないらしい。皆さんは各自工夫してケーブルTV業者の言いなりにはならないようにしている。さすが、大阪人!
更に、これは一緒に旅した河内松原の友人の話だが、彼の自治会で彼も役員をしていて、この件では自治会の反対で、今は、共同アンテナ方式の地デジ分は無料を維持させたとのことであった。つまり、本件は自治体の役員が本気になれば住人の権利を守ることは可能なようだ。
次いで、給湯器で風呂の湯を供給しようとした件だが、30Lの給湯器では無理があるようだ。考えれば当然のことだ。が、給湯温度を最初は90度としても、半分程度を使い、そのあとは50度程度に設定することで、風呂への供給量を早く、多くする工夫を考えるべきだろう。実際にこの方法で風呂に入ることができた。
簡易ウオッシュレットは、配管系や寸法を調べて次回の課題とする。
天井の雨漏りはどうやら防止できたようだ。と言うか、屋根の塗り替え、瓦開も成功したと言える。壁塗りが必要になってもやり遂げる自信はある、というか、自宅での実績があるから大丈夫だ。
なお、風呂の水栓は、部品取替えでなく、水栓セットごとの取換で水漏れは治った。
と、完璧でなくとも、拠点の改善はまぁまぁであったと思う。
簡易トイレは次の課題としたが、配管部品は準備しようと考えた。
塗料や部品を買うのに枚方公園から枚方大橋を越えて高槻に入り、コーナンで購入だ。今回だけで3往復した。
配管としては、温水配管はあきらめて、通常のウオッシュレットの水配管に、付属のPT1/2の接続部品を2個続けて並べ、それぞれのホース口から配管を座につなげばよい。この座は、便座の間に挟むタイプだが、その便座が、わが拠点の便器が小さくて手に入らないのだ。便器さえ大きければ通常のウオシュレットを取り付ければ全て終わりなのだが、そんな事情でややこしい作業になっている。小さな便座としては、INAXから暖房だけを考えた暖房便座が使えそうだ。
http://www.amazon.co.jp/%E6%A5%AD%E5%8B%99%E7%94%A8%E7%B5%A6%E6%B9%AF%E5%99%A8-%E9%A3%9F%E5%A0%82%E7%AD%89-%E3%82%B9%E3%83%86%E3%83%B3%E3%83%AC%E3%82%B9%E8%A3%BD-%E3%82%BF%E3%83%B3%E3%82%AF%E5%AE%B9%E9%87%8F30L-GB-W15A2/dp/B00BNN5D8M

http://www.amazon.co.jp/FS-%E9%9B%BB%E6%BA%90%E4%B8%8D%E8%A6%81%EF%BC%81%E3%83%88%E3%82%A4%E3%83%AC%E3%81%AB%E8%A8%AD%E7%BD%AE%E3%81%A7%E3%81%8D%E3%82%8B%E7%B0%A1%E6%98%93%E3%81%8A%E3%81%97%E3%82%8A%E6%B4%97%E6%B5%84%E5%99%A8%EF%BC%81%E2%97%87FS-AB5000/dp/B007VL9K9S/ref=sr_1_3?ie=UTF8&qid=1383184010&sr=8-3&keywords=%E7%B0%A1%E6%98%93%E3%82%A6%E3%82%A9%E3%83%83%E3%82%B7%E3%83%A5%E3%83%AC%E3%83%83%E3%83%88

簡易ウオッシュレットの水供給部を組み立て、コーナンで買ったガス用キャップも組み込んだが、キャップ部で水漏れが起った。やはり水用でないと駄目らしい。ガス用はねじがあらく、おそらくシール材を塗布して漏れを止めるのだろう。やはり水の方が密封性を要求されるのだ。部品を帰ってから調達だ。それと、暖房便座の手配だ。
帰国後調べたところ、水配管で、呼び系13と20は、それぞれPSPT1/23/4に相当する。インチ当たりネジ数は共に14で、ネジ山角度は共に55度、ネジ外径は夫々20.95526.441は、水道管とJIS管用平行ネジPF、テーパネジPTで一致する。大学で水力講座に所属していたが、水道配管を自分でするとは考えなかったのだ。
とにかく、水道配管で13のキャップを買えば良いのだ。帰国後Royalで399円で買い、家に残っていた年賀状用ゴム板でパッキンを作った。
http://www.rakuten.ne.jp/gold/suidou/html/sunpou_neji.htm
トイレのカバーは、普通便座は、KAKDAI 233-815ってのが、3,980円、暖房便座はPW9071-1 5,980円であった。PW9071-1とはNETでは検索できないが、前割暖房便座で調べると共栄水栓って会社らしい。帰国後Royalで調べると価格は5,990円であったが、寸法をチェック出来た。寸法は適切と思える。
http://www.amazon.co.jp/s/?ie=UTF8&keywords=%E5%89%8D%E5%89%B2%E4%BE%BF%E5%BA%A7&tag=yahhyd-22&index=aps&jp-ad-ap=0&hvadid=32731377128&hvdev=c&ref=pd_sl_22b3fed52_b
明日はアンコールワットに出発だ。
関空発13:40で、片側3席の両端を予約したが、中央には客がおらずゆったりできた。上海でのトランジットはTransferCounterを通過して簡単にできた。が、東方航空の常として夕方の便は遅れる傾向があるが、その傾向通りに出発が遅れ、3度もゲートが変わり、結局1時間以上は遅れてSiemReapに着いた。しかし上海で待つ間に、広島在住でボランティアに行くとの女子大生といろんな話をできて楽しかった。SiemReapへの飛行機では、片側3列の席の、窓側と通路側の我々の間に、色浅黒い外国人の如き青年が座り窮屈であったが、離陸して直ぐに青年が日本語のガイドブックを開いたので、日本人と判った。その彼と彼の経験やら今回の旅行の話をいろいろと出来て楽しかった。窮屈でも楽しく出来るって、旅は道ずれって本当に大切な言葉だと思った。彼も一緒に空港のArrivalVisa取得をしたが、VISA取得者は少なく、簡単にVisaを取得できた。なお、入国審査の係員がチップを要求したが、これは拒絶した。青年は預け荷物がなくVISA取得後に別れたが、彼は自転車で観光していて、アンコールワットの西側参道で一度出会った。荷物を受取り外に出ると、僕の名前を書いた紙を持つ運転手が来ていて無事にホテルに着いた。送迎車はTuktukで運転手はBuroと言う。部屋は一階で広く清潔で、お湯は問題なく出た。テレビは7チャンネルがNHKであった。込の朝食は6時半から10時で、とってもおいしい。ってことで何の問題もなく楽しい生活を過ごせた。初日と2日目でGrandCircleを観光し、2日目は早朝アンコールワットサンライズを楽しんだ。
なお、2日目から運転手が変わり、Krin  krakkrin@gmail.com となった。
彼もなかなか有能な男だ。
3
日目は地雷博物館、トレンサップ湖のクルーズを楽しんだ。また、アブサラ踊りディナーをアンコールモンディアルで楽しんだ。クルーズもアブサラも、Tukutuk tour中にkrinが手配所に連れていってくれた。クルーズは20ドル、アブサラディナーは12ドルであった。クルーズは一隻のボートに二人乗りで、運転手とガイドが付いていた。乗る前にKRINが、「食べ物を買えといっても買うな」と教えてくれたが、何故食べ物を買わねばならんのかと言っている意味が判らなかった。結局、この件は、ガイドが湖上孤児院の話をはじめて、孤児院への寄付に50ドルの米を買って孤児院に持って行け、とアドバイスすることであった。が、勿論断り、湖上の展望台での夕日鑑賞と、そこに設けられたワニの生けすを鑑賞した。が、孤児院については寄付をしたいので、金が孤児院に行くかどうかはわからないが10ドルを提供した。が、どうやら2人の懐に入ったもようだ。
3日目は入場券の提示は不要であったので、4日目は3日間有効40ドル券の残り一日を使い、アンコールトム南門、プノンパキムのサンセットを見に行ったが、あいにく夕方からスコールが始まったので、ここのサンセットは見れなかった。
なお、午前中にオールドマーケットとカルチャービラッジも訪れた。
観光地では食事は一人10ドル、街中で一人6ドル、オールドマーケットでは3ドルが大体の相場であった。タケオ食堂の食事はボリュームがあっておいしい。
ラッキーモール周辺にはスーパーとかコンビニがあって、果物やインスタントの購入に困ることはない。
なお、ツアー金額は3日間で、入場料40ドル、Tuktuk費用55ドルであった。
オールドマーケットでは、J-AXISの電池入替を1ドル(電池費用別)でしてくれたし、電工用+-ドライバー2個を4ドルで手に入れた。(帰国後ジョイフル本田で、電工用ドライバー2個で396円を見つけた時はちょっとがっかりした)白コショウ、RoseTea、などを購入し、ショッピングセンターでも紅茶や赤コショウ、黒コショウを追加購入した。ショッピングセンターの日本語巧みな30歳代の女性は派手な容貌の美人で、彼女のせいもあって、ちょっと買い過ぎたかな。
あれやこれやで、$300程度を使った(残念ながら詳しくチェックしなかった)ので、30,000円程度であった。航空費45,000円+宿泊費13,500円+300ドル分30,000円=85,500円が今回の所要費用であった。
帰路のフライトは時間的には順調であったが、往路と異なり、荷物は上海スルーでは関空に行かなかった。搭乗券も上海までしか発行されなかった。仕方なく、上海では入国審査を通過し荷物取り場に行った。荷物取り場の横にTransfercounterがあり、ここでかなり待ったが係員は来ず、聞くと、Transfer職員は来ないらしい。仕方なく出口に向かい2階に上がってチェックインをした。関空への便は出発は1時間遅れたら、関空には30分遅れで到着した。関空からはJetstarで成田に戻り家に帰った。
かように今回の旅行はトラブルなく順調に終えた。いつもは激しい旅行便秘も簡単に収まり、順調な旅であった。特に、朝食のおいしい旅は楽しいものだ。
ただひとつ、今回の旅で遺憾な点は、航空機の座席予約をしていたにも拘わらず、帰路のSiemReapから上海便の席が、JKをKLに変更されていて、そのことに気付かず機内で杖を持った若い男に通路側に追いやられた。上海で男は杖をつきながら降りたのだが、階段のところでは杖なしで降りていった。確実に身障者を演じていたのだ。誰が我々の指定席を変更したのか興味あるが、真実を突き止めることは出来ない。かような変更は実に不愉快だが、チェックインの時には必ず席を確認すべきとの教訓となった。

ところで今回の旅行で得た最高の利益は、たまたま再会した小学校の友人、その友人と一緒に行ったので、その彼が小学校時代以上のハリキリ人生観で、彼の人生を送ったらしいことを知ったことだ。一緒に居ると、彼のハリキリ姿勢に喚起されると言うか、元気をもらえることが楽しかった。彼と話していると、僕もがんばらにゃと思えるのだ。と言うことで、観光だけではなく、得られることの多い旅であった。

2013年10月19日土曜日

福島第一の現状とそれから思うこと、それに東電職員の住民を残して逃亡のこと。

先ずは、福島第一の現状だが、最近のニュース抜粋は次の通りだが、日々ニュースの内容は悪化を示している。更に、タンクの中の汚染水濃度はリッター当たり億ベクレルレベルだとも報じられている。
この現状に対して、東電は、ベータ線が主だから危険性は少ないと報じ、国民の殆どは東電の報告を信じ切っている。が、例えば、この水に触れるとか、まして、飲んだりしたら、とてつもないことになるってことを、東電の一部の人や原発科学者にしか理解されておらず、これを報道することや公言することは、風評とされているようだ。

観測用井戸から過去最高40万ベクレル検出
日本テレビ系(NNN) 10月18日(金)16時31分配信
福島第一原発で、300トンの汚染水が漏れたタンクの近くに掘った観測用井戸の地下水から、
これまでで最も高い1リットルあたり40万ベクレルの放射性物質が検出された。
東京電力によると今年8月、高濃度の汚染水約300トンが漏れたタンクの周りに掘った観測用の井戸から、
17日に採取した地下水を分析したところ、ストロンチウムなどを含む放射性物質が1リットルあたり40万ベクレル検出されたという。
これは、16日から6500倍以上に急上昇していて、これまでで最も高い値だという。
また、海へとつながる近くの排水溝からも、過去最高の3万4000ベクレルが検出された。

トリチウム79万ベクレル=漏出タンク北の井戸水―福島第1
時事通信 10月18日(金)19時10分配信
東京電力は18日、福島第1原発で放射能汚染水300トンが漏れたタンク北側の観測井戸から、
1リットル当たり79万ベクレルのトリチウムが検出されたと発表した。
前回の測定から3倍以上に上昇した。
この井戸では、ストロンチウムなどベータ線を出す放射性物質が同40万ベクレル検出されている。
(40万ベクレルとは、先の報道の数値でしょうね。それが79万に増えたって理解してますと、書いたが、実際は、それぞれ別のことで、両方合わせると、119万ベクレルらしい。東電は、どうやら、国民を驚かせないようにと気を使って、別々に報告しているようだ)

タンク堰内雨水 過去最高51万ベクレル
産経新聞 10月24日(木)7時55分配信
東京電力福島第1原発の「H4」と呼ばれる地上タンク群から約300トンの汚染水が漏洩(ろうえい)した問題で、東電は23日、タンク堰(せき)内で20日に採取した雨水から、
ストロンチウムなどベータ線を出す放射性物質を1リットル当たり51万ベクレル検出したと発表した。
堰内のたまり水としては過去最高の値で、極めて高い汚染が確認された。
堰内で22日に採取した水では同28万ベクレルに下がっていた。

原因は調査中だが、東電は「タンク内の水はさらに高濃度なので、新たな漏洩ではない」としている。タンク近くの観測用井戸で17日に採取した地下水から、同じ放射性物質が同40万ベクレルで検出され、分析のため堰内の雨水を測定した。

今回の地震後の事故、も、その後の事態の悪化も、レベルとしては、東電が適切な処理をしておれば、容易に防げた筈だと、今でも僕は考えているが、この事態の推移をみると、今回は幸運でかような程度で収まったのだが、それでも、その後の経過からも、原子力が人の手に余る代物ではないかと思うようになった。
今回の事態の推移も明らかに、対処が全く誤っているために事態は悪化を続けているとは思うのだが、それが、日本の原子力技術を指導する人々や科学者の、せいぜいの実力であること、つまり、政府にその対処が委ねられても、事態の改善にはそれほど期待出来そうにも無いこと、それに、今回の事故より、もう少しでも悪い事態、例えば、地震震度や津波がもっと酷いとかの事態が発生すれば、もう手のつけようがなく、日本は滅びたであろうことは容易に推測できる。

であれば、原子力には手を出さないことが人類にとっては最善のことだと結論できる。
しかし、我が国指導者達の事態の把握の甘さと言うか、指導者としての感性の低さからすると、原子力をやめることは有り得ない、むしろ、原発は後進国へと、どんどんと広がりつつある状況からすると、いずれは大事故を起こし、人類が滅ぶ可能性が高い。まぁ、いずれ滅びるのは確実だから、どうでもいいや、とも思う。

かようなSF的発想は、原発事故後の、あのSF的な混乱を目撃した人間からすれば、何ら有り得ないことではないのだ。あの状況を経験しながらも、そのような発想には至らない人間が殆どではあるが、これこそ感性の不足そのものなのだ。

ところで、日本の科学者の特にその組織的な行動は実に愚かな方向に向かう傾向があるようだ。
身近な例として挙げれば、トンネルの排気床の崩壊もそうだが、ケミカルアンカーで常時負荷物を、テンションで支持するなんて、常識的には有り得ない。そんな愚かな設計を誰1人として責めない社会そのものが異常なのだが、これが日本の現実なのだろう。原発事故においても、結局は誰もその愚かな設計なり施工を責められることはなかった。これもまた、宇宙や地球の長い歴史からすればどうでも良いことなのだろう。

もう日本の政治家や科学者も体制側の連中には何もできないとして、僕自身の方策は、って聞かれたら、確実な方法は、発電所を囲む丘の更に向こうに、発電所を囲む巨大な谷を掘って、地下水を完全にバイパスさせることだろうと考える。その上で冷却方法を考えれば良いのだ。
が、広瀬隆はもっと恐ろしい状況だと述べている。
http://kiikochan.blog136.fc2.com/blog-entry-3292.html
僕は関空建設に携わったことがあるだけ、彼よりは、日本の土木工事の凄さを知っていると思うがどうだろうか。
まぁ、どうでもいいか。

ところで、
9月中旬から10月初め、国が発注主体となり、福島第1原発の汚染水処理対策事業で2件の入札が行われた。
地下水の海洋流出を防ぐ凍土壁と高性能多核種除去設備の技術実証事業で、凍土壁では唯一応募した「東京電力・鹿島」、
除去設備は14件の応募があったが、「東電・東芝・日立GEニュークリア・エナジー」の技術が採択された。 
気になるのは、いずれの案件にも東電が入っている点。

なるほど、東京電力は、これで儲けるってことか。
ふざけるな!
入札する、いかなるメーカーに対しても、東電は全面的に協力する、のが前提であって、どこかの業者と組んで入札するなんて考えられない。日本の社会ってもう本当に腐っているようだ。

今頃になって、こんな恥ずかしいことが報道された。韓国のフェリー事故を笑っておれないです。東電の皆さんが、地元の人々を放っておいて逃げたんですよ。

福島第一の原発職員、命令違反し撤退 吉田調書で判明

朝日新聞デジタル 5月20日(火)3時0分配信
 東京電力福島第一原発所長で事故対応の責任者だった吉田昌郎(まさお)氏(2013年死去)が、政府事故調査・検証委員会の調べに答えた「聴取結果書」(吉田調書)を朝日新聞は入手した。それによると、東日本大震災4日後の11年3月15日朝、第一原発にいた所員の9割にあたる約650人が吉田氏の待機命令に違反し、10キロ南の福島第二原発へ撤退していた。その後、放射線量は急上昇しており、事故対応が不十分になった可能性がある。東電はこの命令違反による現場離脱を3年以上伏せてきた。

■所員9割、震災4日後に福島第二へ

 吉田調書や東電の内部資料によると、15日午前6時15分ごろ、吉田氏が指揮をとる第一原発免震重要棟2階の緊急時対策室に重大な報告が届いた。2号機方向から衝撃音がし、原子炉圧力抑制室の圧力がゼロになったというものだ。2号機の格納容器が破壊され、所員約720人が大量被曝(ひばく)するかもしれないという危機感に現場は包まれた。

 とはいえ、緊急時対策室内の放射線量はほとんど上昇していなかった。この時点で格納容器は破損していないと吉田氏は判断した。

 午前6時42分、吉田氏は前夜に想定した「第二原発への撤退」ではなく、「高線量の場所から一時退避し、すぐに現場に戻れる第一原発構内での待機」を社内のテレビ会議で命令した。「構内の線量の低いエリアで退避すること。その後異常でないことを確認できたら戻ってきてもらう」

 待機場所は「南側でも北側でも線量が落ち着いているところ」と調書には記録されている。安全を確認次第、現場に戻って事故対応を続けると決断したのだ。

 東電が12年に開示したテレビ会議の録画には、緊急時対策室で吉田氏の命令を聞く大勢の所員が映り、幹部社員の姿もあった。しかし、東電はこの場面を「録音していなかった」としており、吉田氏の命令内容はこれまで知ることができなかった。

 吉田氏の証言によると、所員の誰かが免震重要棟の前に用意されていたバスの運転手に「第二原発に行け」と指示し、午前7時ごろに出発したという。自家用車で移動した所員もいた。道路は震災で傷んでいた上、第二原発に出入りする際は防護服やマスクを着脱しなければならず、第一原発へ戻るにも時間がかかった。9割の所員がすぐに戻れない場所にいたのだ。

 その中には事故対応を指揮するはずのGM(グループマネジャー)と呼ばれる部課長級の社員もいた。過酷事故発生時に原子炉の運転や制御を支援するGMらの役割を定めた東電の内規に違反する可能性がある。

2013年10月5日土曜日

何でも安物を買うようになってしまった。それと枚方のベランダアンテナ、YKK戸車002の交換、それにパソコン

先日は、シエーバーの調子が悪くなり、ネットで調べて安いシェーバーを買った。
購入者の評価も悪くないのでどうだろうか。
1450円+送料250円だから、とてつもなく安い。
http://item.rakuten.co.jp/kenkocom/e316037h/
荷が着いて試したが、今の時点では好調だ。
以前にも書いたが、ブルーレイは20,000円で2番組同時録画だ。
一生懸命にネットを調べ、特に、評価は熱心に調べて購入する。
衣服は、近所のシマヤで購入だ。
いろんな物も、先ず100均に置いてないかを調べてから購入する。
かような生活って本当に良いのだろうか。
屋根や、壁の塗装は自分でやったし、今は太陽光発電も自分で遣ろうとしている。
できるかどうかは判らないが、敷地内の水道配管やガス配管も自分でやろうと計画している。

女房には馬鹿にされるし、自身も侘しく感じる時もあるのだが、他方、とても合理的だとも思う。
かような購入で、悪い結果になったのは、思いつかない。
ただ100均で余計な物を買ったなと思うことはあるが、それほどの金額では無い。
いや、一件だけあった。
大阪の拠点の蛇口の調子が悪かったのだが、
部品の取替で済まそうとしたが、どうやら、余りに古いので、部品の取替ではけりがつかない。
結局は、蛇口一体での取替が必要なようだ。
多分、5,000円程度は損したと思える。
当分は、この生活態度を続ける積りだ。
その結果は、このページに追記してゆこう。

リビングの天井照明の調子が悪い。2階の天井照明のカバーを痛めてしまった。
長崎屋で、5.5KW明るさ30W相当のLED電球550円、を見つけた。アイリスオオヤマMadeInChinaである。これを3個買って、風呂やトイレに取りつけた。
これらの不幸と発券をどう組み合わせて、どう解決するかが今の課題となった。
NETで調べると、LEDシーリングライト 『E-CORE(イー・コア) LEDH81124W-LD 
   価格 7,480() x 1() = 7,480() (税込)
8畳用があった。これは安そうだ、と購入手配した。
10月15日に着いたので、早速取りつけた。電工士の勉強のせいか、取付が注意深く上手になったように思える。前のよりひとまわり小さいが、明りを付けたところでは十分明るいとは思う。が夜を待って、ボス(奥さん)の言い分を聞かねばならない。
夜になって点灯したところ、ボスの了解が出てほっとした。
ところで、Joiful本田にも行ったがLEDシーリングライトがかなり安くなっているようだ。
大阪枚方のケーブルテレビ業者から電話があり、枚方の共同アンテナも地デジ化でケーブルテレビ業者の管理下になった、従ってTV受信も有料になる。若し契約しないなら、光ケーブルを外すと言ってきた。相も変わらず官民癒着である。大阪は八千代より厳しくケーブルを外すとのことだ。
そのため、ベランダアンテナを準備することになった。
今回は、ブースーター無しを試してみるが、電波には垂直偏波と水平偏波があるらしい。
調べると、本局は生駒山だが、中継局としては、生駒山(水平)で枚方には大阪TV用中継局があり、山の中には枚方尊延寺(垂直波)があるようだ。水平波で良いので、安いのを使える。と、UAH810を選んだ。枚方中継局は近いので、もっと安価な室内アンテナ程度で良いのかもしれないが、念のため、上記を選んだ。
取説はこれである。口コミも悪くない。
http://www.dxantenna.co.jp/product/degi_catch/pdf/UAH810_UAD1810.pdf#search='UAH810+%E5%8F%96%E6%89%B1%E8%AA%AC%E6%98%8E%E6%9B%B8'
これと、ケーブル、それに、F型接栓を買わねばならない。ケーブルはAmazonで、10m 1150円で売っているし、F型接栓は近所の長崎屋で210円/個で売っているし、Yahooではバラ物10個500円程度である。(結局後になって判ったが、バラ物を500円で買うのが最も経済的だろう)
最近はケーブルもS5CFBLと、L付のが出ていて、これに合う接栓もあるらしいが、良く判らないので従来品S5CFBケーブルと、普通のF型接栓を買うことにした。
ところが、19日にJyoiful本田に行ったら、ケーブル10mが、900円、F型接栓は2個組で280円だった。Jyoiful本田をなめんなよ!って気持ちだ。接栓は買っているので、ケーブルを買った。
ついでに、網戸用YKKの車輪を買ったが、2組で400円と高かった。
http://spc-corp.jp/ami-002.html
この交換は、網戸の車輪部側面にボルトが2本あるが、この上の方を抜くと、網戸の下桟がごそっと外れる。そこで、車輪が抜けるのだが、車輪左右の突起が引っ掛かって抜けぬので、隙間にカッターの刃を差し込んでぐりぐりと左右突起を切れば簡単に抜ける。新しい車輪を入れる時は溝をちょっと広げて入れ込み、金槌でトントンと押してゆけば、穴に突起が入り込む。

アンテナも見たが、これはNETの方が安いようだ。

ところで、アンテナを取り付けたらTVの選局手続きを再設定が必要かもしれない。かようなことに、日本国民は文句も言わずに唯々諾々と業者の言いなりになっている。それが理解できない。
ところで、何故、水平波と垂直波があるかだが、自分なりの考えでは、原則的には、水平波を使うのだが、例えば、ある基地からの電波が届きにくいエリアがあると、そのエリヤに別の中継局を設け、その中継局からの電波を垂直波とすることで、両方の基地からの電波を両方拾うことでのトラブルを無くすため、と想定する。合っているかどうかは判らないが納得できる推定だ。

ノートパソコンも4~5万円で買うようになった。10inch 程度だと、7~8万円するが、Officeのインストールされていない法人向けパソコンに、古いパソコンのOfficeをインストールすれば、安く買えることに気付いた。今回は、古いパソコン不調で、念のためにパソコンを買い、word2007を移した。
OSはWin8で、どうやら、Win8はタッチパネル方式のタブレット向けに作られているようで、使い買っては悪いが、サクサクと動くので気分は良い。これも、安もの買いが成功した一例だ。

2013年10月3日木曜日

今年の畑の成果

秋も後半になったが、八千代の今年は相対的に豊作の年であった。
暑さで参っていた、なすびや野菜も一気に息を吹き返した。
今年であれから3年目、
畑には、堆肥も鶏糞も一切いれず、例年はは埋め込む剪定枝や雑草は全て可燃ごみでだして、
畑の残留放射能を出来るだけ減らすことに専念した。
だから、畑には、出所の明らかな生ごみだけを入れて、それが唯一の肥料だ。
が、もうそろそろ良かろうと勝手に決めた。
今年の秋の雑草や剪定枝は全てすき込むこととした。
問題は堆肥や鶏糞だ。これらは放射能規制が全くなされておらず、
牛や鶏の体内で濃縮されて高濃度になっている筈だ。ただ輸入飼料だけを使っていれば安全と言えるが、わざわざ放射能を畑に入れることも無いだろう。
状況が明らかになるまで、鶏糞、牛糞の投入は、まだ辛抱する。

10月14日(月)兄弟会から帰り、畑に、キャベツの種と、グリーンピース(実取り、と、スナック)を撒いた。明日から雨が降るそうだ。続いて、タマネギの購入準備と植付け準備を開始する。
最近は、植付けの前に十分に水を補給しておくようにしている。また、乾燥期や寒期対策もマルチカバーや風除け柵を設けるようにしている。イチゴも乾期の損傷が大きいので、今年は風除けを試しに設ける予定だ。農業での工夫は本当に重要だ。例えば、今年もトウモロコシは順調だったが、毎年、受粉の時期には、手で水を掛けながらの受粉をしている。この受粉を工夫する効果がでているようだ。15日になり、大型の台風が来ることがあきらかになったので、種の細かいキャベツにはカバーを載せて石やペットボトルを重しに置いた。
夕方から雨が激しくなり、カバー掛けが正解だったと思えた。それに寒さも厳しくなり、ナスが枯れるものと思えた。今年は、秋口から、ナスの出来が良くなった。が、そろそろ気候的に限界だろう。

雨が余りにも強烈で、グリーンピースの畝は土も流されていた。かような豪雨は過去に経験しなかったように思う。これからは、畝にカバーするのを習慣にしなければならない。
とにかく、再び種を購入した。明日17日に種まきをやり直す。午前中にタマネギの苗も買うので、これも同時に植え付ける。

グリーンピースの種を買いに行ったら、「うすいのグリンピース」があった。関西では有名な品種だ。早速買ってまいた。タマネギは150本を植え付けた。しかし、内100本は苗が大きくてトウ立ちが心配だ。豪雨の後、カバーを取ったので、その後の長雨でか流されたと危惧したキャベツの芽も出た。後は、グリンピースの支えも終えた。後は風除けをいつの時期に設けるかだ。(10月25日記)