2021年1月27日水曜日

元厚生省技官 木村盛世氏は変わった人だ。それがマスコミ受けしている。

木村盛代氏が正しいのか、厚労省の遣り方が悪いのか、結局は木村氏の言うとおりになってしまった。

元厚生省技官木村盛代氏、昨年の新型コロナウイルス拡大初期に、木下容子の番組とかタケシの番組で、コロナウイルスを特別な病気とみなすべきではない、との観点から、
「クラスター調査は無駄だ。インフルエンザの時に同じような失敗をしている」とか
「PCR検査を増やすことも無駄だ。またPCR検査を増やし陽性者を把握すると医療崩壊を起こす」と主張し、
「基本は、放置して免疫者が多数になるのを待つより方法はない」とか
「経済を止めてはならないとの観点でも特別な対策は不要だ」
と主張していて、他のコメンテーターのその主張への反論には鼻であざ笑うかのような反論を続けていた。
これを見たのか、コメンテーターの木村太郎氏が、その後の大下容子の番組で「老人を見殺しにする気か」と極めて憤っていた。

最近の木村盛世氏の主張、特にコロナ患者を放置しておくとの主張は変わらないが、「老人への配慮が必要だ」とかに主張を変えてきた。老人の見殺しはさすがにまずいと気づいたようだ。また、重症者については治療すると発言している。ただ、インフルエンザの死亡率と対比して問題は無いとの見解は今も変わっていないようだ。
しかし、僕としてはやはり、この人は広い視野でみることの出来ない人だと思う。
彼女の他人事でないコメントを期待するのは、結局は、中傷レベルの新型コロナウイルスに罹れば良いと思う。かような意見を自分達のコメンテーターに選ぶマスコミ達もまた信用できる連中とは言えないだろう。

ところで、彼女の主張の内、参考になるコメントは、「インフルエンザと同様レベル」との主張で、その点で特に防疫対策としての個人的な防疫対策は、インフルエンザ対策と同程度であれば、伝染をかなり防げそうだとの感じが、最近の患者数の変化から見て取れる。夜寝る時には首にタオルを巻き、風邪に罹ることさえ防いでいる。
ただ、それが、英国型、南ア型とかブラジル型の変異ウイルスにも適用できるかは不明である。

新型コロナ“特別視”は無用! 「PCR陽性者数カウントをやめ、指定感染症を外すべきだ」元厚生労働省医系技官・木村盛世氏が提言 (1/2ページ)

 大阪府で新型コロナウイルス感染による重症者数が緊急事態宣言発令時を上回るなど、感染者数の増加に伴い死者や重症者も増えている。元厚生労働省医系技官の木村盛世(もりよ)氏(感染症疫学)は、「指定感染症を外すべきだ」と提言、新型コロナを特別視せず、PCR検査での陽性者数を数えるのもやめるべきだと語る。

 大阪府では17日、新型コロナ感染で70~90代の男女5人が死亡、死者は111人となった。重症者は5人判明し、府内で療養中の重症者は70人と、第1波のピークだった65人(4月19~21日)を15日から超えている。

 全国で確認された死者は15人。5月25日に緊急事態宣言が全面解除されてから最多となった。

 これについて木村氏は、「感染者数の絶対数が増えれば、死者数や重症者数が増えるのは当然だが、ピークが前に来ようが、後に来ようがトータルの死者数は一緒だ。有効なワクチンが存在しない中では感染者が増えることを許容しない限りは収まらない」と語る。

 現在、新型コロナは感染症法で「指定感染症」となっており、入院の医療費は公費負担で、患者は全数報告の対象だ。

 「指定感染症から外し、『大化け物』のイメージを払拭すべきだ」と木村氏。新型コロナを特別視することによる弊害は大きいという。

 「軽症の入院患者がいれば医療機関は重症者に手が回らなくなる。新型コロナに特化すれば、がんなど他の命に関わる病気の治療や臓器移植などができなくなる。陽性者が出るたびに濃厚接触者を後追いすることが『儀式化』しており、必要なデータを集める疫学調査をする余裕もない。医療従事者の精神的負担も大きく、医療崩壊を加速させるにすぎない」

 改めて今すべきことは何か。木村氏は、「PCR陽性者数のカウントをやめ、医療機関に予算をつけ、重症者対応に焦点を当てる。そのうえで大阪など重症者が多い自治体から、医療体制に余裕のある地域に自衛隊ヘリなどで搬送できる体制を整えるべきだ。そうすれば国民の安心感も生まれるだろう」と提言した。
-----------------------------------------ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー氏の最近の主張

元厚労省医系技官 コロナ対策で経済止めれば医療ではなく社会が崩壊

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NEWSポストセブン

コロナ感染者増“第3波”でも…「GoTo」止めるな! 「重症者対応の努力せずに経済止める議論は本末転倒」


 新型コロナウイルスの感染「第3波」に緊張が高まっている。野党からは「Go To キャンペーン」の見直し要求も出るが、元厚労省医系技官の木村盛世氏(感染症疫学)は、「重症者対応の努力をせずに経済を止める議論は本末転倒だ」と訴える。

 東京都では15日の感染者数が255人。直近7日間の平均は約305・9人に達した。重症者は3人減の38人だった。大阪府は東京を上回る266人、北海道も209人と、気温が下がるなかで感染拡大が続いている。

 木村氏は「呼吸器疾患を引き起こすウイルスの多くは乾燥や低温を好むため、冬場に感染者や重症者は増える。それは一般的な風邪のコロナウイルスや、インフルエンザも同様だ」と指摘する。
新型コロナは感染症法で「指定感染症」となっており、患者は全数報告の対象だ。
 木村氏は、2009年に新型インフルエンザが流行した際には、短期間で指定感染症から解除され、患者の全数把握も見直されたとして、「当時も100%有効な治療薬はなかった。新型コロナも早期に指定感染症から解除しないと、医療機関の負担が増えるだけだ」という。普通の病気のように扱うべきだという主張だ。

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