2021年1月11日月曜日

今年考えること(5)  日本の憲法を大切に

 今、イスラエル諜報機関暗殺作戦全史を読んでいる。題名通り全巻暗殺計画ばかりである。
これを読んでいると、人類は未だ、と言うか、昔も今もこれからも、謀略と暴力の中に生きていて、自由、平等、平和等とは関係ないのでは?と思われて、実際にそうなのであろう。
この本はたまたま、イスラエルなる国家を巡る謀略と暴力を記述しているが、それは他国、特に今後は中国国家を中心とした大掛かりなものになると予想される。
日本も、実はかような過酷な人間社会の中に居るわけだが、米国の軍事力の下で平和を謳歌することが出来て、しかも、理想的主義的な米国青年たちがつくった平和憲法下でそれらを当然のことと受け止めていたことで、平和・平等が人間社会の当然の姿だと思えたのが、実は。これは幻想である。しかし、その幻想は実に大切なもので、それを維持することが日本の指導者に与えられるべき使命だと思う。だが、その指導者たちがかくもノンベンダラリと政治をしていては、簡単にこの大切な社会をつぶされてしまう。それでころか、コロナウイルスなんて微細な生物相手でさえ手に余るのが日本の政治家の実情だと思う。
つまり、日本の組織の欠点は、指導者選別の方法にあると思える。ベネツイアの指導者選別方法が良い参考になると思う。いかに有能な指導者を得るか、同時に、いかに独裁者の勃興を防止するか、が、日本の素晴らしい社会組織を守るためには必要だろう。

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