2021年1月16日土曜日

旧約聖書の世界

かって、八千代市図書館でかりて読んだ「旧約聖書」時代の本を、とても興味深く、また、同時に読んだ「フェニキア人」はその時代を彩った民族の歴史で、共に素晴らしい本だった。さて読み返そうと探したが、フェニキア人は、僕の読んだ旧版は無くなっていて、新版はあまり面白くなかった。そこで、旧版はメルカリで安く購入した。他方、旧約聖書の時代の本は、表題も忘れたので、図書館で探し出せなかった。ところがたまたま、「世界の名著」シリーズとの名を新聞で見かけ、その内の一冊ではないかと気づいて調べたら、世界の芽衣著第12巻に、聖書(旧約聖書:中沢洽樹 /新約聖書 前田護郎)があり、これを借りて調べると、この旧約聖書分が面白かったのだ。早速借りて、内容を見たが、その最初に、前田護郎が「聖書の思想と歴史」を記載していて、この部分が特に歴史的見地から面白く有用であった。 しかし、今回読み返そうとして、前田護郎さんの「聖書との出会い 」には痛く感動した。本当にかような人が居るのだろうか、おおぼらを吹いているのでは、と思うほどに衝撃的な人生であったようだ。  https://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%89%8D%E7%94%B0%E8%AD%B7%E9%83%8E 

たた、この本で最も興味深いのは、前田護郎が、聖書との出会いの後に記載している「聖書を読む意味」以降の聖書の歴史と紹介であった。 その後の本文は、昔読んで、聖書の神はとても執念深くて恐ろしいな、との印象で、今回は読まなかった。キリストが現れて、さような恐ろしい宗教に愛を持ち込んだのだが、彼の後のキリスト教徒達が、再び、キリスト教を恐ろしいものに変えたのだ。 ただ、前田さんは、本来のキリストの愛を追及したのだろう。でも、現代の欧米の宗教については、極めて善意的な見方をしていると思った。


0 件のコメント:

コメントを投稿