例の如く前置きが長いので、時間の無い人は本編から読んで下さい。
「前置き」
予定は、9月6日~9月16日で以下のように計画した。
(1)フライトの選定で、約1週間掛かったが、その過程で、ルートも3度ほど変更して、最終的にケアンズも訪問することとした。
(2)ジェットスターが安いとのことだが、東京⇔ケアンズで、往路睡眠具付き、復路食事付きで、75,700円、ケアンズ⇔パースは480豪ドル、合計115,060円/1人となった。豪州国内便が高く、今後再び行く場合はオーストラリア国内はバスで走ることにする。
上記価格はキャンセル不可の金額で、予約のシステムは非常に簡単で、座席まで一気に指定できた。ただ豪州国内便の決算時点でシステムがおかしくなったが、コールセンターに連絡すると、正しく手配されていたと確認された。
(3)他の格安としては、シンガポール航空のパース往復63,000円/1人があったが、問い合わせると例の如く売り切れで、代案で本体費85,000円その他含め合計108,960円/1人を薦められた。
(4)マレーシャ航空で69,000円/1人があったが、途中降機追加4,000円出発地空港税2,540円現地空港税7,480円(クアラルンプール含む)航空保険料480円発券料3,000円燃費追加徴収24,300円で、合計110,800/1人となった。年中ホタルが見られるのに興味もあったが、やはりここはケアンズに慣れておこうと、ジェットスターを選んだ。マレーシャには安い時にさっと行く。
(5)ホテルは、ケアンズのYHが好評なので、ケアンズセントラル2泊180豪ドルとし、パースのYHは南京虫が出るとのことで、これはやめて、YMCAはシェアー風呂だし、等と、ちょっと高いが、AMBASSADOR HOTEL を6泊朝食付840豪ドルとした。但し後から判ったが、パースには新しいYHが出来ていて、そこは安くて評判も良いらしい。とにかく、ホテル決定で1日を掛けて、これで交通と宿泊は完了し、後は現地ツアーの設定を残すのみとなった。費用的には、現地ツアー費用と食事費用を残すことになる。
ところで後から気づいてFREE-BIRDで調べると、カンタス航空でパース直行、帰路はシンガポール乗り継ぎで、二人で247,860がある。しかも、これが東京⇔パースの最安値らしいから、僕の調査力はFREE-BIRDを上回ってるってことですね。ただ、ジェットスター以外はANAにマイレージが加算なので、これも捨てがたかったわけだ。更に気付いたが、クアラルンプールまで行って、そこからAIR-ASIAを使う方法があるのだ。9月で見てみると、マレーシャ航空4~5万円で、AIRASIA 3万円=本体費7~8万円に、燃料費等の追加が生じる。で、やはり10万円程度は掛かりそうです。いつか試してみます。
発注を終えて以下の検討に入ったが、3月中ごろにJETSTARの10周年キャンペーンとかが出た。ケアンズ往復2人で1人分の金額ってキャンペーンです。がっくりだった。つまり7万円は安くなった勘定だ。その後、カンタスからパース直行片道3.6万円(多分往復では同じ程度と思える)などが出た。つまり、航空券については、例えケアンズに行くにしても、ケアンズ→パース→東京、や、若しくは逆回り等と、いろいろ比較検討すべきであったと、これは将来への勉強代ですね。でも、旅の度に勉強代を払っているようだ。
さて、次は現地ツアー若しくは自主観光の計画、それに、食事だ。先ずはケアンズの観光と言えばキュランダ観光の様で、スカイレール、キュランダ鉄道共にHP(日本語)があるので、オンラインで予約もできるが、スカイレールだけの往復とか、鉄道だけの往復だと比較的安いのだが、行きと帰りで乗り物を換えると一気に高くなる。そもそも、いずれも高すぎだ。が、多分これはスイスの登山鉄道を見習ったのだろう。でもまあ、仕方無いので選ぶとすれば、いずれまた、ケアンズはオーストラリアへの窓口として行く可能性は高いので、同じ乗り物で往復として、スカイレールでしかもケアンズへの送迎有りとすれば、78豪ドル/1人(送迎が無いと59ドル)があった。実は個人で行くのも、ジェイさんの日本語ツアーも余り金額差がないって不思議があるのだが、個人でゆっくりと好きなように行けるのが好みなのだ。なお、キュランダ鉄道で往復だと、ケアンズから鉄道で行けるから、56豪ドルが最も安い。え~っと、バスで行くとすれば、これは破格に安いようだ。
その後、HotHolidayを調べると、行きをSkyrail送迎付、帰りは鉄道でCAIRNS駅解散が$91/1人ってあった。SKYRAIL社から直接買ってSKYRAIL駅までのTAXI費用を考えると総額同程度(若しくは安い)ので、この方が便利だ、と、さっそくこれで契約した。なお、地球の歩き方によると、ツアーの鉄道基点はCAIRNS駅ではなく、FRESHWATER駅とのことだが、今回の経験では、FRESHWATER駅は単なる通過駅だった。それに、普通車両に対するゴールドクラスの有利さをごちゃごちゃ書いてるけど、あの鉄道コースで1等車両がそれほど良さそうには思えない。普通席も全席指定のようだから、余計な心配をさせるべきでは無いだろう。
ただ、FRESHWATER駅には歴史的な意味があり、博物館もあるようだが、そのような情報は地球の旅には書いていない。たとえそうでも、わざわざ降りて次の列車を待つのも大変なように思える。多分、この駅を楽しむには、ここで降りて、(若しくは、往路で先ずここに行くって方法もあるが)ホテルにはTAXIとかバスで帰ることが前提と思える。但し、駅のCAIRNSに向かって左側の駅の向こうの方に、一本の樹があり、そこに多数の美しい鳥が、ぶらさがる巣の集落をつくっている。双眼鏡が有れば列車からも充分に見られ、それは一見の価値がある。この樹を観察するとして、この駅からの足を別に考えるのも有りとも思えるので是非この点をご留意されたし。
レストランはここを調べました。良さそうな所を選び地球の旅の地図に追記した。が、食事に行くってかなり面倒なので、Woolworthで食糧調達を主にしました。
http://4travel.jp/dynamic/jump.php?url=http://atcity.info/guide/
パースのツアーはとても高いのだ。で、pinnacles見学150A$/1人だけを頼み、後は、市内交通で走りまわることにした。市内交通は、smart riderって、prepaidカードで、いくら乗っても一日の最大チャージは一日券以上にはならないのだ。ただ、一日券は平日9:00am以降、weekendは終日有効って重要です。つまり、smart riderで平日の9時以前に乗車すると、この費用は別金額になるってことですな。この点は詳細には書いてないとこが罠のようだ。で、一日券はA$8ですから、smart riderは、一日最大8ドル+9時以前の乗車料ってことやろね。
どこかで60歳以上は割引って聞いたので、これも調べなくっちゃ。
パースの市内交通transperthを乗りこなそうと、バスの路線図もいろいろと出力した。
パースのレストランは、先ので同様に調べたが、cairnsより情報が豊富だった。
では、後は、荷物をまとめて、まないたの上の鯉、それとも、天命を待つとなった。
それにしても熱いなぁ、一坪農地への水運びで疲れましたよ。
そうだ!ッと、突然気づいて、whale watchingも予定に入れました。A$80/人だった。従って、パースでのツアー発注金額は合計A$460/2人 となったのだ。
そうだ!大事なことを忘れていた。お金のことだけど、A$が安い時にT/Cを買った。現金は手数料3%程度で、他方T/Cは1%だからずっとお得なんだが、最近はT/Cの使い勝手が悪くなっている。買ったのがリーマンショックの後で、アメックスのT/Cを買ったのだが、アメックス自体の危うさも聞こえていた。で、三井住友銀行員にアメックスが潰れたら買ったT/Cはどうなりますか?って聞いたら「誰にも判りません」だってさ。こんな経験からすると、これからはもうATMの時代だな、と思ったが、買ってしまったものは仕方がない。そこで、アメックスのケアンズ、パース事務所にT/C→現金の手数料をいくらか聞くと、共に、金額に拘わらず、1回当たり8A$ってことだった。他の情報では、westpack銀行(challenge銀行)では手数料0って情報もあり、アメックスも立ち直ったことからすると、T/Cを買ったのは損ではなかったようだ。但し、今後、更に円が強くならなければだけど。有利な為替交換って難しいもんだ。ただ、オーストラリアの場合、cashを買うなら現地の方が有利らしい。この点は、欧州とは違うようだ。なお、欧州はT/Cの使い勝手がめちゃ悪くなっているようだから、ATMが最も有利らしい。
さて、旅を終えて既に3日目、本人は気づかぬものの日々に記憶が消えて行く年齢になったらしい。であるから、出来るだけ早急に記録しておく方がよいのだろう。
旅は足掛け10日で、先ずは費用総額だが、
(1)航空運賃151,400円+$937≒115,000円/1人X2人、
(2)その他
●VISAで購入分 CAIRNSshuttle $15 CAIRNShotel $90x2日 CAIRNStour $91X2人 ●T/Cで支払分、PERTH ピナクルズTOUR $150/1人●CAIRNSで現金化して支払分(WhaleWatching$80x2含み)等々で、約100,000円/1人
(3)合計215,000円/1人程度でした。但し、T/Cは70円で購入したので、$=70円で換算しました。
CAIRNSでは、問い合わせ通り、WESTPAC銀行で、T/Cを無料で交換してくれました。$2000を交換して充分だったのでPERTHでは交換しなかったです。で、PERTHのWESTPAC銀行での交換条件は判りません。
東京で購入交換率を見ると、89円/ドル程度で、CAIRNSの空港でも同程度で、街の交換業者では85円程度と書かれていました。ただ、街の業者の場合は手数料を含む可能性があり詳細は不明です。なお、VISA支払い分の交換レートは78円程度だったから、銀行間売りレート程度ですか。つまり、T/Cでたまたま安い時に買ったのには劣りますが、先ず当たり外れなくクレジットカードでの取引が有利ってことです。
空港のCAFEでT/Cで支払い、釣りは現金ですから、到着時の小銭はこれで確保できたし、空港からHOTELまでのSHUTTLEバスは女房のVISAで支払い、女房のVISAの海外保険適用が達成できました。僕のは、JETSTAR分をVISA支払ですから、当然適用です。
「本編」
先ず全般的に言うなら、豪州はトラブルの少ない国です。いかがわしいのやらスリには全く会わず、釣銭等のお金の誤魔化しは無く、出会う連中は皆親切で、どこでも話しかける連中が居て、それも親切心丸見えの人ばっかりでした。ホテルで枕銭を置いても、翌日部屋に戻ると枕の上に置いてあり、つまり拒否されたのです。ただ、連中の英語は理解しにくいか、それとも当方の英語が錆付いたのか、相互理解にはかなり苦労しました。確かに錆ついてもいるんだが、彼等はとても早口で、dayをダイと発音するのは有名だが、earthquakeをエアーツカクと発音するように聞こえた。「これ」って言うのをVOILAってフランス語ですがな。僕の会話が通じないことには彼らにもかなりの責任があるんとちゃいまっか。でも、これだけ会話が通じないのに、全くトラブル無く旅出来たってことに、とても自信が出来ましたね。世界中、どこでもこいやぁ~!って気分です。
では、日々のスケジュール等を記載します。
JETSTARは結局CANTASの一部門で、東京発21:25で、CAIRENSで折り返しの一便をJETSTARとCANTASで共同運航してるのだ。で、機内ではペットボトル1本を配り、毛布や食事、イヤホンを有料で、TVを有料で借りるのがJETSTARとなる。他は全く同じだから・・・
で、東京発ではブランケットを買い、帰りの13:15は昼食(夜簡易食付)を買った。昼食、特に夕食は簡素なものだから、持ちこみの方が良いと思った。
座席は、窓側2席、中央4席で、我々は往復とも窓側を確保できたので、充分に安楽であった。ただ、CAIRNS⇔PERTHは、窓側3席で中央無しで、狭く、特に夜行はつらかった。でもこれは国内便では通常のことだろうから、若干高くでも昼間便の方が良いと思える。
てなことで、CAIRNSには、まぁまぁ眠れ、定刻通り、6時頃(日本の5時)に着いた。入国カードには、一切の食料品は入国時に申告することになっているが、サムソナイトに入れたカップ麺のことは無視して無申告とした。が、入国審査は簡単だが、その後の荷物検査はかなり厳しい。先ず申告者とそれに、無申告者も何人かごとに荷物を検査される。僕らは、何人かごと、からは外れたが、その後、全員が犬の検査を通らねばならない。カップ麺が感知されるかと心配したが、さすがの犬君もそれは検出しなかった。だが、果物等は確実に検知されるので、正直に申告する方が良いだろう。で、没収放棄になるもやむを得まい。
無事、入国したが、時間は早く先ずは空港で時間を過ごすことにした。それと、CAIRNSSは国際空港と国内空港は別なので、帰国時、PERTHから着いた時にどう移動するかと、国内空港へのルートを確認した。空港ロビーを外から見て、左の方に通路が続いているのだ。帰国時にはその通路を逆に来れば良いのだ。その後、2階に登り、CAFEに入った。100ドルのT/Cで支払できることを確認し、サンドイッチ等を頼み、釣銭を現金で確保した。ついでに1階の空港ロビーを外から見て、右の方にATMもあることも確認しておいた。8時頃になり、そろそろかと、TAXI受付に行き、女房殿のVISAで、SHATTLE券を購入した。2人で$15であった。なおPERTHに行く時、CAIRNS駅から国内空港(国際空港と近い)までは、TAXIで$17で、気分の良い兄さんだったので、$20を支払った。
さて、切符売り場の姉さんがSHUTTLEの乗り場を教えてくれて、待っていると10人乗り程度のヴァンが来た。乗りこんで「CAIRNS central YHA」って言うと直ぐに理解してくれた。YHAって言うのが最も通じ易かった。暫くすると次々と乗り込んできて出発となった。市へと南下の途上で次々と客を降ろし、ヴァンは駅に沿う通りを走り大きな駅建物、ここには多くの店が集まった駅中集合点になっているのだが、そこを過ぎた辺りで、最後になった僕たちは降ろされた。狭い間口の入り口前で、YHAってなるほどねこんなのかって思った。
部屋は清潔だが極めて簡素で、服の掛場もなかった。が、住み心地は良かった。共同キッチンには冷蔵庫や道具が揃い、ルールに沿った行動で生活を楽しめることが判った。ルールは簡単なもので宿泊者の行動をちょっと観察するだけで理解できた。ただ、給湯機があることに気づかず、置かれた鍋で沸かしていたけどね。食材は出来あいも含めてCityPlaceのWoolworthか、Cairns駅の駅中スーパーでそろった。駅中では寿司や巻寿司をTakeOutできる。ってことで、けちな僕には楽楽な旅行になったってことですわ。これは、PERTHでも同じでしたね。旅行を通して2~3度かはレストランに行ったですが、概ね食材を買って過ごしたです。但し、PERTHのアンバサダーはバイキングの朝食付なので、これは、これで多いに楽しんだ。
さて、このままの文態で書いて行くと一生掛かりそうなので以下は記述を省略しますんでよろしく。
さて到着日は、先ずはT/Cの交換です。街は清潔で(PERTHはもっと清潔なんです)、判り易く、直ぐにLAKE STREETのWESTPAC銀行を見つけました。入って直ぐの左がAMEX事務所ですが、そのまままっすぐ奥に、バリヤー付のカウンターがあり映画俳優みたいな女性事務員がにこやかに対応してくれます。T/CをCASHにしたいが、手数料はいくらか?って聞くとFREEって答えたのです。で、100ドルのを19枚(朝1枚使ったので半端になった)交換した。署名が必要なので、後のお客さんの邪魔にならんようにとカウンターの横の方でと書こうとすると、目の前で書けって言われて、19枚書きました。で、それを受け取ると女事務員は、「ちょっと調べるので」ってアメックスの事務所の方に行きました。なんでかな?
で、戻って来て50ドル札30枚と100ドル札4枚とをくれました。銀行員はいつもにこにこでしたが、CASHを渡す時には笑顔がひきつってたように感じたです。かくして手数料無しで、T/Cは現金化できました。
銀行の斜め向かいがWOOLWORTHってスーパーでした。ここが実に我々の食糧倉庫となってくれました。
なお、後で判ったが、銀行の前辺りが、BotanyGirden前を通るバスROUT7の始発バス停です。この通りの北側は歩行者通りのCityplaceって呼ばれるエリヤで、BotanyGirdenは街の北方にあります。つまりバスは先ずちょっと南下して、時計周りに街の通りを回り、北に向かうのです。なお、切符は運転手から買い、先ずバスの昇降に際しては必ず挨拶し、買う時に、「to Botanygirden and go and return」って言うと、一日券$7.5をくれます。その時に、Botanygirdenで停めて教えてくれ、って言えばOKです。豪州のバス運転手はとても親切です。
話を元に戻して、その後、街をぐるっと回って帰りました。その時に駅に行き、繁華な駅中商店街、その中にあるスーパーや回転すしや、持ち帰り寿司店をみつけ、夕食、朝食を追加で調達しました。
翌日は、キュランダです。指定時間にホテルの表で待ってると、Hotholidayのヴァウチャーに記載された現地ツアー会社名を横腹に書いた中型ヴァンが定刻に現れ、これに乗りました。ドライバーは帰りの列車のバウチャーを渡し、次いで街をやはり反時計方向にまわり各ホテルでツアー客を乗せ、車はSkyrailの駅に向かいます。
なお、ツアー客はホテルのロビーではなく、外で待つのが望ましいようです。車の確認は、現地ツアー会社名を知っていればできます。
駅に着くまでに、ドライバーはあれこれと説明や注意事項を説明するのですが殆ど判りません。駅に着いて、ドライバーはSkyrailの切符をもらいに行き、戻ってきて皆に手渡し、バイバイでした。後はケーブルカーを乗り継いでKurandaに向かうのです。ケーブル管理員は、各グループかを確認して、グループ毎に載せてくれます。まだ空いている時間帯だったからかもしれません。
ケーブルからの景観、途中駅のジャングルもなかなかよかったです。
KURANDAに着いて、KURANDA駅の上を通り河に降り、川沿いの熱帯雨林散歩道を散策しました。いろんな鳥、植物、それに熱帯雨林を楽しむことができました。Villageに出て昼食を食べ、みやげを買ってKuranda鉄道駅に戻ると、ヴァウチャーの3:30ではなく2:00の列車に間に合いました。駅窓口で聞くと変更できるとのことで2:00の列車に乗れました。列車からの景観も素晴らしいものでした。特に嬉しかったのは、先にも書いたように、Freshwater駅の右の遠くの木にぶら下がる多くの巣と煩いが美しい鳥たちの集団でした。いつも持ち歩く大型双眼鏡が非常に役立ちました。この双眼鏡は、今までの旅よりも、豪州には最も有効なようです。特にこの国には多くの鳥、それもいろんな種類で、色鮮やかな鳥が警戒感無く現れるので、簡単に見ることが出来るのです。そうして見ていると、豪州人が声を掛けてくれて、鳥の名前を教えてくれます。それに僕の双眼鏡を「beautiful!」ってほめてくれるのです。いやいや!連中は親切なだけではなく目が肥えているようですわい。
翌日はPerthへの移動ですが、時間がありBotanygirdenに行きました。YHAはベッドのシーツ等を受付のかごに放り込み、チェックアオウトして荷物を預け、Cityplaceからのバスに乗り簡単にBotanygiredenに着きました。これは実に正解だったです。見たことのないような熱帯性草花、地上を走り回る奇妙な鳥、ハチドリのような小鳥、カワセミ等など、Botanygirdenの道路向かいには、熱帯林の中を通り木道や、更にその先に大きな湖沼があり、多くの鳥をまじかに見ることができました。年寄りには実に得るところの多い場所でした。
YHAに戻り、昼食を食べ、荷物を引き取り、すぐ近くのCAIRNS駅前でタクシーをひらって国内空港に向かいました。TAXI代金は$17で、チップを入れて$20を支払いました。夫婦二人shattleで$15で、TAXIが$17って、何か不公平やなぁって思いだけど・・・
さて、Cairnsでは半そでで、日本よりは過ごし易かったが、PERTHは初春並みの寒さである。で、長袖に替えてコートも用意し、Cairnsへの便内で買った毛布も用意して飛行機に乗り込んだ。PERTHの気温はその対策で正解だったのだが、豪州人は半そで、半ズボン、草履とか、長袖でコートを着ているとか、どうも季節感の判らないばらばらの服装であった。
Perth国内空港から街まではTAXIで$30だったので、$35を支払った。アンバサダーホテルのチェックインは$100をBONDとして6泊で、一泊は朝食込みで$140だったです。部屋は清潔で思いっきり広く、湯沸かしもあり、風呂はシャワーと湯船完備と、とてもよかった。CairnsのYHAとはやはり値段が違うだけのことはあったわけだ。日本語を理解できる従業員は居なかったが、とても感じの良い応対だった。それに、コインランドリーも使えた。コインランドリーには洗濯機2台と乾燥機が1台あり、使っていた豪州人が使い方を教えてくれた。なお、初日に枕銭を置いたのだが無視されたので、以後はやめた。
翌日は先ず、Paerth交通機関を有利に乗れるSmartRiderと称されるPrepaidの購入に向かった。服装は殆ど冬姿で、AdelaideTelaceを西に向かった。ロンドンコートの入口を見つけ、ここを北上し、HayST.に出て、Plazaアーケードを通って、MurryST.に出た。後で判ったが、この通りのちょっと西側に、これに平行して、TrinityアーケードからCalionアーケードと続く路地があり、この路地は、AdelaideTelaceでは2階が入口になっていて、HayST.では道路の上を通っている。この通りには食堂が多く、日本寿司も売っている。MurryST.から、このアーケードに入るにはCalionアーケードから入って行けば良いことになる。またMurryST.の、Londonコートの西側、Trinityアーケードの更にちょっと西には道路よりも低く、Woolworthを見つけておいたので、食料は簡単に手に入るようになった。それに、帰国に際しては、いろんなジャム、オリーブ油とか、MangoChutneyWithGinger(肉のソースに最高)を手に入れた。
ところで、SmartRiderを買うにはTransPerthInfoに行かねばならないのだが、TrnsperthInfoはPlazaアーケードからは移動しているようで、駅前の西豪州ビジターセンターで聞くと、駅内2階と、MurryST.の西に行ったとこにあるってことでした。MurryST.を西にぶらぶらと行くと、次の通りまでも行かず、地下駅の入口があり、その奥に小さなTransPerthInfoがあった。ここで、BOND10ドルで、運賃40ドル、夫婦で合計100ドルで2枚のSmartRiderを買ったが、これだけで、TransPerthを乗り回り、最後には空港までバスに乗っても追加料金は不要だった。
ここでは色んなバスルートの時刻表とルート図を手に入れた。NETでも手に入れてはいたが、やはり実物が見やすかった。後のことだが、鯨観察で、Hillary'sBoatHarbousに行くのに、Timetable68を手に入れたが良く見ると、夏期とかWeekendにしか運行していない。こりゃえらいこっちゃと、ここの兄ちゃんに相談に行くと、さっと62を渡してくれた。みると、違う駅から目的地に頻度高く走っていた。
そこで手に入れたBusのTimetable58で、Monger湖に行こうとBusTerminalのWellingtonST.に行ったが、401番のバスは出たばかりでかなりの時間待たねばならないと判った。で、地下から出るClarkson行き電車に乗ってLEEDERVILLEまで行き、そこから道路に沿って北上するとすぐに湖に着いた。美しい景色といろんな鳥を楽しみながら湖に沿って(大型双眼鏡が威力を発揮)北上し、湖の北辺に沿って西に行き突き当たった広い道を北上した。途上、たまに出会う人に道を聞きながら進むとT字路に達して東に道路上の高架橋が見えた。ここで電車に乗り、PERTHに戻りAdeledeTelaceのGergeTelace辺りでTimetable100の37番のバスでKingsParkに行き、同様に、木々と花々と鳥たちを楽しんだ。昼食は、高級レストランフレイザースの横に、スナックレストランがあり、ここでピザを食べた。なお、この37番のバスは逆に行くとPerthDomesticAirportが終点で、ホテルのそばに停留所があり、ここから簡単に、しかもとっても安く空港に行けた。但し、International空港にはTransperth便はないようだ。なぜかな?多分、市民の足としては必要無いからかな。
翌日は、PinnaclesTourである。指定の8:30前にロビーに行くと、ガイド兼運転のJohn Pettitsさんが待っていた。日本語ペラペラで時に大阪弁が入る。車はJohnさん以外に6人程度のヴァンで、当日はわが夫婦以外は、Perth近郊にStay中の若者達であった。日本では彼らのような若者と話す機会もなく、旅先で彼らと話していると、僕にもあんな時代があったんだと、何となく楽しくなるのである。ところで、旅は非常に楽しくガイド説明も適切で、素晴らしい旅となった。ルートは先ず昨日乗った電車路に沿って、終点のclerksonまで、更に北上してYenchap国立公園のカンガルー、コアラ、それに、いろんな花や植物を楽しみ、更に北上し、Perthから約300kmのPinnaclesに至った。延々と広野の向こうにと続く道、その広大な原野とあちこちに咲く野花、それに、山火事の後と、日本では見ることの出来ない風景を楽しんだ。こんなことになると僕は先ず寝ることはない。時に双眼鏡で遠くを見ながら通りすぎる風景を一刻を惜しんで楽しんでしまう。それに、pettitさんと日本の出来ごととかオーストラリアの話を楽しむことも出来た。
Pinnacles近くでは、海に向かって右側に白い石英の砂の砂漠と、左に、あのPinnaclesの風景で有名な杭の並んだような岩がある赤茶色の砂漠があり、その中間辺りの海岸でランチを楽しんだ。彼が作った手作りのサンドイッチとサラダが主体でなかなかうまかった。結局思うのだが、豪州の食事はその農産物をSimpleに味わうのが最もうまいのではなかろうか。なお、そのソース(MangoChutneyWithGinger)が美味で、土産として持ち帰ったが、これは正解であった。
食事の後、Pinnaclesの奇岩を見て回った。表紙の写真です。その後、白い砂漠に行き、若者たちは砂サーフィンを楽しみ、僕たち夫婦はその景観と砂漠の植物を楽しんだ。旅の終わりにジョンさんは新しく出来たIGAなるスーパーや、レストランを教えてくれ、ホテルのロビーでしっかりと握手して別れた。
で、大阪弁のジョンさんの顔を見たけりゃここにコンタクトしてPerthに行けばよろしい。
http://4travel.jp/dynamic/jump.php?url=http://www.perthdriverguide.com/pinnacles.html
直接電話すりゃ、日本人の奥さんか、ジョンさんが日本語で出てきまっせ。奥さんは大阪のダイアモンドCITY近の松原出身って、僕の出身地の河内松原とはちゃうんかな?
翌日は、ロットネスト島の予定だったが、ジョンさんの言で、ペンギン島はまだペンギン見れるってとのことで、地下電車に乗ってRockinghamに向かった。PERTHの地上駅と地下駅はつながっているが、地下駅には地上駅に行くまでもなく、TransperthInfoのある入口から降りるのが近いのだ。地下駅には、Clerkson、Rockingham等へ行く線が通っている。Rockinghamに着き、女性駅員にペンギン島へのバスの乗り場を聞くと、僕も持っているTimetable128にバス乗り場番号を書いていることを示した。で、ペンギン島へのJettyMersyPointJettyを通るのは、551番だが、既に発車したとこで、552または553で終点まで行き、そこから500m程度歩けば良いって判った。そこに若い日本人女性も来て、3人で行くことになった。その女性も昨日のツアーでガイドからペンギン島でペンギン見られると聞いて来たそうだ。
バスの終点から海岸通りに出て、美しい風景と花を見ながら行くと岬の先端を回ったとこにJettyの建物があった。で、ベンチで談笑してる家族の若い父さんに聞くと、「ペンギンが子育て中なので閉鎖してる。15日から再開だな。ここまで来たら、Manduraまで行って、Dorphin見るのがベストじゃないかなぁ?」と丁寧に説明してくれた。豪州人って本当に親切なんだよな・・ってことで、帰るバス停を探したが見当たらないし、3方向のバスが集まる終点(来た時に降りた)に戻り駅に戻った。若い女性はManduraに向かい僕たちはRockinghamに行くことにした。Perthに着き、地下駅から地上駅に移動して(標識通りに歩くだけだけど)、Fremantle行きに乗った。地上駅はなかなか風情のある居心地の良い駅だ。Perthの液ってどの駅も居心地いいんだけどね。
どの路線を美しい風景を見られるが、この路線が最も美しかった。Fremantleに着いて、改札を出て列車進行方向に進み、線路を渡って行くとJettyに自然と着く。切符売り場を見つけて聞くと、Rotnest島行きは最終が出たとこだった。仕方なく、Fremantleの古く美しい街並みを見ながらの散歩に切り替えたが、これはこれで楽しかった。それに気候も良かった。日本の地獄の暑さから、晩秋の好天の気候に来たって感じで、概ね日本人は、特に熟年者は、長袖、コートに帽子って寒さ完全装備って格好で、ただ、現地人は半そで半ズボン、草履・・中には裸足って感じだが。
翌日は再度ROTNEST島をめざした。10時のフェリーで島に着き、直ぐにバスツアーを申し込んだ。フェリー$60、バスツアー$33って通常交通でなくなると、交通費やツアーは一気に高くなるのが豪州の特徴ですな・・・。バスツアーは丘の上に発着所があり、そこから島をほぼ一周する。なんとなく礼文島を思い出させる風景であった。つまり、花も景色も良いってことで、大きなとかげやシャイだが猛毒な蛇も見掛ける。猛禽類やいろんな小鳥にも出会えます。
で、元の丘に戻り、Woolworthで調達の昼食(ホテル朝食のパンもちょっと持参)を食べてから、周辺のQuoka(コッカって有袋類)を探した。と、豪州人が「丘の右手の坂を下り、池の右手に回り込むといっぱい居るよ」って教えてくれた。行ってみるとQuokaだらけであった。それだけでなく、珍しい鳥もいっぱいであった。池の風景も素晴らしく、ここは是非訪れるべき場所であろう。
翌日火曜日は鯨観光である。PERTHの鯨観光は毎日でなく曜日に制限があるのだ。これは鯨の都合で無く豪州人の都合のように思える。彼等は毎日働くのではなく、決まった曜日に一生懸命働いて、残りの日を楽しんでいるに違いない、と、彼らのゆったりとした親切から感じたのだ。まぁ、とにかく、勿論朝食は食べて、ちょっと昼食用にパンも紙に包み、7時にはホテルを出て、地下駅まで歩き、Clerkson行きに乗り、Warwick駅に着いた。ここは駅の2階がバス駅で、Smartriderのタッチの為にはバス駅の外に一旦でる必要があった。(後で考えると、電車もバスも一体で運営されているようだから、Perth駅でタッチしてバスを降りる時にタッチでも良いのかも)
Timetable62の423のバスに乗ると、7時40分頃には、Hillarys bort harbourに着いた。勿論、バスに乗る時には運転手に挨拶して、降りるとこを教えて、と頼んでおいた。で、にこやかに教えてくれたので、今日も朝から気分が良かったのだ。この国では降りる時に気持ちよく挨拶するのが習慣なのだ。
MilsCharterって会社の船に乗るので、その会社の事務所を探しまわった。バスから降りて海側に行くと、小さなHarborを挟んで、道が左右に続いている。繁華そうな左手に行ったが、レストランとかショップが並んでいるだけだ。いわゆるこの近辺でのモールって感じのエリアで、その見立て通り、、鯨見物から戻った時には人がいっぱいだった。だが、その時は早朝で人が居なかった。harbouを右からずっと回り桟橋を渡ってHarborの右の方にも行ったが事務所らしきは全くない。そこで漸く小父さんが教えてくれたのだが、左手のモールを突き抜けた辺りにあるとのことだった。つまりモールの海側の裏手の岬の先端の方に事務所があったのだ。そこまで何の看板も無いのだから豪州人って凄い。驚いたのはバスで一緒で同じバス停で降りた単身の若い豪州人女性は、このモールで働く従業員かと思ったら、僕たちと同じ鯨見物で、僕たちが漸く辿り着いた事務所にとっくの昔に着いていたのだ。しかも服装は、当方は鯨見物用の完全防寒なのに、半そでの普段着なんだな・・・そもそも市の中心から1時間も掛からずに鯨見物のJettyに来れること自体が不思議なんだけどね。
とにかく、夏の普段着姿の連中が30人程度集まって、定刻に船は港を出て、昨日行ったROTNEST島の方にと進んでいった。海はなぎ状態である。で、鯨にいっぱい出会ったのだが、時に、鯨が頭を出して我々を観察するのを、数メートルのところで我々が観察するって状態であった。鯨君の頭には貝がいっぱいくっついてました。簡単に行けたけど凄い経験でした。残念なことに、カメラの電池が切れて、その証拠写真はありません。
PERTHに戻り海岸に出て海岸通りを散歩したけど、ほんとにきれいな街ですね、PERTHは・・・
さて翌日15日はPERTHを離れる日ですが、飛行機は夜の九時頃です。そこでホテルをチェックアウトして荷物を預けて、ペンギン島に向かいました。今度は、RockingHamから501番のバスに乗れました。終点はMercyPointJettyですが、停留所は海岸通りから一筋住宅地の中にあり、それで前回には見つからなかったのだ。
切符を買う時に、女性事務員が「島から帰る便の最終は4時です。それを過ぎるとペンギンと一緒に寝ることになります」って手をほほに当てて、寝る振りをした。豪州人ってとても愉快だ。
島は灌木に覆われていて、観光客用に木道が引かれている。それに海岸も散策できる。
島に上陸すると、ペンギン博物館の前のおばさんが手にハンコをおした。意味が判らん。で、そこのペンギンの子供をちょっと観察して、そこから木道に進んだ。進んで直ぐの灌木の合間にうつむきの倒れたペンギンの足が見えた。多分、獰猛なカモメに殺害されたのだろう。島にはいろんな鳥が居るのだが、皆さん、カモメに虐待されているようで、所々にカモメに殺されたらしき死体が転がっています。島の一番奥にはペリカンの群生地があり、さすがのカモメもここまでは落せないようでした。で、肝心のペンギンですが、島の方々に木で作ったウナギの寝床のような木箱があり、この奥の方で、カモメの意地悪を避け、じっとしているのです。親が海から帰ってくるのを待ってるのですね。ただ、常時人間が居る、博物館の桟橋側手前の巣箱の子ペンギンだけはカモメが近寄らないので、ちょっと顔を出していました。島や海岸の散策を楽しんで、JETTYに戻りました。
で、PERTHに戻り、荷物を戻して、37番のバスで空港に向かいました。この街中を右に左にと、住宅地の殆どを網羅すべく走り回るバスって乗ってると楽しいんだよな。
ってことで、一応、これで終わりますが印象的なことを思い出したら追加して行きます。ただ、今回の旅を総括するなら、旅の内容自体は良かったが、全くトラブルが起こらず、その点では印象の薄い旅になった。今までの旅では、スリ、詐欺師、釣銭をごまかす連中、嫌がらせをする連中、かなり頭の狂った言動をする連中と、何らかのトラブルがあったのだが、今回は全く無かった。単に会わなかっただけとも言えるが、相対的に少ないのは事実だろう。それに、人口密度が極めて少なく人々が穏やかに暮らしていると見受けられました。
いろんな点で豪州って凄い国だなと感心しとる今日この頃です。
では、またね。
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