2012年5月8日火曜日

ぴんぼけ夫婦、スイス野次喜多道中 2005 6月30日~

スイス旅行まとめ
●スイス人は、効率的で親切な連中だ。鉄道は本当に便利だ。
宿屋はこちらのメールやFAXにきっちりと対応するが、満員の場合には返事もよこさない。これはこれで、効率的ではっきりとしているのだ。
●食い物はCOOPで買おう。果物やサンドイッチなんぞが本当に美味い。ハムはハムそのものだ。
●モンブランのテッペンは、空気が薄くて気絶しそうになる。走ったらぶったおれる。
●列車の観覧車(PANORAMA train)は、現地で安く簡単に予約できる。但しツバイジーメン⇔モントレー間は日本で、特別席を予約しよう。
●こんな美しい国は、他には無いのでは?その美しさを商売にする根性が凄い。そのために凄い投資をしているのが、また凄い。
●宿屋は、朝食付きTWINまたはダブルで150SF程度です。値段は部屋単位だから、ひとり客は損ですね。スイスの宿は清潔です。

始めに
アールエイジェRAJなる安売り旅行会社が信頼できるか、本当に心配だった。しかも、途中で担当者が退職したので、余計に心配で、「航空券を先に発行して欲しい」などと色々画策して、新しい担当者に不審がられてしまった。
ちょうどその頃インターネットで、、その旅行社がかなり活躍している事を確認できた。そこで、心配していたことを正直に話して、新しい担当者との信頼関係が出来た。結局、バウチャーを当日渡すだけで、zurichまで窓際の席が取れた。
とにかく、2.5時間前には、受付カウンター前のその前の荷物チェック場に並ぶことが基本で、カウンターもしばしば変わるから、
2,3度は確認することが大切。(安売りチケットの場合)かくして良い席を取れるのだ。(但し翼の上ってこともあります)
なお、本旅行以降は、先に席を予約するように努めている。

切符を、スイスパスにするか、スイスレールにするかで悩んだが、登山列車をregional(何日か乗り放題)パスで別に買うのであれば、スイスパスが有利となった。(但し、スイスの場合、各種パスの内容、適用範囲は毎年変わるので要チェックです。この翌年には、スイスレールで山岳電車も半額になるので、スイスパスの優位さは低下した。)
結果として、この年は、登山列車は非常に高く、これを乗り放題にすれば、直ぐに元が取れるので、この選択は正しかった。
シャモニーでは、天候悪く、何度も乗ることは無かろうと36時間券を買わなかった。結局登山列車に2箇所乗るだけで36時間パスよりも高く掛かった。
なお、スイスパスはフランス領のシャモニー迄直行すれば有効です。この事は、HISの担当者も、モントレーの切符売場のフランス美人も知らなかった。スイスマルティニ→フランスシャモニー(モンブラン急行)の切符は、モントレーの窓口では買えず、車内で買おうとしたら、車掌が、その区間は「スイスパス」で有効だと教えてくれた。

スイスパスは、HISで買った。地球の歩き方社よりも安そうだったのだが、結局手数料を別に取られた。
スイスパスセーバフレキシ4日で、1等と2等の差は12000円/人だから、1等の方が快適ですね。
スイスパスは、日本の旅行者かスイス鉄道駅で有効化することが必要なので、HISで有効化してもらった。
指定席は、シャモニーへ行く、GOLDEN-PASSLINEの一部(zwisimen→monntore)を買ったが、何と2500円/人でした。
たっか~い!と思ったが、実際に乗って判ったのだが、この区間は、先頭車両の一番前の柵内の特別席であった。
他の日本人は、その席まで辿り着けなくって、8人席は僕夫婦だけの専用になっちまった。
この区間では、モントレーに向かう時は11号車の80番台の席を日本で予約しよう!!!!!
逆方向の時は、多分10号車の80番台が良い筈だ。

その他の指定席予約は、現地窓口で、1件5スイスフラン(450円)で簡単に出来る。なお、僕は予約の希望を全て紙片に書いて持ってった。
スイス鉄道は、何をするのでも、非常に効率的です。モントレー→マルティニで間違った列車に乗り、途中駅で降りて駅員に予定を話したら、CPUで、僕の行くべきルート(バスも含めて)を出力してくれた。バスに乗って、アイグレで列車に乗り換えマルチィニで予定の列車に飛び乗れた。スイス鉄道ばんざ~い!

スイス旅行の場合は、日本の空港でチェックインして、荷物はスイス国内の指定地で受け取るシステムがある。
そのクーポンを買う必要ありと、スイス航空の窓口に行った。だが、スイス航空を使わない人には売れないと断られた。
結局判ったが、そのシステムはスイス航空とスイス鉄道の協同開発だ。だから、スイスパスを買う時に一緒にクーポンを買えば
良かったのだ。(つまり、スイス国鉄の切符を買う時)
但し、結論的には、そのクーポンは高く、他方、スイスの空港は実に効率的で、荷物をライゼゲベックに頼むことが、とても簡単に出来るのだと判った。

6月30日
ZURICHに時間より若干早く到着し、空港内列車に乗り、入国審査(ただの素通り)を経て、BAGGEGEに着くと、どこからか、日本人ばかりがアリのように集まっていた。まるで日本の空港に居るみたいだった。そうして、バッゲージの機械上には、もう荷物が回っていた。荷物も取って、外に出ると案内所があり、きれいな案内嬢に、「鉄道駅はどこ?」と聞くと
「あっちゃから出て、道路を渡れば鉄道駅だ」と言う。確か鉄道駅は地下の筈と、疑いながら言われた通りに行くと、
道路を渡ってから地下に入るので、地下駅となっているのだ。地下1階に、切符売場、指定券売場、ライゼゲペックが並んでいた。

先ず、ライゼゲペックへ行き、荷物の行き先を書いた紙片とスイスパスを見せて、荷物をGRINDERWALDに送った。所要時間1分。
「明後日に着くが良いか?明日中に確実に着けたいなら、早便がある。が、高くなる」って言うが、「普通便で問題なし」と答えた。
結果としては、普通便でも翌日着いていたが、この言葉は、どこの駅でもライゼゲペックを頼む時には言われた。

次いで、またまた紙片を見せて、ZURICH→INNTERLAKEN、と、INTERLAKEN→ZWISIMENの、観覧車の指定券を買った。2分掛かった。
今日泊まるZURICH迄の切符購入(スイスパスで乗るには勿体無いので)ついでに、何番線で乗り、何駅目かも聞く。2分掛かった。

ってことで、空港に着いて30分もしないで、ZURICH行きの列車に乗っていた。
スイス人って効率的で、実に親切な連中だ。何でもプロフェッショナルって感じがした。

ZURICH駅から歩いて直ぐの、まあまあのホテルであった。但し、路面電車がゴロゴロと走っていた。その音がうるさくて、僕は眠れなかったが、女房はぐっすりおやすみでした。

注記
ZURICHのホテルは、通過駅だから良くなくてもいいやと割り切っていたが、今回の他のペンションは本当に居心地はよかった。
スイスは、大きなホテルより、ペンションの方が住み心地が良いらしい。
それに、町のレストランはタバコの煙でムンムンとしているから、ペンションで夕食を取る方が良い。
特に最後のFILISUR鉄道駅のペンションは、便利で、食事も美味く、美人おかみが素晴らしかった。セントモリッツで5星ホテルに泊まった人が、自分の泊まるホテルのことをブーブーと言っていたのと対照的でした。

7月1日
天気は余り良くない。ZURICH HB(中央駅)で、スナック(サンド等をこの国ではスナックと言う)を食べたが高い!
急行で、LUZERNへ、LUZERNを散策し、その後、駅のマーケットでサンドや果物を購入。
そこからGOLDEN-PASSLINEでインタラーケンへ。
インターラーケンで、地球の旅に掲載のレストランへ行き、日本食メニューを見たが、やたらと高く、
ビュッヘがあるとの事で、これを選んだが、韓国食でやたらと辛かった。もう、地球の旅は信用しないことにした。
シーニゲプラッテの高山植物園に行くも、天候悪化。高山植物園は花が満開。
grinderwaldでは、豪雨状態になってしまった。ペンションは清潔できれいである。

7月2日
早朝、yungfrau鉄道でyungfrauへ向かう。ペンションのばあちゃんが、特別早く朝食を作ってくれた。
この国の人々は、年取ってもきっちりとこぎれいにしている。
先ず雪原に行こうとしたが、雪原への扉が閉まっていた。なんとか開けた途端に、暴風で吹き飛ばされそうになった。
後は、UFの地下通路をあっちゃこっちゃとうろつき、ほぼ地下通路の構成が理解できた。おかげで、後から来て迷子になった日本人ツアーに道を教えるまでになった。
帰りは、アイガーグレッチャーで降りて、クライネシャイヂックまでハイキング。頂上と麓でまったく天気が違うのだ。
→JF鉄道でラウタブルネン(COOPでスナックと果物を買って、道端のベンチで食べる。スイス人もそうしている)
→ミュレン→ウエンデン→メンリッヘン山頂→帰宅
近くで、プロシュート+ピザ+ワインで夕食。ごっついピザで腹が破裂しそうになる。54sf=5000円程度/2人 たっかいな~!

7月3日
再度YFへ。好天に恵まれ、地下通路を通って、あっちゃこっちゃへ。
→メンリッヘン山頂(レストランで昼食)→クライネシャイデックまでハイキング 素晴らしいハイキングコースだ!

7月4日
バスで、グローセシャイヂックへ→FIRSTへハイキング  素晴らしいハイキングコースだ!
FIRSTでスナック買い昼食
→ハイキングで湖へ→雨になり帰宅。
湖に着く前に小雨となり、女房は帰るべきだと主張したが、無視して湖まで行った。山小屋の前で女房が切れて、あれこれと大声で僕を非難した、ふと、山小屋の中を見ると、日本人がいっぱい居て、僕らの喧嘩(一歩的に僕が負けているのだ)に耳をすませていた。勘弁してよね。
COOPでスナックや果物買い、持ち帰り夕食

7月5日
Grinderwaldより列車でシャモニーへ。サムソナイトは、zermattへ先に送っておく。
モントレー→マルチィニの列車を乗り間違えるも、先に述べた方法で必死にリカバリーできた。
マルチィニ駅からモンブラン急行に乗る。レマン湖から続く谷を急上昇して、シャモニー谷へと行く。
モンブラン山系はここで見た後は、ずっと雲の中であった。
シャモニーのペンションは、チーズフォンデの臭いでくさかった。だがしかし、ペンションの食事は最高であった。ワインで乾杯。

7月6日
モンブラン山系は最悪。頂上は霧ばっか。高度が高過ぎて眩暈がする。階段を少し歩いても気絶しそうになるのだ。
イタリヤ側へのロープウエーも停止。
途中で降りて、ハイキング企てるも、雨が降り出した。
仕方なく、氷河見学に行く。

7月7日
zermattへ快適な旅。
マルチィニで、モンブラン急行にステッキを忘れたと列車に走って戻ったが、背中のリュックの中身がばらけてしまった。
白人どもが、列車の窓から眺めているなかで、リュックに寝巻きとか何とかを戻していると、
日本語で話しかけられた。シリア出身で、今はスイスに住んでいて、日本に行ったことは無いが、
素晴らしい日本語を話す。この辺りは、アンズが特産だ、と2個くれた。
彼は、特急でミラノに向かった。
3時頃到着で、スケガに試し登り(地下ケーブルカーで)
zermattは、狭い町の、あちこちに、ロープウエーやケーブルがあって、そこから3000m級にあがって行くのだ。

7月8日
マッタホルンは早朝だけ晴れていて、
→途中でおりてハイキング→スケガに登り(ベンチで昼食)→一駅上がりスケガに向けてハイキング
野生のエーデルワイス群、マーモット群発見!なんて幸運な!

7月9日
ゴルナクラート→ハイキング


7月10日
grinnderwaldを出発(サムソナイトはZURICH空港へ)
アレッチ氷河へ。
地球の旅には、エッジスホルン頂上まで30分とのこと。
あほか!凍結したあんな道、登山靴でも遭難するわ!あほか!
だが、翌年は暖かくて、同時期に登った友人達は容易に登れたらしい。

列車に乗り遅れて、駅で昼食

氷河特急ルートを乗換え、乗り換えてフィリリーズに向かう。
途中、アンデルマットから、ループラインで凄い標高をオーバアルプへと登る。
ライン川に沿ってえんえんと走る。
夜遅く、駅前ホテルに着く。美人おかみの親切なもてなしであった。

7月11日
ベルニナ特急で、→オスピッチオベルニナ→ハイキング→アルプグリュム
駅からラーゴビアンコに沿ってハイキングコースを歩む。
パリュー氷河が見える所で、ハイキングコースは線路を横切るのだが、ハイキングルートに印が見えなかったので、
道を誤った。なお、この地点はこのコースの中で最も美しい、夢のような色彩の場所であった。
写真を写したが、その美しい色彩はカメラでは取りきれなかったようだ。絵本の様な美しさであった。
道を誤り、そのまま線路に沿って行くと、駅の上の方に出た。その崖を降りるだけで足が痛くなった。

列車でイタリタのチラノへ。途上、例のオープンループ橋が見事でした。
チラノの駅はパスポートチェックが非常に厳しい。特に日本人には厳しいようだ。では、ここは既にイタリヤで、イタリヤ語が役に立った。
余り見るべきものもなさそうなので、アイスクリームを食べて、ホテルから失敬したパンで小腹を抑えた。
そのまま列車に乗り→サンモリッツで軽食→ホテルへ帰る。
ホテルで、おかみに、若干腹が減っていると言うと、
海鮮スパゲットを推薦して、えびの事を「シュリンプ、シュリンプ、フィッシ」と一生懸命説明してくれた。
実際うまかった!

7月12日
朝食を楽しみ、そのまま列車に乗り込み、クールからはI/C特急の一等で、ZURICHへ

ZURICHで買い物→空港へ
チェックイン時間まで4時間もあったが、スイス航空は受付けてくれた。こんな親切なの始めてです。
韓国で6時間待ち。安売り航空券の哀しさですね。

一人当たり予算は、
航空運賃89,000円、鉄道費41,000円 現地宿泊生活費 190,000円
合計320,000円

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