2012年6月7日木曜日

放射能測定器

エステーからエアーカウンターsが発売されました。
http://www.st-c.co.jp/topics/2011/000412.html
測定時間は2分に短縮されました。測定高さが1mと書いているので、問い合わせしたところ下記回答が来ました。

エステー株式会社 お客様相談室 小沢と申します。
日頃は弊社製品をご愛用いただき厚く御礼申し上げます。
このたびは、『エアカウンターS』にて、お問い合わせをいただき、
ありがとうございます。
『エアカウンターS』は、地表50cmや10cmの位置でも測定することができますが、文部科学省や各自治体も1mの高さで測定して数値を公表している場合が多いため、1mを基準としております。お住まいの地域で公表している数値が5cmであれば、同じ条件で測定して頂いても構いません。
なお、この製品は、2012年2月3日から出荷を開始し、順次全国のドラッグストア、ホームセンターなどの販売店およびインターネット通販などで販売をいたします。
大変申し訳ございませんが、具体的な販売店は今のところ未定でございますが、発売開始以降の店舗への納入実績に基づきご案内をさせていただきたいと存じます。
なお、弊社では製品の予約につきましては、承っておりませんことご容赦ください。

今後ともよりよい製品づくりを目指して努力を続けて参りますので、
引き続き一層のご愛顧をお願い申し上げます。
ただ、この「エアカウンターS」には、首都大学東京の放射線安全管理学の専門家である福士政広教授が監修した放射線等についての基礎知識を掲載した小冊子「正しく覚えよう!放射線の基礎知識」を付属してるらしいのですが、この福士教授は、原発推進派の御用学者ってことらしいです。それだけが心配です。でも逆に彼等がどんなことを書いてるかも興味があります。
ところで、エステーのエアカウンターSの取説を見ると、検出ガンマ線数に対して、セシウムから放出される線エネルギー量で換算しているとのことですから、降下時点では、セシウム134から放出される光子数は、セシウム137の倍であり、合計エネルギー量は、2.82倍とすれば、エアーカウンターの測定値の(1+2.82)/3=1.27倍に換算すべきかもしれません。ところ、他社の製品は、どう換算しているので判りません。

1年を経過した時点では、セシウム137は、EXCELで =2^(-1/30) =0.977
セシウム134は、=2^(-1/2) =0.707 に減少します。セシウム134は2年立つと1/2になるので、漸く、エステーエアカウンターは実情の値を示すことになります。
https://www.youtube.com/watch?v=qPPMPZxDel4&feature=related
を見ると、他社製品との比較をしています。測定数値があまり変わらないことからすると、他社製品もセシウム137のみとして換算してるのかもしれません。

その後、市の測定器についての質問をしたところ、「日立アロカメディカル㈱製TCS-172Bです。検出器は,NaIシンチレーション式です。」との回答を得た。このシンチレーション方式だと放射線強度に比例する検出器とのことなので、放射線数を測定するエステー方式(通常市販のタイプ)とは異なり、人体への影響としては正しい表示を示すことになるようだ。




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