なお、予備知識として配管用ネジについての資料を列記する。
http://www5a.biglobe.ne.jp/~nejimats/kudayou.htm
http://www.geocities.jp/noguchichi/Rc.html
http://www.meguro-seiwa.com/shop/free_9_59.html
https://www.paloma.co.jp/support/faq/category.php?cat01_id=2&cat02_id=6&cat03_id=13
file:///C:/Users/isamu/AppData/Local/Microsoft/Windows/INetCache/IE/WGZLIGTH/toshigas-catalog-2.pdf
給湯機はYahooオークションで、単純給湯器20号を1万円で入手した。なお、入手の季節により給湯器オークション価格が大きく変わるので安い時期に入手する必要がある。(夏前頃)
計画に際しては、既設の給水・給湯・ガス配管を注意深く確認することが必要です。更に取替給湯器の給水・給湯・ガス配管口のサイズを確認することも重要です。
例えば、我が大阪拠点の設置後状況を見ると、下記となった。既設配管サイズは全て15Aとなっている。給湯配管は銅管で16Aであり、給湯器継手15A(R1/2)にメス継手で接続し、銅管が溶着されている。つまり、給湯配管は取り外し不能となっている。給水系は、当初は全体が塩ビであったので、取り外しができなかった。これらの状況から、厳冬期にも水抜きできず、このために配管の破裂が生じたのだ。
最初の給湯器
2016年4月には、この写真の、向かって右側からの給水系が破裂していた。また、給湯系は給湯器内部からの漏水が生じていた。ガスは写真の最も左側から供給されていて、強化ガスホースを経由して供給している。
下の写真は、給水系の拡大図である。右に伸びる2本のゴムホースは、屋根上のソーラー給湯器への配管系で、現在は機能していない。
2016年4月に損傷が判り、急いでクラシアンに来てもらい修理した後の写真である。給水系ストップバルブの先の塩ビパイプを除去し、金属フレキに取り換えている。が、継手部からわずかに水漏れしている。(これは、金属フレキの配管ネジがGであるのに密封シールを巻いたが、Gネジには必ず必要なパッキンを入れてなかったとの、クラシアンのミスである)
2017年2月末に、この写真の向かって左側に中古給湯器を取り付けた。
下の写真は、給水系の拡大図である。右に伸びる2本のゴムホースは、屋根上のソーラー給湯器への配管系で、現在は機能していない。
2016年4月に損傷が判り、急いでクラシアンに来てもらい修理した後の写真である。給水系ストップバルブの先の塩ビパイプを除去し、金属フレキに取り換えている。が、継手部からわずかに水漏れしている。(これは、金属フレキの配管ネジがGであるのに密封シールを巻いたが、Gネジには必ず必要なパッキンを入れてなかったとの、クラシアンのミスである)
2017年2月末に、この写真の向かって左側に中古給湯器を取り付けた。
中古給湯器として20号を購入したが、設置後に確認すると16号であった。
以前の給湯配管は、銅管(溶着)で、給水は塩ビ配管であった。が、先述のように、冬季の寒さで、給水系塩ビ配管は損傷し、給湯系の排水不良で、本体の配管に損傷が生じた。そのため、今回は塩ビ配管、銅管を除去して、ポリ架橋配管を取り付けた。
また、クラシアンの改修と同様に、給湯系も、根元をフレキ配管(300mmで300~400円)にして、冬季の排水が容易に行えるようにした。
なお、フレキは基本的に、配管ネジはG(平行ネジ)またはPj(小さめテーパネジ)だから、パッキンを使わないと、シールでは水漏れを止めにくい。Gネジの部品をRネジ継手と繋ぐときは、フレキ用継手(R+Pj または R+G)を介在させるのが望ましい。なお、Rネジ同士の場合は、シールを丁寧にかませれば水漏れを生じることはない。逆に、シールを丁寧にかませても水漏れが生じる時には、ネジ仕様を確認しなければならない。
給湯・給水のメイン管には、取り換え容易なように、ポリ樹脂管(300円/m)を使い両端には、オンダのダブルロック継手(Rネジ)を使った。本継手は、配管側がフリーに回転できるので機器への取付・取り外しは簡単にできる。また、配管に付属のインサートを入れて、配管を継手に根元までグイっと差込めばそれで水漏れは生じない。本継手は800円と高価だが、それだけの価値はある代物だ。
なお、本継手には、ネジ側については、オス、メス、Rネジ、Gねじ、Pjネジなど種々あるので購入に注意しましょう。
また銅管・塩ビ管の切断には、100円ショップで金切ノコを購入した。銅管の継手には、銅管用火無し継手を使った。いわゆる、ソロバン継手と称されるもので、切断した銅管を、電気工事ニップルとやすりで切り口を調整し、継手内部のソロバンに差し込むことで簡単に締結できた。
配管部品購入で特に注意を要するのは、配管サイズが13A、15A、1/2、が同一サイズであること。配管ネジの、R、G、Pj を確認すること。銅管は16Aであること、などが重要だ。
またフレキ配管の袋ねじの構造とパッキンの必要性を把握することが必要だ。今回は、フレキ配管の袋ネジの構造を理解せずに外そうとして、解放時に間違ったナット部を把握し、フレキ部分を強制的に回すことになってしまい、フレキ部分を痛めてしまった。
さて問題はガス配管だ。
ガス配管では、13A以上の場合には、機器と元管の間は強化ガスホースを使うのが一般的だ。
強化ガスホースは一般的には、片側は、回転フリーな袋ネジで、他方(反対側)はオスネジとなっているのが通常で、元管側とは、ガスホース付属の回転フリーな袋ナットで繋ぎ、機器側には、ガス機器継手を別に準備して、これを介して機器に接続する。
この継手の袋ナット側も回転フリーとなっているので、結局、配管後は、強化ホースの両端ともに回転フリーとして安全性を高めていることになる。なお、機器との繋ぎ継手に両端とも回転フリーな継手を使うこともある。その場合、ガスホースラインには、回転フリーな部分が3か所もあることになる。我が家のガスホースラインも、機器側に、ストップバルブ付き両側フリーの継手を用いているので、そうなっている。
強化ガスホースの繋ぎ替えには、袋ナットの構造を理解して行えば容易に繋ぎ替えは出来る。
なお、継手ネジ部にはガス用シール液を使い、ネジを十分に締めた後、ガス漏れをシャンプー液で確認することが必要だ。
この配管系統でも、ネジの仕様を確認しつつ機器の購入をしなければならない。
またガス用シールには、都市ガス用G1 と 都市ガス・LPガス用G2がある。LPガスは圧力が高いので、シールを硬化させる必要があるのだ。が、これを都市ガス用に使うと、後での取り外しが困難になるようだ。G1の方が安いので買い間違いは少ないと思うが一応。
僕の場合は、ホースが長すぎた嫌いがあるので、適切な長さのホースを手に入れて取り換える予定だ。
取付を終えて、給湯器の銘板を見ると、20号(RUX-A2011W-E2010年製)を購入したのに実品は16号(PH-163EWL2012製)となっている。要するに騙されたのだが、文句を言うには遅すぎる。そこで、予備に20号を5,700円(GQ-2039W2015年製)+2,700円(リモートRC-7606M)を購入した。いずれ既取付品と取り換えて、16号は予備とする。また、八千代市の自宅にはエコキュートの予備として20号の給湯器を手配する。
ところで、大阪から帰り、緊急用給湯器の計画中に、ヤフーオークションで機器接続ガス栓を見て、ガス栓を数個落札した。家に着いたガス栓を触っていると、本当に心が落ち着く。特に回転自由な部分には感動してしまう。回転部分は、高精度のはめあい軸受になっていて、回転させると固いのは固いのだが、実にスムーズに回転する。そのはめ合いはガスも通さないはめあいになっているのだ。オンダのダブルロック継手にも感動する。
やはり僕は、かような機械部品が一番すきなようだ。
ところで、ガス強化ガスホースの継手は2重ナットになっていて、他方、給湯・給水フレキの継手は1枚ナットになっている。この理由が良く判らなかったのだが、ふと気づいたが、ガスホース用継手は、配管締結後に、2重ナットを相互に締める、つまり、両ナット面を締め付けるように締めれば、ナットの自然緩みを防げるようになっているのだ。また、そのような構造だから、漏れ止め(シール)は水配管とは異なり、ホース側ナットとホースの間にひとつ、ナットとナットの間に一か所の、2か所に必要となり、それゆえに、シール方式が種々あるのだ。従って、この締結を緩めるには、ホース側のナットを緩め側に回し、ナット同士の締りを緩めてから、ホースと反対側のナットを緩める。つまり、先ずはナット同士間を緩めて、ナットが回り易い状態にして、この緩め方を少しずつ繰り返せば良いことになる。つまり、ナット同士のシールが金属フレアの場合には、ナット間の隙間を大きくしてしまうと、金属フレアが変形してシール能力が落ちる恐れがあり、これを防ぐ緩め方が必要ってことだ。
なお、本件については、自宅でのエコキュート故障時対策としての給湯器設置(別記)に際して、既設強化ガスホースを外す際に気付いたのだが、先述の様に、ガス配管用強化ガスホース(ガス用フレキ)では、水配管用フレキとは違い2重ナットが多い。その際、ホース側のナットはホースとの機密を保つようになっていて、外側のナットは、ホース側ナットと外側ナット間の機密を保てるようになっている。その為に金属フレア方式が採用されているとも言える。且つ、両ナットを締めることでナットのゆるみを防止できるわけだ。このダブルナットは、ガスが漏れると問題が大きいとして採用されているものだろう。なぜなら、漏れる性向は水の方が強いからだ。水、湯が僅かに漏れても問題は少ないと考えられるからだろう。
オンダのジョイントについては、下記を連絡受けている。つまり、水・給湯配管の接合は容易に出来るってことだ。
「弊社ダブルロックジョイントは、樹脂管(架橋ポリエチレン管、ポリブテン管)との接続後も樹脂管との接続部は回転可能です。」
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