2022年7月27日水曜日

脳は世界をどう見ているのか ジェフホーキンズ

 人間の脳は、主として器官との接続または制御に使われる脳幹と、それを取り巻く、厚さ2.5mmでしわしわの新皮質から成り立ち、人間としての高度な感覚・制御は新皮質内に立ち並ぶニューロンが行う。哺乳類としての進化の過程で、そのニューロン系は、同じ構造のものが次々と増加してきたわけだ。その機能は、すべてを座標系で認識しているとのことだ。思考も、座標系で行っているらしい。つまり、最初は外界の認識をするために生まれたニューロン系が、徐々にその活動範囲を増やしたのだが、その過程で、同じニューロン系が複製されて、異なる目的に使われるようになったらしい。
人、それにその他の生き物も、すべてを座標にて認識し、予測し、思考していることになる。
人は、しっかりとした、正しい座標系を持つ、もしくは、作り上げることで、知的に高度な思考を持つわけだ。

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