2016年2月11日木曜日

本や資料を捨ててゆく

amazonで書店を開いたことについては先に書いた通りだ。が、書店でも売れない本や資料は紙ごみの日に捨ててゆくより仕方がない。本は懐かしいものであり、資料はかっての仕事には必須の品々だが仕方がない。しかし、ただ捨てるのは忍びないので、本も資料も読み返しては捨ててゆくことにした。読み返した時に気づいた事々をここで記載する。

鉄仮面 デューマ・ベール
読み返そうとして、なんと、初めて気づいたが、鉄仮面とかはダルタニアンで有名な3銃士(実際には4銃士)の後編の一部で、これらを含み3部作となっているらしい。3銃士とは子供向けの本ではなくて大人向けの流行本であったのだ。彼の時代は、ナポレオン時代の後のナポレオン3世時代から王制に至る時代で、ナポレオン時代の前のルイ14世(太陽王)の時代を懐古的に楽しんだ小説らしい。小説の中で3銃士はばらばらになって行き、ダルタニアンはオランダ野辺の戦線で戦死する。戦争の形容はそれなりに迫真力をもって描かれているが、内容的には流行小説の枠を外れたものではない。
角川書店の石川登志夫訳で、前後編に別れた初版に対して、上下を一つにした昭和5年改版の5版が僕の持ち本だ。デューマの作としては、モンテクルスト伯(岩窟王)も懐かしい。ところで、鉄仮面とは確か顔を知られることなく幽閉される人物のことだが、これがどうダルタニアンや4銃士と関係するのだろうか。そのことは内緒のままとする。
ところで、子供の頃に慣れ親しんだモンテクリスト伯爵に匹敵するのが「LesMiserable(ああ、無情)」だろう。これは誰の作かと調べたら、ビクトル・ユーゴーで、やはりフランスの作家で活躍時期は1862年頃で、デューマより少し遅いか、同時代となっている。確かに、舞台には同じ雰囲気があるが、ビクトルの方が地味と言えそうだ。
ところで、鉄仮面との表題だが、我々が子供の頃に読んだ鉄仮面とは異なるものらしい。
子供の頃に読んだのは何だったのかを調べねばならないが、それは別として、この本の表題がなぜ鉄仮面なのかを知らねばならない。
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E9%89%84%E4%BB%AE%E9%9D%A2
http://www.cosmos.zaq.jp/t_rex/works/works_7_x.html

反逆児 ラクルテル著
ちょっと読み始めたが、鬱陶しい内容なので中断した。もう、かような繊細な内容の本は読めなくなっている。

南ヴエトナム戦争従軍記 岡村昭彦
本書は本戦争の極めて一部の経験の記述に過ぎない。

氷点 三浦綾子
うじうじと面倒くさい話である。と、文学者に怒られそうだ。でも、自分で書いた文章でさえ、そう思えるこの頃ですから。ただ、渡る世間は鬼ばかりとか、ださいのが好きになった年齢ですから、健気に頑張る陽子さんがテレビドラマに出れば、みるでしょうけどね。
司馬遼太郎の関が原、ギボンのローマ帝国衰亡史も面白く無い。
これだけどの本も面白く無いのは、僕の精神の衰えかと思ったら、チェーホフの我が生活は面白い。僕は何が面白くて何が面白く無いのかを考えねばならない。

GWFハルガルテン 独裁者
この本は、有史以来の独裁者の行為を分析するもので、極めて興味深い本である。ローマ史から学んだ法律家が、独裁者の現れるのを防ごうとした米国憲法でさえ、トランプの様な、独裁的性向者の発生を防げないことに驚き、この本をいよいよ見なおすべきと思う。

ところで、amazonで売れた本は3万円程度になるのだが、amazonの手数料と送料過多で、実質利益は半分程度となるだろう。ところで、市の図書館で愛読書としていた本が、最近になり再び在庫を調べると処分されていることが判りショックを受けた。図書館の本とは、短い期間に無くなってしまうことが判った。特に愛読していた、「どくとるアイアイと謎の島マダガスカル(上下)」と、田中俊資の「楠正行(1)~(5)」も消えてしまっていた。amazonやyahooオークションで再入手することを計画中だが、いかに良い本を安く手に入れるかである。「どくとるアイアイと謎の島マダガスカル(上下)」は1000円程度で手にいれて、楠正行は5巻を2110円、あれこれしている間に田中俊資の「南朝盛衰記5巻」のうち、3巻までを800円程度で買ってしまった。
本を整理するところが、増やしてしまったようだ。

ジャンジュネ 泥棒日記 新潮文庫
年寄りには重すぎる。

モンゴメリーのエミリー3部作、赤毛のアンシリーズ9冊、果樹園のセレナーデ や、バーネットの小公女、秘密の花園も捨てる。ただ、捨てる前に目を通しているが、赤毛のアンはやはり秀逸な一品であると思う。

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