2016年2月21日日曜日

新農園 春の植付

さて、そろそろ春の播種・植付の準備だが、今年からは日当たりの良い新農園になっている。しかも、マルチとか透明トンネル、網トンネルを多用して収穫を増やそうとしている。従って従来よりは早めに播種・植付をすることになり、そのための対策も確実にしなければならない。加えて、既に畠は秋植えの作物で満杯だから、ポット植え、と後に畠に植えるって手段を主体にしなければならない。ってことで、今後のために今年のスケジュール・方策を詳述する。
先ず、いろんな作物について房総での一般的な播種スケジュールと種の有無を調べた。その中には昨年種を得た、ハグラウリ、キューリ、オクラ、南京も含んでいる。かくして、ポット植えも考えて早めに種の準備が必要だ。
2月22日 先ずは、じゃがいもの植付準備として、マルチ設置と、植付間への糠置きを行った。植付はもう少し後とする。
2月22日 タマネギのマルチを外した。
2月26日 そら豆がトンネルの中で窮屈そうだ。網でのアブラムシ防止は無理そうだが、ご近所のクレーム防止にカバーは必要なので、三角カバーで内部容積を広げることにした。
2月26日 ジョイフルに行ったが、野菜タネの値上がりが激しい。となれば、ポット苗も高くなると思われる。そこで種から育てる方法を採用する。最初はポットで、次いで、鉢で、と、これは昨年採用した方法だから、これを拡大応用で使う。
種の値段は、ジョイフルで、中長ナス 2ml 235円(ピーマン400円) ロイヤルで、つるなしインゲン 135円 トウモロコシ 180円 にんじん180円 、球なりレタス192円、カインズで、早成枝豆198円
シソ 135円 ピーマン180円
出来るだけ種を有効に使うには、ポット当たりの種数を減らし、ポット数を増やすことと、播種時期をずらして試すことだ。播種時期が重要だ。
ナスは、播種から植付まで2ヶ月、だが、鉢育てを0.5ヶ月として、2.5ヶ月とする。3月半ば播種かな。キューリ、ハグラウリ、オクラ、南京、ブロッコリー等も同様のスケジュールとする。それより早くしても畠には余裕がないのだ。ただ、人参は早く播種の必要があり、キャベツの周囲に播種を急ぐことにする。
が、考えると、3月25日~4月2日には不在となる。その間の水やりが無いと株が乾燥死することは確実だ。そこで、狭い場所で直植えできる、人参とレタスを除いては4月2日以降の播種とする。但しナスについては、播種後、収穫までは4ヶ月かかるようだ。他方、発芽地温が高い。従って、3月初めに保温播種して、3月末に保温鉢植として水やり無く10日間を過ごせるようにとの工夫が必要だ。
2月26日 レタスとリーフレタスをポット播種し、苦土石灰粉と培養土を散布、保温のために透明シートで覆った。土がかなり湿気ているのが気になるが、培養土で吸収されること、それに、暫くは好天が続くらしく、この熱で乾燥されることを祈る。
2月27日 ちょっと早いが黒マルチをしているので、ジャガイモを植え付けた。人参を播種(水を撒いた後に筋蒔きして、忘れた石灰を散布、その後、培養土を薄くかぶせた。)来週は気候が好天らしいので、グリンピースの透明カバーを開いた。また、長い畝の方のそら豆のトンネルを広げるための支柱を準備した。
                                   レタスポット播種(手前リーフ・向う側球) 培養土で覆う
上記にカバーしたところ。
 キャベツの状況

 
タマネギの状況(育ちすぎ)
 
そら豆(花が咲いている) 網をトンネルから拡大支柱にした。
トンネルと同様に、支柱を紐でつなぎ左右で引っ張っている。この方法はとても有効。

じゃがいも植付

 
リーフレタスの向うに人参を播種

グリンピースのカバーを外した(夕方寒くなったので液肥を与えた後再度カバーした)

 
グリンピースと向こう側そら豆

 
カバーを拡大前のそら豆(拡大用支柱は設置済)

2月29日 そら豆は、上部の花には実がつかないらしく、草丈60cmで先端を切るのが良いらしい。
とすると、もう先端を切るべき株もあるってことになる。
脇芽も取らねばならないらしい。
ここでは、7段目までは実がなると書かれている。脇芽を除くこと、7段目で芯止め、追肥の必要と、芯止めに際しては、先端に振動をあたえないでアブラムシが落ちないように処理することが必要らしい。いろいろありますね。
3月2日
ブロッコリーをポット播種した。ナスとピーマンは発芽・生育温度が25度~30度とのことなのでもう少し待つこととした。
3月3日
そら豆のアブラムシ除去(容器の上でそら豆の房を振る)と土寄せ、グリンピースの支持紐張りと土寄せを行った。アブラムシ除去は上記の方法で頻度高くするのが良さそうだ。
グリンピースのカバーを横方向のみにした。
3月4日
そら豆の剪定とアブラムシ除去を行った。剪定枝とアブラムシは水容器に投入した。
剪定は枝が長すぎる。もっと早くすべきであった。
まだ夜は寒いが、グリンピースは元気そうだ。本日の気温は6℃~15℃。
3月12日
真冬並み(-10℃未満)になるとのことで、グリンピースに不織布カバーを設けた。
3月15日
グリンピース不織布カバー除去と紐張り。
そら豆のトンネル型の残り分、テント型に網カバーに修正完了。なお、カバー内側に紐張り。
レタスポットを移植。場所は現リーフレタス周辺
自宅にて、ナス、ピーマンポットに播種。
3月17日






 3月21日
ブロッコリーの第一陣の苗の半分は、何故か、茶色になってやられた。
のこり3株を畑に植え付けた。
ブロッコリー第2陣の種を播いた。(4ポット)
 
4月16日
ポット播種分はほぼ全滅だ。今後への教訓としたい。
現時点での畑の状況。えんどうが収穫始まった。そら豆はさやができはじめた。が、サラダそら豆は、植付ピッチが大きすぎたことも合わせて成長が不良だ。












 
 また、黒陽ナガナス4株、ミズナス4株、各4切り容器 220円を買い、これを夫々大きなポットに入れて、屋内置きで育てることにした。
4月23日 苗は、農業会館のが良いとの情報で、早速買いに行き、確かに値段は安く(1株60円)株は立派であることを確認して、ピーマン2株、きゅうり1株を購入して大きな鉢に入れた。
アブラムシが近所迷惑との忠告有り、密封カバーをして、カバー出来ない所は切除した。
4月25日 キュウリとハグラウリの発芽状況悪いので、今年の種を買うことにした。ロイヤルで共に180円であった。
4月27日 キャベツには、特にナメクジが付くので、順次食べることにした。キャベツ収穫後の空場所に、漸く植え付け出来る隙間が出来たので、植付の準備を始めた。掘り起こし、発酵米ぬかを散布した。28日が雨なので水が十分に吸収できる体勢とした。
なお、下記を参考として、ナス、キュウリには根切りを行うことにした。
なお、根切りは、ピーマン、トマトにも有効らしい。自家製のカボチャのように株が小さい場合は、絡まった小さな根の固まりの周囲の先端を切る程度でも良いらしい。
ポットごと水につけて1時間、水から出して2時間、ポットから外して、水洗いして根を梳いてから、1/3を根切り。新聞に包んで、水につけて現場に運び、根を円形に広げる深さは、キュウリ5~6cm、キュウリは2~3cmとする。中心部を少し丸く高くした穴にする。土はそこそこ固めて、支柱、水やりを急ぐ。なお、水洗いはポットから抜いて水洗い・根切りって簡略法でも良いらしい。
ナスは黒マルチを両がけする。(水やりや雨の時は外せるように)。
根切りしているので水やりはしっかりとする。
仕上げで、透明シートでトンネルカバーとする。キュウリは黒マルチが駄目なので、コメワラで乾燥よけとする。
株間隔はナス・ピーマンは50cm
なお根の活着を促す方法としては、根切り以外にもいろいろあるようだ。
ミニトマトの寝かせ植えは是非実行すべきだろう。他方、トマトについては、根洗・断根して植え付けて枯れたとの情報もあり、特に、乾燥には留意が必要のようだ。
ナスについて秋の更新・断根についても情報がある。
4月29日 風が強烈だ。グリンピースは紐張り不十分で、背が低くてもジャガイモは倒れそうだ。油断してしまった。
そら豆のカバーの中にてんとう虫の幼虫がうろついている。頼もしい。やはり農薬を使わなくて良かったと確信した。
4月30日 今日は到頭、ナスの根切り植付だ。キャベツの収穫で出来た空き地に準備を終えた。
8時30分に小さなバケツに2個に水を入れ、ポットを漬けた。2株のみだ。
乾燥防止のために、コメ藁、不織布、黒マルチを使ったので、ほぼ完璧と思う。保温のために透明カバーのトンネル掛けとした。心配なのは、少々浅植えだったことだ。さて、断根が効果あるか否かがはっきりとすることとなった。
本日更にキャベツの収穫で場所が空いたので、きゅうりを断根方式で植える。下にさつまいもを植えているが、きゅうりなら上に伸ばすのでじゃまいにはなるまい。
5月1日 きゅうり一株を断根植とした。断根植えしたナスはぐったりしている。共に、朝昼夕に散水する。それに、キュウリもナスも、昼間の生育温度は25℃~30℃なので、余り高温になるのも防がねばならない。その点の注意も必要だ。
 
金子さんが「ジャガイモの追肥と土寄せをする」と言ったので、早速、発酵米ぬかを液肥として与えた。土寄せは一昨日風が強かったので遣ってしまっていた。ついでに、タマネギにも液肥をかけたが果たして良かったのか悪かったのか・・・・、と、心配だ。
ただ調べると、生育期の乾燥はタマネギには良くないとのことで、薄い液肥が有効だとも思える。それにしては、少々濃すぎたかなとも心配する。
 
ポット植えの殆どが失敗している。なんと、ナスだけが芽出しできていて、きゅうりとハグラウリは、種自体が悪い可能性がある。そこで、購入した種をポットに播種する。培養土で2~3cmと書いているが、僕の所有する培養土は、肥料用なので1cm程度とした。
 
サラダそら豆が数本収穫できた。どうやら、サラダそら豆の方が生育が良く、あぶらむしにも強いらしい。本年冬には、サラダそら豆を適度に育てることにする。
5月2日 ジョイフルホンダで、4株120円の、キュウリとピーマンを購入し、ポットを替えた。午後、農業会館に行くと、ミニトマト60円が前回よりも小かぶだが売っていたので、2種を一株ごと購入し、大きなポットに移し替えた。総合計360円。
来年は種は一切買わず、ポット買いとしよう。
 
5月4日 明日は天気が荒れるとのことなのでジャガイモのカバー、えんどうの支柱補強を行った。
最終のポット植(3回目)5月1日播種のキュウリが早速芽生えた。やはり新しい種でないと駄目だ。
えんどう、いちごは収穫が始まり、タマネギも大きくなっている。旧農園より一ヶ月も早い。それも、植付が失敗して遅くなっているのにその状態だ。新農園の条件が良いからだろう。
 
5月8日 僅かに塔は立ったが、タマネギの半分は倒れだした。イチゴの出来も収穫量も最高。
そら豆は出来が悪く、半数を処分し埋めた。その後に、ナス4本・ミニトマトを、根切りと寝かせで植え付けた。保水のために一応マルチをしたが、きゅうりは時期をみてマルチを除く。が、よく考えると、ナスは、施肥を根が広がるように散布するには、黒マルチが無いほうが良さそうだ。
ミニトマトの横に、ハグラウリの種植えをして、不織布を上に置いて保水とした。
そら豆は、マルチをせず、防虫ネットだけの方が、特に水不足とならないようにするのが良いらしい。つまり、いちごを除き、冬のマルチは、春前に除き、雨が降り込むようにするのが良いらしい。
 
5月9日 タマネギの収穫を始めたが、思いの外、出来は良くなかった。やはり、昨年の植付が早すぎたのだろう。できの悪いそら豆の整理後には、トウモロコシの種を播いた。その畝が最も北側なので、他の作物への影響は少なくできるだろう。なお、トウモロコシはポット植えも行い、今後、えんどうの収穫が終われば、そこに植え付ける。
そら豆とニンニクの出来が悪かった、がこれは追肥不足と思われる。
出来不出来は、追肥によって決まるようだ。
 
追肥が重要で、追肥が容易に出来るように、マルチは最小限にする。ところが、今日の調べでは、よく出来ているそら豆は黒マルチをしていた。判らん!
 
オクラをポット植としたが、ナメクジ防止のために育苗用培土を使った。豆類が特にナメクジの害を受けるようだ。今後はこの方式を採用する。
 
5月10日 ピーマンの根切り植えを行った。不織布と黒マルチで保水した。根切り植には慣れてきた。
5月13日 とうもろろこし発芽・地植えハグラウリ芽生え
 
5月14日 植付場所をなんとか確保して、ナス7株、ピーマン4株、キュウリ3株、ミニトマト3株を漸く、根切り方式で植え付けた。はぐらうり一箇所、とうもろこし10箇所の播種を終えた。
ハグラウリは、キュウリの種と同じ大きさ・形状だが、芽吹きがとても小さくて、遥かに浅く植えないと根出しができないと判った。ポット植え分は、2~3日前に浅く刺したのが発芽した。
 
5月15日 ポット播種のつるなしいんげん、枝豆はほぼ全滅した。温度が十分に上がらないと発芽しにくいようだ。ナスはかなりが発芽した。ピーマンも発芽するのだが、なめくじにやられる。豆類もナメクジの大好物らしい。
枝豆・つるなしインゲンを再度ポット播種。
畑で、キュウリを黒マルチしている人のが育ちが良い。根がやられるのは、もっと暑くなってからだろうか。注視すべきだろう。
5月20日 つるなしいんげん、枝豆が漸く芽吹いた。オクラが駄目だ。畑に播いたトウモロコシが芽吹いているが、その一部がネキリムシにやられた。タマネギの葉が倒れないのも、徐々に収穫している。グリンピースが枯れ始めたが収穫は続いている。
明日は、とうもろこし、オクラのポット植えの再挑戦と、育ち始めた苗を大きなポットに移す。タマネギ・グリンピースの収穫後に畑に移す準備だ。
2016年5月25日の畑
            北から一列目、西側から(以前はそら豆)・現在 はぐらうり・ミニトマト
同続き(以前はそら豆で、向うはグリンピース)手前はミニトマト、向うはトウモロコシ


2列目 手前はタマネギ収穫前・向うは以前はそら豆で今はピーマン・ナス収穫前グリンピース
その向うは収穫中グリンピース



3列目と4列目
3列目はネギで、間にカボチャ(芯止め中)・向うはイチゴ、ナス(タマネギ収穫後)、
その向うはイチゴ・ピーマン(タメネギ・ニンニク収穫後)
4列目は、ニンジン・レタス(キャベツ収穫後)キュウリ(キャベツ収穫後)キュウリ(タマネギ収穫後)
その向うは、ジャガイモ・レタス・ニンジン



ミニトマトの剪定枝はポットに挿して、次々と数を増やし、
発酵済ぬか袋と、発酵前ヌカ袋を常時準備して自転車に積んでいる。
追肥は一週間ごととした。
ポット播種・畑地播種はいろいろと試している。が、結局は芽生えには適切な時期が必要らしい。
 
 
 
 
 
 
 

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