2025年7月4日金曜日

僕のゴキブリ対策

 夏になるとゴキブリがつぎつぎと出てくる。
我家では、僕がずっとごきぶり担当である。女が「キャー」と叫べば僕の出番となる。むかしはハエ叩きって適切な道具があったが今はその姿を見ることは無い。新聞紙を丸めるか平たく折ってそれで叩くかであった。一時期、女の一人が凍結噴霧器とかゴキブリ一発とかの噴霧器を買ってきた。それで倒すわけだが、実際に実に効果的であった。しかし、その効果は人間にも危険なのでは ないかという不安が常にあった。その噴霧器は既に噴出圧がなくなって御用済みになってしまった。そこで、薬屋に行くとかなり高価でもあったのでそれはやめて、新聞紙に戻った。あるとき、ゴキブリに付いている病原菌は手のひらに付いている程度と同じだとの記事を読んで、新聞紙をやめて手のひらでたたくことにした。新聞紙よりは確実となった。が、奴らはすばしっこくて効率50%以下であった。ただ、手のひらで叩いて、彼らの内臓が僕の掌についても平気となった。彼らは只の昆虫に過ぎないことが判ったわけだ。更に、奴らの潜む場所に留意すると、台所の料理台のシンクの横に、洗い物を乾かす金網籠があり、その下に水受けが有るが、その水受けと調理台の床との間に僅かに隙間があり、何故か夕刻以降には、より安全な場所から這い出してきて、そこに潜むことが奴らの習性であることに気付いた。そこで、毎夜遅くに台所に行き、潜んでいる奴等をそこから、長い定規で追い出し、出てきたところを、手のひらで叩くことで、殺傷効率は70%程度に揚がったと思えた。が、ある夜、一匹を追い出すと、シンクに逃げ込んだ。がシンクの四方は垂直の壁で囲われていて、なんと、ゴキブリはその壁を登るのが苦手なのだ。水を掛けると、なんと更に驚いたことに、ゴキブリは水には弱いらしく動きが鈍化した。更に排水口に落ち込んで排水口netの上でとろい動きで動き回っていた。そこでnetを外して丸めてごみ箱に入れてこれで完了となった。

要するに、シンクに追い込めば確率は100%近くで処理できると判ったわけだ。
かくして僕は、毎夜、ごきぶりを殺してすごしているわけだ。
それをお釈迦さんは許してくれるのだろうか。

追記
ごきぶりは、人の気配を感じるとじっとして人の関心を引かないように停止する。その時に近づいてパッと抑え、小さな頭を指で挟み潰せばそれで終わりだ。
上記の水受けの下に居る時に定規で追い出すと、シンク側に逃げずに、反対側の壁を登るのも居る。これも配慮して追い出すことが重要だ。でも、やはり毎日殺すってことには若干の苦しさも感じる。が仕方がない。


0 件のコメント:

コメントを投稿