2025年7月14日月曜日

新しい危機その後

K先生の診察を強制終了した後、先生は要約すると、「後の面倒は全て東京医療センターに見てもらいなさい」と僕達夫婦を診察室から追い出し、補助の女性に、「東京医療センターへの紹介状依頼書を、徳洲会の文書係に出すように」と命じ、補助の女性が診察室の前で待つ僕達夫婦に宛先を書いた依頼書を渡した。K先生の、この行為って、普通の社会人とは思えない行為なんですが、仕方なく、僕はそれを文書係に出した。が、当日の夜に、先に記載したように、東京医療センターのY先生と連絡して、東京医療センターは僕の女房を受入うる体勢ではないと知った。

そこで、僕は、徳洲会の文書係に連絡して、宛先を変更し、八千代医療センターにするようにと連絡して、更に、下記の文書をK先生に提出するようにと依頼した。
---------------------------------------------
徳洲会千葉病院 消化器外科 K 先生
    from 志水勇

7月8日の診察日、先生のお言葉に興奮してしまったことをお詫び申し上げます。
 K 先生から東京医療センターの Y 先生への紹介状に、純粋に医学的な記載だけでなく、Y先生に失礼な内容が記載されていたのではないかと、気持ちが動転したようです。

昨年の放射線治療の経過から説明しますと、 Y 先生のセカンドオピニオン時に、先生は、「腫瘍が心臓に近く、線量を60%程度に抑えるので、再発の可能性が高い。再発迄は6カ月程度と予想する。この放射線治療ではベストは得られない」と言われました。
が、「新聞に書かれていた老人に優しい医療との記載を読んで来ました。女房の家系寿命はそう長くなく、手術や化学療法で残された寿命を衰弱で過ごさせたくない」と、先生を説得したのです。
ただ、先生は手術の効果を高めることを工夫され、自慢できる治療を為されたようです。今回の治療も同様の工夫をされ、やったぞ!との自負を持たれたたようです。
そのような経過がありまして、ある意味では、私が無理やり手術させたとの思いがあり、僕の知らない所で、先生に嫌な思いをさせたかと驚嘆したのです。

なお、 Y 先生は近々、定年を迎えられるようで、我が女房を継続的に見ることは出来ず、また、東京医療センターは東京都民だけで精一杯の状況で、我が女房を継続的に見ることは駄目なようです。
 Y 先生曰く、地元で内科・外科できれば腫瘍内科の医師の観察下に入り、必要な時に、適切ながん治療を受けるのが良いだろうとのことです。

かような事情ですので、東京医療センターでの治療はあきらめて、調べたところ、ごく近傍の八千代医療センターに、がん医療センターがあり、ここに行ければベストかと、両先生から八千代医療センターへの紹介状を戴くこととしました。 Y 先生は私からの紹介状は、手術法についての小論文のようになるので、 K 先生から、詳しい紹介状を戴きなさいと助言されています。

老い先短い女房、それに、我が方の家族寿命を顧みれば、私もまた老い先短く、その余命を出来るだけ長い健康寿命としたく、ご協力よろしく、効果的な紹介状をお願いします。

2025年7月11日    志水勇
-------------------------------------------------------------------------

これからどうなるかの目途はつかないが僕は本件の解決のための準備を始めた。
更に、八千代医療センターへ両先生からの紹介状を渡す際の説明用飼料として、女房の医療経過や、その際に得た、CTの画像CDと画像診断書を集めることにした。K先生は、治療の過程で最初は画像診断書のコピーをくれていたが、何故か途中で「病院として画像診断書は出せない」と言いだして、得られなくなったが、CDの中に入っている場合もあり、とにかく手中のを全部を集めることにした。
その作業の途中で思い出したが、放射線治療を遣る前に、東京医療センターにセカンドオピ用にオピニオン資料を提出したが、その際、がん研究会有明病院にもセカンドオピニオン依頼の予定で、そのための紹介状をK先生に作ってもらったが、それは結局は提出しないで、僕の机の棚に収まっている。これも、参考にすることにした。

実は、年末調整で医療費控除をするため、必要経費をリストアップしているので、これを集約すれば、治療経過は容易に作れる。だが、僕の作成資料はあくまで素人の個人資料だ。重要なのは先生たちの紹介状だ。
がん研究所への説明資料は、心臓に近接した腫瘍を最初の放射線治療を施す前の資料である。資料を見ると、大腸がん外科手術、転移肺癌に対する化学療法の経過、転移肺癌外科手術までの治療経過が記載されていて、その後は2回の放射線治療で、2回の放射線治療内容はY先生が記載してくれるから、これと、癌研究所への資料を合わせれば、一応全体の経過も判る。
この資料を見ると、徳洲会受診時の患者への説明は、一体何だったのかと思う。診察時に、先生は画像説明や腫瘍の説明は殆どしなかった。CT画像に添付される画像診断さえ殆ど説明することはなかった。画面をスクロールして自分が納得するだけとの様子だ。毎月あった診察時間は5分以内が殆どで、患者に関するデータはその時に初めて目に通し、自身が納得するだけで診察を終えていた。腫瘍の出来てからの治療の説明も、自分が理解すれば良いと思っているようで、患者は言われた通りに従えば良いとの態度であった。恐らく、外科のK先生は外科手術で忙しく、診察の患者へ割ける時間が極めて少ないのだろう。それに比べれば、Y先生は30分程度はかけて患者が説明を納得するまで説明していた。患者が質問することが当然の雰囲気だった。
それに、最初の肺嚢4か所の切除手術の結果は、何故かがん研究所への  セカンドオピニオン依頼書類上では3か所となっている。が、徳洲会での肺嚢切除手術での説明は4か所で、実際に、肺外科の先生が切除した肺嚢を見せてもらったが、4個の除去片があった。だから、生体検査ではがんは3か所で、残り1か所はがん腫瘍ではなかったのだろう。ならば、そう説明すれば良いと思う。そもそも、その手術の後での K 先生の診察では、切除部分の全てが確かに腫瘍であったか否かも説明されず、僕が「全てガン腫瘍だったのですか、と質問すると漸く、全てがんであったと説明して、生研診断書は見せてくれなかった。患者が疑問とする質問を遠慮させる雰囲気なのだ。でも、徳洲会の先生からすると、多数の患者を処理するには仕方がないのだろう。それに、恐らく、多忙故、画像も画像診断書も、生体診断書も、担当部署からのデータを、患者の診察の最初に初めて目を通すのだろう。
でも、それは何処の病院でも同じで、目を通した後の患者への対応が重要なのだろう。

なお、徳洲会千葉のWEBで、放射線治療を調べると、立派な治療マシーンを設置して、治療も万全そうに見える。ここが本当に女房の放射線治療を拒絶したのだろうか、と不思議に思った。
でもまぁ、八千代医療センターにも同様の設備や体制があるようで、楽しみでもある。

本日、上記の手紙を見た K 先生から電話があり、「事情は良く判りました。八千代医療センターには知り合いの外科医も居るので紹介しましょうか」との連絡が入った。紹介された方が良いかなとも思ったが、下手なしがらみよりは、自分で問題を解く方が良いだろうと、丁重に断った。どうやら僕の方が意地になっているのかな?

0 件のコメント:

コメントを投稿