2023年8月30日水曜日

トリチウム放出

 津波の高さ推定や、津波被害後の対応の失敗で原子炉は溶解したのだが、これらの経過で、東電、特に現場所長の不適切な対応は厳しく糾弾されるべきだが、それは別として、トリチウム水の放水でも、東電と政府は、その対応で糾弾されるべきだろう。凍土壁なんぞと防水効果なしの対策でなく、コンクリートや遮蔽版で地下水を遮断しなければ、放射能発生の源である原子炉残渣除去そのものが何十年経っても出来ないから、放射能水は際限なく発生する。コンクリート壁や遮蔽板は現在の技術で確実に出来るのに、誰もこれを指摘しない。不思議な国だ日本は。 そもそも凍土壁なんぞと、成果の明確でない技術の実験と実施に、大金を投じることすら信じられない。凍土壁が失敗であることを隠して、それゆえに、防水が確実な擁壁や遮蔽板を実施せず、結果として、放射能水はどんどんと増加している。 なお、トリチウム放水について中国が日本を糾弾しているが、この対応でも日本政府は何とも情けない対応だ。政府は、中国が多数回の核実験をして、しかも技術が低かったので、大量の放射能を世界中にまき散らしたことや、その放射能総量や放射能の構成を報道して、わが国を擁護すべきだろう。 僕が小学校高学年の頃に、中国が原爆実験に成功して、次から次にと実験をした。雨が降るごとに大量の放射能が検出されたので。米国も実験を続けていたが、これは、遠洋漁船に被害をもたらしたが、直接には日本には降下しなかった。 加えて、中国産コロナウイルスは、日本のみならず、全世界にすさまじい害悪を流したが、それについても中国は何らの謝罪もしていない。

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