2020年5月20日水曜日

コロナウイルスの被害がアジアで少ないのは何故か

日経では、下記のように書いているが、実際にはアジアで中国は死者統計がごまかしている可能性があり、日本では検査数が少なく、まともに集計しておらず、通常の肺炎として処理されている可能性が高い。東南アジアでは意図的ではないが同様に肺炎で処理されている可能性が高い。他方、死亡率ではなく、感染の激しさについては、日本や東南アジアではそれほどでないのは、生活習慣的な違いもあるが、気候的な条件が高いのではないかと思う。
生活習慣の違いとしては、ハグとか握手がないことと、特に、家に土足で入らない影響も大きいと思える。
ただ、韓国では、気候が厳しく、更に、検査が十分になされたにも拘わらず、死亡率が低い点が不思議だ。感染も確かに、欧米に比べると激しさは少なかった。
日本は更に気候的に温暖になる時期だったことが更なる幸運であったと思える。

遺伝子や疾患、コロナ死亡率に影響か アジアで低く     


BCGワクチン接種が新型コロナに有効かどうかはまだ分からない(結核予防会提供)
BCGワクチン接種が新型コロナに有効かどうかはまだ分からない(結核予防会提供)

新型コロナウイルス感染症では、日本を含むアジア地域の死亡率の低さが目立つ。高いのは米欧で、人口当たりの死亡者数には約100倍の差がある。専門家は生活習慣の違いや基礎疾患を持つ割合など、複数の要因が絡んでいるとみている。遺伝子の差を探る国際共同研究も始まった。
統計サイト「ワールドメーター」の19日時点の報告によると、人口100万人当たりの死者数が多いのはベルギー(784人)やスペイン(593人)だ。イタリア、英国、フランスなどがこれに続く。一方、感染が初めて確認された中国は3人にとどまる。日本は6人、韓国も5人と少ない。インドも2人だ。
考えられる要因はいろいろある。まず人々が持つ遺伝子の違いだ。解析技術の進展で白人や黒人、アジア人などで遺伝情報に微妙な差があることが分かってきた。そうした遺伝子の違いが「死亡率の差に関係している可能性がある」と、人種差などがあると指摘される腸内細菌の研究に携わってきた慶応義塾大学の金井隆典教授は話す。



米欧などでは、新型コロナ患者が持つ遺伝子配列と重症化の関係などを調べる複数の国際共同研究が既に始まっている。こうした研究は、異なる地域で同じ遺伝子変異が見つかるかなどを検証できる。重症化率や死亡率の差を説明できる重要な遺伝子が分かるかもしれない。
米ニューヨーク市では黒人やヒスパニック系の人々の死亡率がアジア系や白人より高いとのデータが公表されている。英国の報道によると、同国ではじめに死亡した医師10人全員がアジアやアフリカ、中東などにルーツを持つ人々だった。医療従事者に占める割合の高さが影響している可能性はあるが、集中治療を必要とした重症患者の約35%が非白人系だったという調査結果もある。
ただ英医学誌ランセットに掲載された論文は、民族の差が新型コロナ患者の死亡率などに影響を及ぼすことを支持したり、逆に反証したりするデータはほとんどないと指摘した。黒人やヒスパニック系は白人より平均所得が低く、こうした差が健康に影響している可能性もある。さらなる検証が必要だ。
基礎疾患が関係しているとの見方も有力だ。例えば肥満だ。経済協力開発機構(OECD)によると、米国では15歳以上に占める肥満の割合が約4割に上る。日本は約4%と低く、他のアジア諸国も同様だ。米医学誌に載った論文は米国の新型コロナ患者に占める肥満の割合が高い可能性を示した。
文化や習慣の違いが感染拡大に影響したとの指摘もある。マスク着用や手を洗う習慣の有無、あいさつで握手やハグ(抱擁)、キスなどをするかなどだ。マスクは飛沫感染のリスクを下げる効果が期待できるとの報告があり、マスクを着ける習慣がある日本などで効果を発揮した可能性がある。金井教授は「複数の要因の中の一つかもしれない」と話す。
結核を予防するBCGワクチンを接種する国では新型コロナ患者が少ない可能性があると話題になった。接種国の日中韓などに比べ、定期接種を導入していないイタリアや米国などは感染者や死者の割合が高かったからだ。
イスラエルの研究チームは小児期にBCGを接種した人としていない人を比べた。新型コロナのPCR検査では、陽性率に統計的な差はなかった。BCGが新型コロナの予防に役立つかどうかは今のところ不明だ。

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