2013年8月19日月曜日

映画 「少年H」 は久々に素晴らしい映画です。それに、韓国ドラマのトンイとイサン

映画「少年H」は、TV宣伝が多く、それも、モスクワ映画祭受賞なんて、田舎映画祭の宣伝をするわい、と馬鹿にしていたが、実際に見て感動してしまった。
どこがどう良いかは記載しないが、心から推薦したい。
この少年Hの世代は、僕よりも一世代先の世代で、夕陽丘の少年は僕と同世代だろう。
その世代は、権力の理不尽さを経験する世代でもあり、しかも、その権力が何ら責任を取らずに、一般人だけが戦争の責任を取らされた。そのことを如実に経験する世代でもあったのだろう。
しかし他方では、僕の兄や姉を見ていると、彼らは、正直とか正義とかには全く関心がなく、人をだましても利益を得れば良いのだ、と、考えている。つまり、このような世代でも、それを経験することで、相反する二種類の人間が出来あがるのかもしれない。どこで分かれ道があるかと言えば、それは、人それぞれの品性によるのだろう。
ところで、映画を見ていて感じたが、彼らの居住地の街並みは昔の通りだが、路が良すぎたり広すぎる。と思えば、市電の通る通りは狭すぎる。市電は通常複線だが、映画のは単線である。彼らも昔の街を探すのに苦労したのだろう。
http://blogs.yahoo.co.jp/kakogawalionya/65405768.html
破壊しつくされた街は韓国にセットで造ったらしい。
http://matome.naver.jp/odai/2136844713215793701
少年Hは、僕より1generation上です。
軍事教官にボカボカ殴られた年齢かな。
でも、僕の先輩で軍事教官がどうのこうのって言う人に出会ったことがない。
人が多い地域の問題だろうか。

少年Hと、特に妹はいいが、夫婦が美男美女過ぎる気がする。
監督は、「主人公が子供」であることを忘れたかな。
が、これは監督の考え方だろう。

それと、食事が良すぎる。米を炊く時に多く炊き過ぎている。
小説では、家の前で、どたっと倒れた空腹人は、家族の人の良さを見込んで芝居をした、
としたのだろうが、監督がそのことに気付いていない気がする。
(小説読んでないが)

と、不満もあるが、全般的に、とても上出来の映画でした。


ところで、韓国ドラマだが、最近は、トンイと不屈の嫁を見ている。
イサンの助演女優と、トンイの主演女優が感じが似ているな、と調べたら、
同じ、ハンさん、だが名前は違う。今では、どっちがどっちか判らん雰囲気だ。
韓国人のハンさんって韓って書くらしい。が、既に韓国では感じは使っていないのだろう。
韓って名前は、とても素晴らしいと思うのだが、それをハングル化すると味も素っ気もない。
ナショナリズムって、やっかいなものだ。

韓国人がハングルを使いだしたのは、15世紀以降で、確か、漢字を使わなくなったのは、朴政権だったかな。
15世紀までは、日本人が、万葉仮名で漢字を使うのと同様に使っていたらしい。
ハングルを使うのに対して、知識人が反対したらしい。
知識人もうっとうしいものだ。
でも、漢字とハングルの併用の方が味のある文化を造れるだろう。
もう今や、世界で、古い漢字を読めるのは日本人だけになってしまった。
漢文をもっと勉強しておくべきであった、と後悔である。

え~っと何を言いたかったか、
トンイとは、同伊って書くらしい。これは名前で、姓はチェ=崔(2,169,704)
(114,069)、菜(3,516)、采(1,666)(19,595)、齊(373)
のどれからしい。漢字を使えよ~漢字を! って言いたい。多分、崔さんでしょう。
自分の漢字名を捨て去るなんて、理解できないですね。
また話がずれた。
男尊女卑の国で、こんな話はありえないのだが、
韓国の話だから、面白いのだ、と、考えていた。
日本では、丸髷で和服着た女性が、男勝りに活躍するなんてありえないと思ってしまう。
が、しかし、山本八重さんが出てきた。鉄砲で戦にも出ていた。

これからは、男勝りの女性の話が受けるだろう。

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