2013年7月5日金曜日

アベノミクスの末路と中国との付き合い方、それに外貨

アベノミクスで日本が再生できるかどうかだが、結論は簡単である。
アベノミクスで日本の没落は加速する。
なぜなら、自民党議員の多くは、アベノミクスを、過去の、ハコモノ利権の再生だとしか見ていない。誰も、本気で日本の再生を考えていない。となれば、言葉のみで日本が再生する筈がない。
米国でさえ、あのオバマはほぼ米国の再生では失敗した。が、シェールガスで米国は再生に近い状態になったのだ。日本に同様のハプニングが起こる可能性は少ない。海洋資源で再生を果たせる可能性があるが、今の自民党ではこの開発を加速化させるだけの能力も、人材もない。
それに安倍自身が馬鹿である。経済回復が急務の時に、憲法改悪を真剣に考えている。今の日本憲法の素晴らしさが判らないなら、そいつは馬鹿と判断してよいだろう。麻生外相は「憲法改正の方法は、ナチスの方法を見習えば良いなどと口を滑らす。馬鹿ばっかりである。そうして、馬鹿は絶対に治らない。となれば、結論は先に書いたように、「アベノミクスで日本の没落は加速する」でしかない。
全てを客観的に見ればよい。再生産性の無い投資は無駄使いであって、結局は破綻が待っているだけなのだ。つまり、今の状況は、ただ金融界や貨幣価値はファンド達が巨大なマネーで動きをコントロールしていることでの現象なのだ。マーケット情報は、彼らファンドによって作り上げられた金融界や貨幣の動きを、後追い説明している傾向がある。が、実際の流れは、長期的に見れば客観的な事実に沿って動いてゆく。

話を元にもどして、日本の今後だが、過去における日本の優位性、つまり、技術的優位、国民の真面目さ、は既に失われ、僅かに残っているのはインフラの優位さだけだが、政治的な劣悪さは余りにもひどすぎる。と言うことは、優位性を回復することは出来ないとの前提に建つべきだろう。

中国は、没落までは紆余曲折があるが、地下資源や人口的資源の国力があるがために、その没落は日本ほどには酷くはない。
新興国の殆どは、国土や資源に恵まれているので、徐々に発展するであろう。なお新興国通貨については、円価値が下がることで、相対的に価値が上がることになる。
等が、客観的な考察の結果である。加えて、日本の貿易収支は赤字が定着化した。円の価値は下がるしかありえない。これもまた客観的な事実だろう。
欧州は、日本とは違い、政治家の気概が違う。そのため、没落よりは維持が続くように思える。日本との違いは、ローマ以来の栄枯盛衰を良く学び、歴史から教訓を得ているからだろう。日本には歴史をあるがままに見たり分析する文化が存在しない。これは、文明維持に関しては大きな欠陥と思える。

日本人のリーダーには責任を取る文化がない。そのため、過去の出来事を詳しく分析することも、過去の歴史から学ぶことも出来ない。これはもう、日本の風土になっている。
従って、日本には没落する以外に道は無い。
さて、その時期だが、案外に早まる可能性が高い。

以上を前提に各人が対策を持たねばならない。基本は、自分のことは自分で守る。その一つとしては、政治の劣悪さを利して利権を持つこともひとつの方法だろう。法的に合法なれば何をしても良い、のがこの国の基本だ。ただ、僕自身としては、死ぬに際して、その行為を悔いて後悔することの無いようには生きる積りだ。

さて、中国との付き合い方だが、この巨大な国土と人口を抱えた国との付き合い方は、歴史を見ればすぐに判るのだ。ベネツイアがその巨大な経済圏と有能な政治・官僚組織を持ちながらも、フランスやスペイン、最後には、トルコに敗北した歴史を見ればあきらかだろう。戦って勝てる相手ではないことは確実なことなのだ。
他方日本の政治家たちは、無意味な靖国神社詣で中国、韓国の顔を逆なでして、さも、仕返しをしてくれとばかりに彼らを挑発している。かような馬鹿な政治家、官僚組織を持つ日本には、いよいよ将来は無いと思える。
馬鹿な政治家や官僚組織でなければ、どのように付き合うかは、簡単なことである。彼らを尊敬する言動を取りながら頑張る。ただ、これだけのことだが、これしか方法は無いだろう。

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