AIRASIAのセールで、成田⇔新千歳が5000円弱であった。夫婦で往復20,700円程度である。ついふらふらと、6月中ごろ(17日~21日)の往復を買ってしまった。これから計画だ。
釧路のホテルはビジネスホテルのようなホテル946を2泊、夫婦で、素泊まり10,500円とこれは安い。更に釧路湿原パーク憩いの家を2泊、夫婦で1泊2食35,600円と、かなり高い。
で、そのまま放っておいたが、新千歳⇔釧路の計画が必要だ。
調べると、特急おおぞらで、自由席片道8,220x2人x往復=32,880円も掛かる。驚いた。ついふらふらと、新千歳便を買ったのだが、新千歳と釧路はかなり遠く、金が掛かるのだ。航空便を見直すと、成田⇔釧路の直行便は無いが、羽田⇔釧路の直行便があり、安い時に買うと、往復20,000円強/1人らしい。これでは、新千歳便を買うべきではなかったと、安い新千歳⇔釧路の交通を更に調べることにした。
帯広⇔釧路間は、自由席往復S切符が5,200円、新千歳空港⇔帯広がバスで、片道3,300円があることが判った。バスは往復を買うと回数券4枚が11,600円に割引になる。夫婦合計22,000円までになる。航空券を加えると夫婦で交通費は42,700円となった。羽田⇔釧路の航空便と比べると少々高いが、航空便の時間や羽田までが遠いことを考えると、成田⇔釧路でこの価格はまぁ、良しとすべきだろう。
若しくは札幌まで行って、都市間バスだと、往復10,200円で夫婦で20,400円となる。が、問題は都市間バスは釧路着が夜中近くなることで、これは検討対象から外した。新千歳⇔帯広のバスについては、飛行機到着とバス発車時間が1時間程度しかない。成田発11:40発は、新千歳便の2便目だから、1往復目で遅れるとその分が簡単に遅れる。その場合、それと、予約できない帯広行きバスが満席の場合は、帯広まで列車になる。
新千歳便1便は7:15だから、早朝行動すれば出来ないことはない。が、女房殿は厭だと言う。最近はいよいよ女房殿は僕の節約行動に反射的に反対する習性が身についたようだ。こうなると、がんとして言うことを聞かなくなる。あきらめて、11:40発で行き、遅れれば列車で帯広まで行くことにした。結局は航空便は遅れることなく着き、夜行バスを除いては最安値で新千歳⇔釧路を往復できたことになる。
なお、北都交通㈱ バス事業部 [hokto-nb@guitar.ocn.ne.jp]に問い合わせると、航空便が遅れたことでキャンセルになった場合はキャンセル料不要とのことであった。
かくして、申し込みはとかちミルキーライナー予約受付 [milky-bus@obiun.co.jp]で行ったら、夫婦往復だと、回数券で11,600円となり、1人片道3,000円を切れた。
帯広⇔釧路のS切符は、時間が有れば新千歳駅で、時間が無ければ帯広駅で買えば良い。これは往復1人5,200円だ。
続いて、阿寒バスで、ピリカ号4,500円とノロッコ号で湿原ツアー3,200円を予約した。
http://www.akanbus.co.jp/sightse/index.html
これで予約は完了です。
●旅の経過
想定外であったのは、北海道には梅雨が無いとの先入観であったが、少なくとも、帯広、釧路ではエゾ梅雨なるものが存在して、6月中ごろは天気が不安定で、しかも、霧が濃いことであった。結局摩周湖の姿は見られなかった。しかし、緑が実に美しく、更にこの季節には春ゼミ、それも、無数の春ゼミが鳴き喚いているのが判った。
新千歳空港は素晴らしく、それに、国内線の出口ロビーの北都交通の受付で簡単にバス切符も買えた。新千歳から帯広へのバスも素晴らしかった。
美しい緑に加えて、新千歳から帯広間の雄大な景色には圧倒された。この区間を地上の旅としたことは成功であった。
なお帯広への途上で左側に巨大な塔が何個かあるのだが、この正体は今も不明である。あれは一体何だったのか?
なお帯広への途上で左側に巨大な塔が何個かあるのだが、この正体は今も不明である。あれは一体何だったのか?
それと、帯広に近づくと一気に霧が濃くなり、バスが大幅に遅れるのではと心配した。それにしても、山の上からなだれのように下る霧を目撃したが、凄い光景を見たなぁと驚いた。
ところで北海道のこれらの観光資源をなぜ有効に活用できないのだろうか?それは、落ち着いた雰囲気の釧路市駅周辺や、周囲の多くの観光ポイントを持つ釧路でも強く感じた。宣伝も運用も下手なのだ。それはともかく、帯広ワシントンホテル前で降り帯広駅まで徒歩3分、帯広駅で帯広釧路往復S切符も簡単に買い、列車は自由席車は5号車、6号車であることを改札で確認して待合室で列車を待った。念の為、30分前にはホームの所定位置で待ったが、列車には空席はいっぱいにあった。特急列車おおぞらでは、やはり日本本州とは異なる景色に見とれ、それに、こちらの家は屋根がトタンで、雨樋がなくシンプルで、概ね手入れ良くカラフルに塗布されているため、家々が美しく見えた。
ところで北海道のこれらの観光資源をなぜ有効に活用できないのだろうか?それは、落ち着いた雰囲気の釧路市駅周辺や、周囲の多くの観光ポイントを持つ釧路でも強く感じた。宣伝も運用も下手なのだ。それはともかく、帯広ワシントンホテル前で降り帯広駅まで徒歩3分、帯広駅で帯広釧路往復S切符も簡単に買い、列車は自由席車は5号車、6号車であることを改札で確認して待合室で列車を待った。念の為、30分前にはホームの所定位置で待ったが、列車には空席はいっぱいにあった。特急列車おおぞらでは、やはり日本本州とは異なる景色に見とれ、それに、こちらの家は屋根がトタンで、雨樋がなくシンプルで、概ね手入れ良くカラフルに塗布されているため、家々が美しく見えた。
塗装にはなかなかうるさい僕です。
釧路駅は少々古いが、これはこれで僕には懐かしい風景で、駅からは簡単にホテル946に到着した。またまた小説風に長くなってしまった。以下、説明は簡略に記述します。
初日は「ピリカ(美しい物)ツアー」に参加した。釧路駅前向かって右の、スーパー温泉1階阿寒バス受付で切符を買い、15番乗り場でバスに乗る。出来れば予約が望ましい。
大型荷物は車の側面トランクに収納してくれる。
釧路湿原の西側を北上して、摩周湖、硫黄山、屈斜路湖、阿寒湖、を巡る旅である。
途中、釧路市湿原を西側の北斗展望台から眺める。翌日の「ノロッコ号ツアー」とは展望台が重複しないように計画してある。
天気は曇りで、摩周湖は全く見えなかった。
翌日は「ノロッコ号(のろのろ走るトロッコ)半日ツアーである。釧路湿原の西方を経由、途上、丹頂鶴公園、釧路湿原展望台を経て、そこから北端を経て、東北部のコッタロ展望台から展望後、唐路でノロッコ号に乗り釧路駅に戻る。両ツアー共に、途上で丹頂鶴、キタキツネ、エゾシカに出会う確率は高い。丹頂鶴は、丹頂鶴公園でじっくりと観察できる。
これらツアーで不足するのは、「西岸の湿原木道歩き」と、展望として最も素晴らしい「細岡展望台」が抜けていることである。また、北側から丘に沿っての岬歩きもあるらしいが、これはかなりマニアックなツアーらしい。なお、東岸の木道は全て通行不能になっていた。
二日目午後は、市の南端フィシャーズMOOから釧路駅間を歩きまわった。
なかなか良い街なのだが、人影の少なくなっている。聞いたところでは、市の南北両端に大型店が出来たので、人々は市の中央部には来なくなったらしい。中央部を活性化することが釧路市には必要のようだ。観光振興と組み合わせれば容易に達成できる課題だろう。
3日目は、釧路湿原駅と萱沼駅を、国鉄普通電車を使い行ったり来たりで、その間、運転席の真後ろで線路と景色を満喫した。線路を渡るエゾシカとかキタキツネ、それに、ときどき丹頂鶴にも出会うことができる。
ノロッコ号は、この時期には唐路駅と釧路駅とを2往復程度するらしい。が、途中の「釧路湿原駅」の細岡展望台が最も素晴らしい展望台であることを忘れた計画と思える。
http://www.jrkushiro.jp/shitsugennoro/index.html
ノロッコ号と普通電車のルートは全く同じで、普通電車は1両だがいつも空いているし、車両前方と後方は展望が効いている。ただ、ノロッコ列車は見所でゆっくりと走行してくれる。
最も楽しく過ごすには、普通電車も併用して、途中、釧路湿原駅で降車して、細岡展望台で素晴らしい眺めを満喫後、細岡駅までの散策を楽しむことだろう。
後は健脚の人にはいろんな散策が楽しめる。とにかく、ノロッコ号と普通電車を乗り回すと、実に楽しい旅を経験できる。写真は普通電車からノロッコ号を展望したものです。
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