2013年4月11日木曜日

なんとなく大阪へ 2013 4月3日~4月11日

JETSTARのセールがあって、成田⇔関空が片道、3000円を切れる。ちょうど都合もあって、女房と大阪に行くことにした。預け荷物無し、手荷物7kgとしても夫婦だと14kgもある。で、夫婦往復で、席の予約料を入れても10,000円で、往路成田発9:55、復路関空発で19:05だから時間も良い。ただ関空⇔枚方の金が高いが、それを考えても、桜の盛りにこれはお得である。と、近畿に行くこととした。楽しみです。
出発前日に、成田発が12:45a.mってメールが来た。前日は春の爆弾低気圧が猛威を振るい、当日はまだ激しい雨が続いた。出発は更に1時間程度遅れてしまった。大阪に近づくに連れて青空が見えて、中部空港は見事に見え、伊勢湾を越えた辺りから再び雲で地上は見えなくなった。雲が切れたら、和歌山の友が島が見え、淡路島上空をぐるっと回り、関空を右手に見ながら下降を続け、右旋回して北から関空に着陸した。
実は僕が30歳の頃、関空の計画時点に、ゼネコンを主体に海洋土木協会なるものが設立され、僕は、その下部ワーキングメンバーとして、埋め立て土砂の搬送計画を担当した。その設備で採用予定の大容量コンンベヤ(3m幅で300m/minの高速コンベヤ)の実験をも実施した。その関係から、関空を訪れる度になんとなく懐かしさを感じるのだ。
桜開花は一週間は早くなったのだが、開花後に寒さが訪れて、開花期間はぐっと延びたので、関西訪問は最適の時期となった。
が、しかし、我が関西拠点の家のメンテナンスにはまってしまい、結局、桜を見ることなく過ごしてしまった。
何にはまったかと言うと、特に家の塗装である。まずは屋根の塗り替えである。関西の屋根は概ね勾配がゆるく屋根作業が容易だ、しかし、家の幅の狭い側は勾配6分(役30度)となっている部分もある。関東の屋根は30度の所が多い。勾配30度となると、屋根面に道具類を置くと。ほぼ転がってしまい、靴底に溝が十分に切ってある作業靴だと、慣れれば立っておれる。作業は素人にはちょっと無理な勾配である。
そこで、僕はロープワークを使って30度勾配の部分を塗り替えることにしたのだ。9mm径程度のロープを使い、細いロープでスリングを自作で作りこれを、バッチマン結びとかで9mmロープに巻きつけて腰にはめて作業すれば恐怖感はほぼなくなって作業ができる。なお、屋根の洗浄は、高圧洗浄機を使えば安心して作業ができる。しかし、下塗り、上塗り塗装は、ローラで行い、最後にスレートの縁切りが必要だが、これらの作業は屋根の端まで行かねばならない。しかし、これら作業は、だんだんと慣れることができて、実に達成感が大きい。また、室内では、壁紙の上に塗装を行った。壁紙用塗料なるものがあり、これは、塗った当初はむらも見えるのだが、時間が経つと発色してむらがなくなる。ローラで押し付けて塗装するとむらも少なくなる。
つまり、屋根の塗り替えと屋内の壁紙塗装にはまってしまったことになる。
屋根作業で最も恐ろしいのは、液体が靴の下を流れた時である。高圧洗浄機の水、それと、誤って塗料容器をひっくり返し、塗料が靴のところを流れた時である。水であろうと塗料であろうと、靴の底を流れた途端に、激しくひっくりかえる。
僕も、塗料缶を転がして塗料が靴底に流れたことがある。あっと気づいた時には屋根を転がっていたが、ロープでかろうじて支えることができたのだ。
だが、十分に注意すれば、このような事態は確実に防げる。
しかも屋根上作業の達成感はとても大きい。
このような事情で、この春は、塗料作業だけの旅になってしまった。
高槻のコーナンまで自転車で往復して、油性塗料や混合栓も買って、
台所の水栓の取換とか、各所の塗料塗りも楽しんだ。
かような作業にはまる人が居るようです。
http://www.geocities.jp/ja4cam/diy.html
ただ、この人の写真の場合、とても危険なのは、自分の上流側で高圧洗浄していることと、主ロープから補助ロープ(スリング)の体に結んでいる位置が遠く、両ロープともにたるんでいることである。
洗浄は自分の水平位置または下方で、できるだけ離れた位置を洗浄すべきであり、水が自分の足元に来てはならない。更に、主ロープは自分の腰脇で張っているような状態でないと、滑った時にすぐさま支えにはならない。
これは僕の経験からも確実なことだ。そのためには、カラビナを使わないブルージック結びで、主ロープとの結び目が腰のすぐ横に来るようなスリング長さが望ましい。

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