2025年8月20日水曜日

2025年8月14日木曜日

京都東山トレイル 銀閣寺から比叡山

 

前回は、大文字から銀閣寺に降りる積りが、霊鑑寺に降りてしまった。でも、まぁ、余りs差は無いので、今回はその続きを行くことにした。<br /><br />枚方公園を朝5時26分の電車に乗り、出町柳で降りて歩き始め、6時半には、銀閣寺口浄土寺橋から京都トレイルに入った。そのままトレイル標識に従って歩き、途中瓜生山周辺で道を誤り一回りして30分程を浪費して、10時半には比叡山山頂下の展望台に着いた。やはり、東山では最も登りがきつい道だが、余り苦しむことなく、登り詰めることができた。なお比叡山は高度900mにちょっと足らず、山近くではかなりの急坂が続く。比叡山山頂と言っても、有料公園みたいなのがあるだけで、明確な山頂がなくて戸惑った。山頂公園の前に大きな駐車場があり、中国人観光客が大勢いた。展望台に戻り、坂本ケーブル乗場に行こうとしたが、比叡山東塔の料金所があり引き返した。比叡山の見どころが判らないまま展望台に戻ったが、ベンチは登山者に占められていたので、ケーブル比叡の前まで戻りベンチでタッパ弁当を戴き、幸せを満喫した。11時半であった。<br /><br />なお、比叡山の観光中心は延暦寺で、東塔で入場料を支払って入って行かねばならないようだ。入場料は最低700円となっている。<br /><br />比叡山からの展望は、当日は曇りで余りよくなかった。再度、好天日に挑戦する。<br /><br />帰路は、ケーブル比叡の展望台から銀閣寺に戻る積りで、南に向かった積りが、道は西にぐるっと回りこみ、急坂が延々と続き、途中で、瓜生山への標識も見たが、そのまま降りて行くと修学院に出てしまった。後で地図を確認すると、僕の下った道は、瓜生山の標識までは登りと同じ道を下っていたのだ。だから瓜生山への標識でその方向に向かえば、同じ道を帰れたわけだ。また、ケーブル比叡の展望台から階段で向かう道も、僕の下った道が西に回り込んだ時点で同じ道になっていたようだ。いずれにしても、ケーブル比叡のルートに沿う下り道は無いようだ。それはともかく、行動中に、持参した地図を磁石を使いながらもっと確認する習性を持たねばならないようだ。その点ではいつも失敗する。また、急坂の下りだと杖が必須だと悟った。次回は杖も持参しよう。<br /><br />修学院に出てしまったので、出町柳迄210円の余分な出費を要した。本日は結局1,100円程度を要した。

京都東山トレイル 銀閣寺から比叡山


2019/06/02 - 2019/06/02
スマホは下記です。

https://4travel.jp/travelogue/11501365
前回は、大文字から銀閣寺に降りる積りが、霊鑑寺に降りてしまった。でも、まぁ、余りs差は無いので、今回はその続きを行くことにした。

枚方公園を朝5時26分の電車に乗り、出町柳で降りて歩き始め、6時半には、銀閣寺口浄土寺橋から京都トレイルに入った。そのままトレイル標識に従って歩き、途中瓜生山周辺で道を誤り一回りして30分程を浪費して、10時半には比叡山山頂下の展望台に着いた。やはり、東山では最も登りがきつい道だが、余り苦しむことなく、登り詰めることができた。なお比叡山は高度900mにちょっと足らず、山近くではかなりの急坂が続く。比叡山山頂と言っても、有料公園みたいなのがあるだけで、明確な山頂がなくて戸惑った。山頂公園の前に大きな駐車場があり、中国人観光客が大勢いた。展望台に戻り、坂本ケーブル乗場に行こうとしたが、比叡山東塔の料金所があり引き返した。比叡山の見どころが判らないまま展望台に戻ったが、ベンチは登山者に占められていたので、ケーブル比叡の前まで戻りベンチでタッパ弁当を戴き、幸せを満喫した。11時半であった。

なお、比叡山の観光中心は延暦寺で、東塔で入場料を支払って入って行かねばならないようだ。入場料は最低700円となっている。

比叡山からの展望は、当日は曇りで余りよくなかった。再度、好天日に挑戦する。

帰路は、ケーブル比叡の展望台から銀閣寺に戻る積りで、南に向かった積りが、道は西にぐるっと回りこみ、急坂が延々と続き、途中で、瓜生山への標識も見たが、そのまま降りて行くと修学院に出てしまった。後で地図を確認すると、僕の下った道は、瓜生山の標識までは登りと同じ道を下っていたのだ。だから瓜生山への標識でその方向に向かえば、同じ道を帰れたわけだ。また、ケーブル比叡の展望台から階段で向かう道も、僕の下った道が西に回り込んだ時点で同じ道になっていたようだ。いずれにしても、ケーブル比叡のルートに沿う下り道は無いようだ。それはともかく、行動中に、持参した地図を磁石を使いながらもっと確認する習性を持たねばならないようだ。その点ではいつも失敗する。また、急坂の下りだと杖が必須だと悟った。次回は杖も持参しよう。

修学院に出てしまったので、出町柳迄210円の余分な出費を要した。本日は結局1,100円程度を要した。

  • 枚方公園駅5時26分出発

    枚方公園駅5時26分出発

  • 浄土寺橋遠景 トレイル表示板が見える

    浄土寺橋遠景 トレイル表示板が見える

  • 浄土寺橋は琵琶湖疎水北方向ラインに掛けられている

    浄土寺橋は琵琶湖疎水北方向ラインに掛けられている

  • なかなか雰囲気は良い

    なかなか雰囲気は良い
    下は京都北山方向パノラマ

  • 途はん途上 北山方面のパノラマ

  • 宝が池遠景

    宝が池遠景

  • 石鳥居

    石鳥居

  • 北山焼却施設

    北山焼却施設

  • スキー場から比良方面

    スキー場から比良方面

  • 比叡頂上公園前から琵琶湖側展望

    比叡頂上公園前から琵琶湖側展望

  • 琵琶湖がうっすらと

    琵琶湖がうっすらと

  • パノラマ板

    パノラマ板

  • 比叡ケーブル駅から

    比叡ケーブル駅から

  • 叡山鉄道列車

    叡山鉄道列車

  • 叡山鉄道 出町柳行き列車到着

    叡山鉄道 出町柳行き列車到着

おおさか環状自然歩道 北コースを行く (津田駅、国見山、交野山、くろんど、星田園地)

 

参考資料<br />http://www.pref.osaka.lg.jp/chubunm/chubu_nm/ryokuti3.html<br />https://kaze-local-nature.blog.so-net.ne.jp/2012-12-28-2<br />今のところ、大阪府淀川以北の摂津方面へ足を延ばす気はないので、生駒北部の津田からのルートに挑戦した。<br />枚方公園駅から学園都市線津田駅までは、京阪で枚方市駅まで行き、そこから、京阪私市線で河内森まで行き、学研都市線の津田駅まで乗るルートだが、乗り換える度に金が掛かる。これはまずいと調べると、枚方市駅から津田駅までのバスあると判った。つまり、通常ルートであれば、500円以上掛かるが、枚方公園から枚方市まで、15分を歩けば、250円程度で済む。そこで、バスの時間を調べると、枚方市バス停1番乗場から6時22分が始発である。朝4時30分に起きて、例の如く、作り置きのカレーライスと、別に、キャベツ千切り、豆腐、トマトにレモン汁をかけたのをサラダとしてタッパに入れて、バナナ2本も追加してショルダーに入れて背負い、枚方市駅まで歩いた。30分で行ける距離だ。<br />早朝のバスでしかもラッシュと逆方向だからと停留所の椅子に座っていたら、長い列ができてきたので、急いで列に並んだ。早朝のバスでしかもラッシュと逆方向なのにラッシュ並みの混み方は驚いた。バスは定刻に発車したが、そのルートは307号、つまり、いつもBookoffとdaisoの大型店へ行く道で、とっつきの急坂を苦労して自転車で走る道であった。おそらく、先日、棚田で有名な穂谷へ行くのと同じルート307号を行くのだろう、と思っていたら、Bookoffの手前、中宮小学校手前で、本道から右にずれる細い道に入って行ったので驚いた。本当に津田行きに乗ったのだろうかと電光表示板を見ると、確かに、行く先として津田駅経由と表示されている。別に本道を行くバスが別にあったのではないかと心配したが、6時45分には津田駅に着いた。後で調べたら、この道は307号と見事に並行している。恐らく旧道なのであろう。なお、二つの道は共に津田駅から奈良側に離れた位置で交差していて、旧道が学研都市線と交差する位置は、津田駅から1km程度北側、つまり、奈良側になっているので、バスは交差点から右側、つまり大阪側に向かうことになる。また、307号を先に進み、一山超えれば、もうそこは京田辺市となっている。更に奈良には山もなく真っすぐに行けることになる。奈良への旅には重要な情報だ。かように知らない道筋を知るのも面白いものだ。<br />津田駅北口から南の山側に行かねばならないが、駅建物の直ぐ奈良側にガード下を行くルートがあるが、旅の記録の人はそこから行っている。メルカリで送料込み300円で手に入れた「26 大阪府の山 2010版」では、線路に沿って100m程度奈良側に線路踏切があるらしいので、これに従った。記載地図通りに行くと、惜しくも、第二京阪の所で、行き詰まりとなった。登山口はこちら、と適当な看板があり、大阪側に行くと、そこで、第二京阪道路の下を通る道があり、向こうに渡り、そこを再び道路に沿って奈良側に歩いた。細い渓谷を越えて行くと、直ぐに登山口の表示があり、漸く登山道に取り付けた。古い版本も、上記旅の記録も、第二京阪道路が改造される以前の記録であったと推察された。<br />そこからは、仁丹の巨大な工場(ここには、第二京阪ができる前から、ツダサイエンスヒルズなる工業団地があったようだ)の横を通り、なかなか面白い道が、国見山山頂284m経由、交野山山頂341mと、ともに低山なのだが、共に、とても展望は素晴らしかった。国見山からは空気が澄んでいれば、南方の阿倍野ハルカスまで見えるらしい。交野山はどちらかと言えば、北摂側の展望が素晴らしい。<br />交野山からくろんど園地への道が開発と昨年の台風でかなりコースが乱れて混乱していた。交野山から、南の三宝荒神側に降りて行くと、鳥居道と荒れた道の分かれ道に来るが、ここは右側の荒れ道が正解で、鳥居道に行くとゴルフ場になる。荒れ道を行くと広い舗装道だが、これに沿ってずっと左に行く。途中に山道表示もあるが、通行止めとも記載されている。だからかなりの距離を舗装道に沿ってゆくと、右側にきれいに整備された農村が現れる。ここで、漸く山道に入り登ってゆくと、くろんど園地入り口に至る。実は、先に記載の山道表示で通行止めとの記載に気づかず、急な勾配を登って行き、恐らく40分程度を損失して、しかも、便意を感じたので野糞も遣り掛けたが、思い直して糞はやめて、後戻りして漸くくろんど園地に到達した。<br />なお、後になり交野市地図で調べると、僕が誤ったと後戻りした山道は、まさしくくろんど園地に行く道であった。が、その先で更に荒れているのかもしれない。その道が谷に降りて行くので誤ったと思ったのだが、後戻りしてたどった道は、くろんど池の谷の山一つ東側だから、結局は美しい農村からは山越えして、僕が降りようとした谷に降りて行ったわけだ。次回は、後戻りした道を探検したいものだ。<br />くろんど園地と称されるのだから、くろんど池が、その中央に位置すると思っていたが、おおさか縦走路は、くろんど池の西端をかすめて進んでゆく。以前に登った私市ルートを降りて行き、くろんど園地休憩所に至り、バナナ2本を食べてから、泡洗浄機付きのトイレに入った。日本式のうんこスタイルトイレで足は痺れるが、なかなか清潔で、前回くろんど池経由で、高山町の知人を訪れた時と同様に、気分良くウンチをできた。気分良いうんちの後は行動力が増すのだが、ここから、道は初めての、私市C/C経由の道に入った。はじめはC/Cの柵に沿った道だが、そのうち、C/Cへのアクセス道路をそのまま南下する。途中でカートに乗った老齢男女に聞くと、星のブランコのある所はこの道だよと教えてくれた。同じ年齢か、僕より若いかの男女グループが、カートに乗り、清潔でカラフルなゴルフスタイルで人生を送るのと、汗だらけの山歩きスタイルでの人生の過ごし方にえらい差があるものだと、ちょっと気分が落ち込んだが、僕にはゴルフスタイル人生が面白いとは思えないだろうと納得した。<br />広いアクセス道路が延々と続き、この道は、公共費で作られたのだろうか、等と考えたりしたが。道は、168号線に突き当たる。なんと、そこは天野川の源流で、道路に沿って川のトンネルも南へと続いている。道路を越えて、難しい漢字の”いかるが橋”(ここにバスの停留所があるから、環状自然歩道を生駒側に続けたいときにはバスで来れるだろうと考えた)を越えるとゲートがあり、実に、胸突く急こう配の道が星田園地へと続いている。ただ少しのぼったところで、おおさか縦走路は、南へと分岐している。が僕はここから園地側に向かい今回の旅を終わることにした。星のブランコに至る前の休憩所で、手作りの昼食を食べたが実に美味であった。人間が本当に美味だと感じるのは、高級な食事であるよりは、食するものが何であれ、おなかが本当に空いているいることが重要なのだと思った。さて、哲学的思索の後に再出発して、星のブランコに至る前に、展望台に上ったが、ここの展望は、展望範囲は限られるものの、素晴らしいものであった。しかも、星のブランコを遥か下に眺める位置にある。そこから星のブランコへと降りて、星のブランコの構造を面白く楽しんだ。構造物の巨大さは、過去に僕が設計・建築したものには遥かに及ばないが、揺れを防ぐ構造とか、特に、これだけの物をこの谷に渡した工事方法に興味を感じた。<br />来た道を戻ると、学研都市線星田駅及び京阪線河内森に至る表示があり、ちょっと登り、その後はなだらかで気持ちの良い下り道で、妙見山に登るのを忘れて、妙見川に沿って下り、168号を越えて、そのまま、古い街並みを通り、河内森の駅に着いた(14:00)。往復合わせて500円程度の実に充実した探検であった。<br />ところで、交野市と言えば、昔は、片町線と称された田舎路線の田舎町であったのだが、今では、鉄道名は研究都市線と称され、沿線の町々は枚方に優る住宅地帯となっていて、新しい家々が並んでいる。それゆえに、枚方からの津田駅へのバスは混んでいたのだろう。河内森駅近くの古い町並みは昔の街並みなのであろう。枚方の狭い平野部と古い街に比較して、広々とした田園地帯はある時期から新しい住宅地として開発されたと思われる。田園都市線を馬鹿には出来ないと知った旅でもあった。

おおさか環状自然歩道 北コースを行く (津田駅、国見山、交野山、くろんど、星田園地)

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2019/05/27 - 2019/05/27


参考資料
http://www.pref.osaka.lg.jp/chubunm/chubu_nm/ryokuti3.html
https://kaze-local-nature.blog.so-net.ne.jp/2012-12-28-2
今のところ、大阪府淀川以北の摂津方面へ足を延ばす気はないので、生駒北部の津田からのルートに挑戦した。
枚方公園駅から学園都市線津田駅までは、京阪で枚方市駅まで行き、そこから、京阪私市線で河内森まで行き、学研都市線の津田駅まで乗るルートだが、乗り換える度に金が掛かる。これはまずいと調べると、枚方市駅から津田駅までのバスあると判った。つまり、通常ルートであれば、500円以上掛かるが、枚方公園から枚方市まで、15分を歩けば、250円程度で済む。そこで、バスの時間を調べると、枚方市バス停1番乗場から6時22分が始発である。朝4時30分に起きて、例の如く、作り置きのカレーライスと、別に、キャベツ千切り、豆腐、トマトにレモン汁をかけたのをサラダとしてタッパに入れて、バナナ2本も追加してショルダーに入れて背負い、枚方市駅まで歩いた。30分で行ける距離だ。
早朝のバスでしかもラッシュと逆方向だからと停留所の椅子に座っていたら、長い列ができてきたので、急いで列に並んだ。早朝のバスでしかもラッシュと逆方向なのにラッシュ並みの混み方は驚いた。バスは定刻に発車したが、そのルートは307号、つまり、いつもBookoffとdaisoの大型店へ行く道で、とっつきの急坂を苦労して自転車で走る道であった。おそらく、先日、棚田で有名な穂谷へ行くのと同じルート307号を行くのだろう、と思っていたら、Bookoffの手前、中宮小学校手前で、本道から右にずれる細い道に入って行ったので驚いた。本当に津田行きに乗ったのだろうかと電光表示板を見ると、確かに、行く先として津田駅経由と表示されている。別に本道を行くバスが別にあったのではないかと心配したが、6時45分には津田駅に着いた。後で調べたら、この道は307号と見事に並行している。恐らく旧道なのであろう。なお、二つの道は共に津田駅から奈良側に離れた位置で交差していて、旧道が学研都市線と交差する位置は、津田駅から1km程度北側、つまり、奈良側になっているので、バスは交差点から右側、つまり大阪側に向かうことになる。また、307号を先に進み、一山超えれば、もうそこは京田辺市となっている。更に奈良には山もなく真っすぐに行けることになる。奈良への旅には重要な情報だ。かように知らない道筋を知るのも面白いものだ。
津田駅北口から南の山側に行かねばならないが、駅建物の直ぐ奈良側にガード下を行くルートがあるが、旅の記録の人はそこから行っている。メルカリで送料込み300円で手に入れた「26 大阪府の山 2010版」では、線路に沿って100m程度奈良側に線路踏切があるらしいので、これに従った。記載地図通りに行くと、惜しくも、第二京阪の所で、行き詰まりとなった。登山口はこちら、と適当な看板があり、大阪側に行くと、そこで、第二京阪道路の下を通る道があり、向こうに渡り、そこを再び道路に沿って奈良側に歩いた。細い渓谷を越えて行くと、直ぐに登山口の表示があり、漸く登山道に取り付けた。古い版本も、上記旅の記録も、第二京阪道路が改造される以前の記録であったと推察された。
そこからは、仁丹の巨大な工場(ここには、第二京阪ができる前から、ツダサイエンスヒルズなる工業団地があったようだ)の横を通り、なかなか面白い道が、国見山山頂284m経由、交野山山頂341mと、ともに低山なのだが、共に、とても展望は素晴らしかった。国見山からは空気が澄んでいれば、南方の阿倍野ハルカスまで見えるらしい。交野山はどちらかと言えば、北摂側の展望が素晴らしい。
交野山からくろんど園地への道が開発と昨年の台風でかなりコースが乱れて混乱していた。交野山から、南の三宝荒神側に降りて行くと、鳥居道と荒れた道の分かれ道に来るが、ここは右側の荒れ道が正解で、鳥居道に行くとゴルフ場になる。荒れ道を行くと広い舗装道だが、これに沿ってずっと左に行く。途中に山道表示もあるが、通行止めとも記載されている。だからかなりの距離を舗装道に沿ってゆくと、右側にきれいに整備された農村が現れる。ここで、漸く山道に入り登ってゆくと、くろんど園地入り口に至る。実は、先に記載の山道表示で通行止めとの記載に気づかず、急な勾配を登って行き、恐らく40分程度を損失して、しかも、便意を感じたので野糞も遣り掛けたが、思い直して糞はやめて、後戻りして漸くくろんど園地に到達した。
なお、後になり交野市地図で調べると、僕が誤ったと後戻りした山道は、まさしくくろんど園地に行く道であった。が、その先で更に荒れているのかもしれない。その道が谷に降りて行くので誤ったと思ったのだが、後戻りしてたどった道は、くろんど池の谷の山一つ東側だから、結局は美しい農村からは山越えして、僕が降りようとした谷に降りて行ったわけだ。次回は、後戻りした道を探検したいものだ。
くろんど園地と称されるのだから、くろんど池が、その中央に位置すると思っていたが、おおさか縦走路は、くろんど池の西端をかすめて進んでゆく。以前に登った私市ルートを降りて行き、くろんど園地休憩所に至り、バナナ2本を食べてから、泡洗浄機付きのトイレに入った。日本式のうんこスタイルトイレで足は痺れるが、なかなか清潔で、前回くろんど池経由で、高山町の知人を訪れた時と同様に、気分良くウンチをできた。気分良いうんちの後は行動力が増すのだが、ここから、道は初めての、私市C/C経由の道に入った。はじめはC/Cの柵に沿った道だが、そのうち、C/Cへのアクセス道路をそのまま南下する。途中でカートに乗った老齢男女に聞くと、星のブランコのある所はこの道だよと教えてくれた。同じ年齢か、僕より若いかの男女グループが、カートに乗り、清潔でカラフルなゴルフスタイルで人生を送るのと、汗だらけの山歩きスタイルでの人生の過ごし方にえらい差があるものだと、ちょっと気分が落ち込んだが、僕にはゴルフスタイル人生が面白いとは思えないだろうと納得した。
広いアクセス道路が延々と続き、この道は、公共費で作られたのだろうか、等と考えたりしたが。道は、168号線に突き当たる。なんと、そこは天野川の源流で、道路に沿って川のトンネルも南へと続いている。道路を越えて、難しい漢字の”いかるが橋”(ここにバスの停留所があるから、環状自然歩道を生駒側に続けたいときにはバスで来れるだろうと考えた)を越えるとゲートがあり、実に、胸突く急こう配の道が星田園地へと続いている。ただ少しのぼったところで、おおさか縦走路は、南へと分岐している。が僕はここから園地側に向かい今回の旅を終わることにした。星のブランコに至る前の休憩所で、手作りの昼食を食べたが実に美味であった。人間が本当に美味だと感じるのは、高級な食事であるよりは、食するものが何であれ、おなかが本当に空いているいることが重要なのだと思った。さて、哲学的思索の後に再出発して、星のブランコに至る前に、展望台に上ったが、ここの展望は、展望範囲は限られるものの、素晴らしいものであった。しかも、星のブランコを遥か下に眺める位置にある。そこから星のブランコへと降りて、星のブランコの構造を面白く楽しんだ。構造物の巨大さは、過去に僕が設計・建築したものには遥かに及ばないが、揺れを防ぐ構造とか、特に、これだけの物をこの谷に渡した工事方法に興味を感じた。
来た道を戻ると、学研都市線星田駅及び京阪線河内森に至る表示があり、ちょっと登り、その後はなだらかで気持ちの良い下り道で、妙見山に登るのを忘れて、妙見川に沿って下り、168号を越えて、そのまま、古い街並みを通り、河内森の駅に着いた(14:00)。往復合わせて500円程度の実に充実した探検であった。
ところで、交野市と言えば、昔は、片町線と称された田舎路線の田舎町であったのだが、今では、鉄道名は研究都市線と称され、沿線の町々は枚方に優る住宅地帯となっていて、新しい家々が並んでいる。それゆえに、枚方からの津田駅へのバスは混んでいたのだろう。河内森駅近くの古い町並みは昔の街並みなのであろう。枚方の狭い平野部と古い街に比較して、広々とした田園地帯はある時期から新しい住宅地として開発されたと思われる。田園都市線を馬鹿には出来ないと知った旅でもあった。

旅行の満足度
 
 5.0
 
観光
 
5.0
 
交通
 
5.0
同行者
 
一人旅
 
一人あたり費用
 
1万円未満
 
交通手段
 
私鉄 徒歩
 
旅行の手配内容
 
個別手配