2023年10月25日水曜日

宇宙の成り立ち その後

真空のからくり(山田克哉著)を読むと、宇宙の真空は素粒子、反素粒子に満ちていると書かれていて、しかも、その事が実験的にも確かめられていると記載されている。つまり、宇宙は素粒子が満ち満ちた、虚無の中の風船のようなものと言えるだろう。そのことから、宇宙の中に我々のような物質は僅か数パーセントしかなく、ダークエネルギーが75%も占めていることも理解できる。但し、宇宙を占める素粒子、反素粒子が、ダークエネルギーなのかどうかは未明だとは記載してある。なお、宇宙が拡大している現在は、素粒子・反素粒子がいまなお宇宙に増加していることになる。
驚くべきことだが、なんだか、当然のような気もする。
なお、素粒子と反素粒子が合体すると、大きなエネルギーを発して消滅すると思っていたが、実際には、両者が組を組んだり、消滅する場合にも、再び、同等のエネルギーを有する素粒子と反素粒子に創出されるらしい。なんとも不思議なシステムを宇宙は作りだしているのだと驚いた。
なお、宇宙の真空を占める素粒子・反素粒子のコンビの存在についての提唱は、1948年以前であり、これが実験されたのは1998年であった。

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