2020年4月21日火曜日

コロナ対策は戦争です。


コロナは、もう戦争です。戦争の勝敗は、兵器の性能と、補給力によって決まります。
宣戦布告されてから既に4カ月は済みました。敵は、こちらの油断に付け入って、日本中への侵入をほぼ終えました。
我々の武器・兵器は、医療器具、医療マスク・消毒服・消毒液、家庭用マスクですが、
開戦後まだ補給は無しで、病院では使い捨て医療器具を使いまわし、我々も使い捨てマスクを使い廻し、消毒液の代りに洗剤液を使っています。
マスク2枚が一所帯に配られるらしいが、まだ着かず、しかもそれが使い物にならないらしい。
開戦後、他国はほぼ先が見えてきましたが、我が国は、実情が不明で、多分、敵は広く戦線を広げていて、これからが本格的な戦闘です。
 
ところが、開戦以前に準備されていることが望ましい、兵器の生産増強さえ未だ手配されていません。補給網も当然整備されていない状況です。誰も、それが自分の仕事だと考えていないのです。
命令もされていないのでしょう。
その最中に、安倍首相は、戦争指揮はコロナ対策班(それも何もしない指揮官)に任せっきりで、居間で音楽を聴きながら、おいしい酒に耽っています。
女房は、心を大きく持てば病気なんて心配ないと主張する教祖の主催するツアーで観光旅行に行ってます。
こんな国は勝てるのでしょうか。
この戦争は、いつまで続くか、全く、判りません。厚生省や感染症学会は、自分たちの初動行為の誤りを認めるどころか、正当性を主張して、まだ彼等の方針を続けようとしています。ほぼ神頼みの状況です。
国民の多くが亡くなり残された人々が抗体を持つ迄続くのかもしれません。終わっても、日本は荒廃するのではないかと、こわいです。
少なくとも、韓国や台湾からは軽蔑の目で見られることになりそうです。
 
4月22日夕刊 日経 大機小機
見えざる敵を見える敵に
医療崩壊が迫るなか新型コロナウイルス感染者が1万人を突破した。それでも米国の75万人、欧州各国の十数万人に比べるとはるかに少ない。トランプ米大統領は「峠は越しつつある」と言う。眉につばをつけたくなる発言だが、欧州各国からも似たような声が聞こえてくる。
一方、日本の厚生労働省クラスター対策班の西浦博氏は試算で、今後何も対策をとらなければ重篤者は85万人になると警告する。さて私たちは今どこにいるのだろうか。
実は足元の本当の感染者数がわかっていない。感染把握の有力手段と言われてきたPCR検査がこれまで極めて低調だった。「検査が少ないから発表感染者数も少なく、過少申告」という批判は内外にある。町では無症状の感染者が歩き回り、統計に出ない死者もいるという指摘もある。
検査を広げるべきだという素朴な声は早くからあった。だが、かなりの医療専門家は医療崩壊の危険を指摘。「希望者すべて検査すればよいというのは素人の発想。パニックになるだけ」と一蹴、検査は抑制気味に推移してきた。
確かに医療崩壊阻止は今も最優先課題である。では感染者がいるのを知りつつ病院外に野放しにするのをどう考えるのか。検査の精度に限界があるとの声も出たが、では検査をしない方がよいのだろうか。素朴な疑問である。
30年近く前、日本が金融危機に遭遇した時、似たようなことがあった。巨額の不良債権を前に金融当局は実態解明を先送りした。表面化させればパニックになる。預金取り付けが起き世界恐慌に伝播しかねない、と逡巡し続けた。寄らしむべし、知らしむべからずとの考えが働いた。プロがしばしば陥る罠である。
医師や看護師、検査用のマスクや防護服の不足はなお深刻である。ただ、ここへきて抗体検査の活用や検査所の開設、感染者の収容施設のすみわけなど体制整備も進んできた。他方、経路不明の感染者が急増している。感染者集団を個別にたたくクラスター・アプローチではもはや限界である。全体像はどうなっているのか。全数検査が難しいなら無作為抽出検査はどうか。
検査が増えれば公表感染者数も当分増えるだろう。経済・社会崩壊との戦いもある。国民の協力は欠かせない。見えざる敵を見える敵にしてこそ戦いになる。
(横ヤリ)
 
日経 421日 夕刊 プロムナード

情報参謀の警告 堀川恵子


自粛生活を鬱々と送る身には、どうにも腑(ふ)に落ちぬニュースが多い。


たとえばPCR検査の数。たとえば休業補償のあり方。

たとえば国民に対する政治家の言葉の力。

事象が世界規模だからか、なにかにつけ諸外国との対比が際立つ。


そんな折、ある本を思い出して本棚に捜索をかけた。『大本営参謀の情報戦記』。


書いたのは元陸軍の情報参謀、堀栄三。

堀は、大戦末期に的確な敵情判断を下した人物として知られる。有名なのは昭和191944)年10月の台湾沖航空戦。

惨敗を「大戦果」とぶちあげた海軍の偽情報を、堀は現場を分析していち早く疑い、大本営に打電した。

しかし電報は握りつぶされ、その後の戦闘はますます不利になった。

米軍による比島や本土上陸の時期や地点についても、堀の予測は後にGHQが驚愕(きょうがく)するほど正確だった。

問題は、その正確な情報が組織で生かされなかったこと。彼の存在が取り沙汰されるようになったのは、戦後に戦史研究が進んでからだ。

この本には、情報分析と組織の間で苦悩した人間ならではの金言が、深い反省とともに並ぶ。

不都合な戦果は、軍の内部でも隠蔽された。堀がミッドウェイの大敗を知ったのは14カ月後、それも駐在武官からの耳打ちだった。

大本営の中でも限られた人間しか入れぬ「奥の院」。そこでものごとが決まり、敗因を再検討して次に生かす作業は行われなかった。

情報を得る立場にある者は、希望的観測をまじえず冷静に分析を行わねばならない。

さらに方針を導いた末の最大の難事は、結論を「言い切ること」と堀は主張する。

予言者でもない身でリスクの高い行為だが、発信者にはそれだけの覚悟が求められるということだ。

たしかに新型コロナを巡り、海外のリーダーたちは早くからデータを示し「このままでは○万人が死亡する」と恐ろしいほどに言い切った。

そうして国民に真摯に協力を求めた。

政治責任を覚悟した真の言葉でなければ、人々の心には届かない。

戦時下、堀が必死で分析した不都合な情報は、神がかり的な精神主義の下で無視され続けた。

今でもこの国には非常時になると、情緒的な物言いが蔓延(まんえん)するきらいがある。

「今こそ絆を」「力をひとつに」「日本はすごい」。これに排他的な言説が加われば、どこかで見た風景に重なる。

大本営が突き進めた「戦略」により、数百万の命が戦場で無残な死を遂げた。


堀によれば、どれだけ兵隊が頑張っても、「戦略」の失敗を、現場の「戦術」や「戦闘」で挽回することは不可能という。

あらゆる組織に通じる警(いまし)めだろう。

今、医療現場など最前線では関係者の必死の努力が続く。

予断を許さぬ感染症対策に「戦略」をたてるのは、膨大な情報を一手に握る政府である。堀は、非常時における要諦をこう記す。

「指導者と仰がれる一握りの中枢の人間の心構えが何より問われなくてはならない。

国破れて反省しても遅い。情報を重視し、正確な情報的視点から物事の深層を見つめて、施策を立てることが緊要だ。

現在の日本の各界の指導者は果(はた)してどうか」

今や27版を重ねるロングセラーとなった「警告の書」に、この国の危機の深さを改めて思った。

(ノンフィクション作家)

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東京都では、陽性者が百数十人/日と割に落ついて見えますが、
検査数自体がかなり落ちているのです。
山中伸弥さんが、その点を分析しています。
 
コロナウイルスの恐れがあるとの人に検査する人の数自体が減っているのなら良いのですが、
保健所で、受付を絞っているので実体は恐ろしいのではないか。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


 

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