2019年11月7日木曜日

追われる国の経済学 を読んで

この本で、日本経済の金融緩和を正常化することの困難さを書いている。そのことは僕もどうするのかと考えていたが、日銀のやり口を見ると、逆に別に正常化する必要も必要としていないのではないかと、楽観視しそうだが、実際にはそうではなさそうだ。
日銀の金融緩和は、国債を大量に売ることで円札を得て、これを政府に提供することと、株を大量に買って株価を維持すると同時に、購入した金が市場に回り再投資に向かうことを考えている。
しかし、正常化に向かう場合、つまり、投資することで利益が得られる状況が戻ると、市場の金利が上がり、国債は売られることになる。国債の価格が下がると、市場に出ている国債が一気に売られることになるから国債は暴落して、国債を購入していた金融機関や個人は膨大な損失を持つことになる。株もまた同様の運命が待ち構えている。
それならば、国債とか株を介さずに金をばらまくとの方法も考えられるが、その方法だと、金の価値を放棄することだから、円価値は一気に落ちることになる。つまり、ヘリコプターでばらまくような金で商品を売る業者や商売人は存在しえないってことだ。商品は売らずに、金は自分で拾うことが出来るのだから、商品と商品との物々交換とか、安定した外貨での商売となる。
国債の破綻と、株価格の簿洛、いずれの場合も、スーパーインフレとなり国民生活は破綻することになる。
果たして、それはいつ訪れるのだろうか。

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