2018年12月29日土曜日

緩和相場終了の日経の記事について。

本日、12月29日の朝刊第一面に、「緩和相場終了」との記事が掲載されていた。投機資金からのマネーの逆流が起こり、結果として株、石油等の商品から資金が引き上げられ、現金・金に金が戻っていると書かれている。しかし、本当にそうだろうか。市場に流れた資金が無くなる筈もなく、むしろ、資金の投資先が、現金と金に移っただけだろうと思う。だから、資金がまた移動することは十分にある、と言うか、より利益を生む対象にうつろうだけのことだろうと思う。
商品相場に関しては、元々有る必需量以上に資金が流れ込むことで異常に値段が上がり、無理が破たんして値上がりが生じただけのことで、資金は別の利益を求めて流れ去っただけのことだろう。
とにかく、今後、果たして、どうなって行くのかを見極めたい。

ただリーマンショックの時にもそうなのだが、投資の殆どが、緩和資金だけではなくて、それにレバレッジが掛かっていることで、緩和資金の10倍以上に増えた形で流通していることが問題で、それらが現金に戻された時には一気に収縮することが問題なのだろう。が、金への投資はやはりレバレッジの掛かった形での投資になっている。つまり、緩和資金が問題と言うよりは、レバリッジされた形が大恐慌を起こすことになる。が、大恐慌が起こっても、資金は再びレバリッジを掛けた形で戻るから、経済は立ち直るってことだろう。

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