江戸時代の飢饉じゃあるまいし、世界で米は余っているのに日本だけは飢饉時の米価格高騰にあえいでいる。前農水相の江藤は、2年に亘って政府備蓄米の放出で、値段は下がる下がる、新米が出るので値段は下がる下がると言い続けてきたが、思わぬ失言で、恐らく、自分の巧妙な欺瞞がばれないことでの自信で、ひょいっと失言したのだろう、辞任に追い込まれ、その後の小泉進次郎の強硬策で、あっと言う間に放出政府米は半額になってしまった。江藤が政府米の放出を”競争入札”にしたので、”あれっ、値段を安くするのに競争入札なの?”と疑問に思い、しかも、入札結果価格の公表もなく、これは変だな、仕組まれているなと思っていたが、案の定、JAを係らせない仕組みにした途端に価格は半値になってしまった。この辺りの仕組みに2年に亘って気づかない、評論家やコメンテーターが、価格が下がらぬ理由その本筋を突かない議論や長時間の討論の間を縫って、小泉進次郎が見事に解決した手段に感服するが、更に考えを推し進めると、そもそも、食料自給率なる標語自体が、JAとその関連者の欺瞞に過ぎないと思える。食糧自給率改善と言いながら、休耕田をどんどん増やすのに、休耕田手当を出すなら、食料自給率はどんどんと下がるのは当然なのに、それが自給率改善の手段である筈がないだろうと気づくのだ。
要するに、日本ができるだけ世界に開かれた国家であるためには、得意な商品を世界に買ってもらい、競争力が弱い商品は世界から輸入するって、方法が当然と思える。それなのに、不得意な米なる商品だけは、ほぼ輸入禁止だなんてとても不可解なシステムで、要するにJAとJA系議員の策動と、農民の票田をえるための自民党の策謀の結果と思える。
我々一般人は、食料自由化を大きく叫ぶべきだろう。
ところで僕は、血糖値の関係で、米を出来るだけ食べないようにしている。ジャガイモとオートミールを主食にしているので、米の高騰にはほぼ関心がなくなった。が、しかし、全く食べないわけではないので、安く仕入れることには関心があり、先日は生協で見つけたアメリカ米2kgを購入し、アイリスオーヤマの抽選販売で、政府放出米4年度産(古古米かな)5kgを2,500円で購入した。
2025年6月8日日曜日
米価格高騰について
登録:
コメントの投稿 (Atom)
0 件のコメント:
コメントを投稿