2025年1月2日木曜日

宇宙について(続き)

 宇宙についての考察は何度か投稿している。
ところで数日前にNHKスペシャルで、量子もつれ、なる番組があった。
それによると、波動方程式を否定するアインシュタインが、量子の動きを決める波動方程式の欠点を指摘していて、そこでは、「波動方程式を解くと、量子の出発点、と、そこから無限に遠い到着点での量子の動きが同一であることを指摘し、そのような事は非現実的だ」と指摘したが、この不思議な現象が実験的に確かめられた経過を報告していた。
僕の過去の投稿での形而上の考察では、「宇宙は虚無で、しかし、虚無なる存在が不安定であることから、時にエネルギーが噴出して、そのエネルギーが我々の宇宙を作った」としている。
この考察結果に、上記の「量子もつれ」を重ねてみると下記のようになる。
宇宙にはエネルギーガ満ち満ちていて、それは、つまりエネルギーは波動となっていると説明した。これに対してのアインシュタインの指摘は、もしそうなら波動の先端と末端は節となっている筈で、端と端で節となるような振動はいかに決まるのか?との指摘であろうと考えられる。これを説明するためには、波動の先端と末端は、実は同一点であるとするのが正しいと思われる。要するに、宇宙に満ちるエネルギーである振動の先端と末端は同一点であるとするのが正しいようだ。つまり、宇宙の彼方は結局は同一点であるとの説明が成り立つ。宇宙の彼方は特異点であり、ひとつに繋がっていると考えられるのだ。
しかし、報道での実験装置が長さ10m程度であることが上記推察と合致しない点が問題として残る。
虚無の一点からエネルギーガ噴出して、風船の様に膨らみつつあるのだが、そのふくらみを進んで行けば、どの方向に行っても、結局は、エネルギーの噴出した一点に到着する、と言うわけだ。つまり、宇宙の彼方は一つの特異点となるわけだ。

以上の考察をしたが、下記を読むと、量子もつれについての僕の理解は、かなり異なっているらしい。要は、量子間に相関性がそんざいすることを意味しているらしい。その観点からもっと考えてみよう。
https://www.aist.go.jp/aist_j/magazine/20230308.html

どうやら、僕の以上の考察は根本的に修正の必要がありそうだ。