6月に、大阪拠点の家の周囲には、2/3は黒マルチで覆い、通路部分だけを残していたから、実質3日も有れば十分に除草できるだろうと予定を組んだ。
9月14日は平日で、かほども暑いから旅行者は少なかろうと、渋滞の心配せずとも良かろうと考えたが、何と、バスは満席で道路は酷い渋滞だった。大阪拠点に着くと、1時間半遅れの6時だった。家に近づくと、何と、庭は背の高い雑草だらけで埋もれているのが見えて愕然とした。
これは、3日では処理できないだろうと、バスの帰路予定を一日ずらした。
翌朝は、4時には目覚めて、朝食準備して、5時半には除草作業を始めた。
南側庭の、黒マルチを剥がして、穴を掘り、通路の雑草を抜いては穴に放り込んでいった。
穴の大きさは、3mx1.25mx深さ50cm程度で、結局、5穴程度を掘っては、除草を放り込んで埋め戻した。
雑草の殆どは、ネコジャラシが大きく育ったもので、ありがたいことに、根は浅く背丈は50cm程度で、容易に扱える雑草であった。
初日の暑い盛りはさすがに屋内で休み、肉を買いに出る気力もないので、家から持参したジャガイモ、ニンジン、たまねぎで、肉無しのカレーライス6食分程度を作り置きした。が、肉無しだと、肉の脂身が当然ながら無いので、浅い味のカレーライスになってしまった。
2日を終えたところで、やはり6月に施工した黒マルチの効果は確認できて、除草量はそれだけ少なくなっていることが判った。つまり、黒マルチの無い所に生えたネコジャラシが、枝を広げて黒マルチ部を覆っているので、見映えだけはすさまじい繁殖に見えたのだ。そのため、根を引き抜くと一気に繁殖部分が消えてしまうわけだ。除草はそれ故に順調に進んだ。これは当初の予定通りでゆけそうだと目途がたち、そこで、帰路バスの予定を元に戻そうとしたが、早朝発は満席で、10時頃の特別便が取れた。除草は、暑くない時間帯だけでも2日間で終えて、3日目は、庭木の剪定を朝の内に終えることも出来た。それだけではなくて、除草作業の間に、自転車で枚方市駅にある業務用スーパーに牛乳とか納豆、豆腐を買いにゆき、近くのアカカベでは、菓子パンとアイスキャンデーと蚊取り線香を買ったり、後はのんびりと時間をつぶした。暑い最中の仕事で、良くできたものだと我ながら感心した。
そうそう、余った時間に、黒マルチ部分を出来るだけ増やし、少ない隙間に、クロムソンクローバーの種を撒いておいた。
帰路のバスはコロナ以前以上に混んだ道路の関係で2時間近く遅れた。
今回の拠点整理で感じたのは、カレーライスなりシチューで、生肉でなく乾燥肉若しくは缶詰で、脂身があるものを使えれば非常に便利で味も良くなるのではと思う。食事の味もヤル気には大きく影響しそうだ。それと、100均でいろんな調味料を売っているので、これも試してみる積もりだ。
2023年9月19日火曜日
大阪拠点のメンテナンス 9/14~9/18
2023年9月4日月曜日
パソコンのリカバリー lifebook編
友人へのアドバイスで送信したのですが、自分への覚書ともします。また、FMVについても調べて追加します。
とても遅くなりました。暑くて頭が回らなくって申し訳ありません。今週はちょっとましなので、その間に送信します。
回復の方法としては、リカバリーデスクを自分で準備しておく方法と、パソコンのハードヂィスク内に収納されているのを利用する方法があります。リカバリーデスクを自分で用意する方法はまだ勉強していません。でも、取説に書いているはずなので、それも遣っておけば、損傷が重体で、ハードヂィスク内のデータが損傷しても回復するわけです。(ウイルスが食い込んで行くと、その重体になります。
更に重体になると、リカバリデスクでも出来なくなります)CDまたはUSB(機種で異なります)に保管できます。
自分で作ったデータや、住所録、メールアドレス帳や、後から入れたアプリは普段からUSBに保管しておきましょう。
確実にウイルスで損傷することがありますから。
https://www.fmworld.net/cs/azbyclub/qanavi/jsp/qacontents.jsp?PID=8910-4066
回復方法は、機内に保管された回復データを使い、初期化する方法(windows回復環境の実行)です。
①パソコンの電源を完全に切る。(通常のシャットダウンとは違います)
スタートボタン→設定→更新とセキュリテイ→回復→オプションの選択→PCの電源を凝る
②windowsの「回復環境」の実行
電源切った状態で、F12を押しながら、電源入れる
音gなったら、指離す。(起動メニューが表示される。指を離さなくても起動メニューが表示されたら指を離す)
パソコン前面にサポートボタンがあれば、F12を押さなくても、サポートボタンを押せば起動メニューが表示)
③Tabキーで、アプリケーションメニューまたはApplicationMenuに切り替え
(↓)キーで、windows回復環境又はWindowsRecoveryMenuを選択して、Enterを押す
④オプション選択
⑤トアブルシューティング を選び、このPCを初期状態に戻す を選ぶ。
以上です。
リカバリーデスクについても調べると、2015年以降のパソコンは、リカバリーデスクとは言わずに、回復環境の実行ファイルと称するようです。
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志水勇のライフワーク
http://isabon.blogspot.com/2013/02/blog-post_27.html
2023年9月3日日曜日
日本式TQCと習思想
会社では、品質管理手法なるものが、定期的に新しく形を変えて蔓延した。仕事はそっちのけで品質管理手法を習い、これを実践することが、仕事よりも優先された。社長が変わるとまたまた新しい手法とテーマが導入される。だから、別に前の社長の時にぶち上げたテーマを成功させる必要はなく、新しい社長の要求に従って新しいテーマをぶち上げれば良いわけだ。この品質管理テーマやワークが、仕事での成果より社長に迎合するには効果的で、社長の覚えをめでたくすれば、上に引き上げられるわけだ。今、中国では、同様の事が行われているらしい。中国の実力が衰えるなり逡巡する事態は、日本にとっては絶好のチャンスとも言えるだろう。
中国の実情は、日経の風見鶏の記事に記載されていて、習思想学習に関する冗談は、会社時代のTQCへの冗談と全く同一なので噴き出してしまった。
ただ、今になって思うのだが、会社の指導者たちは、TQC活動の成果よりは、自分への忠誠心を調べるのが重要だったのだろう。
習主席も同じ思いなのかとも思う。
指導者って面倒な連中だ。
「中国式鎖国」への備え 親中・反中の二元論から脱却を
風見鶏
中国で最近、こんな冗談交じりの話を聞くようになった。「忙しくて仕事をするヒマがない」。何がそんなに忙しいのか。「習近平(シー・ジンピン)の新時代における中国の特色ある社会主義思想」の学習だ。
中国共産党は現在「習思想を徹底学習するテーマ教育」を展開中だ。政府、企業、大学などあらゆる組織で上から下まで勉強会を繰り返す。幹部らは習思想の理解を競う論文執筆に大わらわ。少人数の読書班では習氏の論述集を何冊も読み込み、意見を述べ合う。
中国は今、不動産危機や失業問題、人口減少など様々な難問に直面している。そのさなか中国のエリートらが必死なのは「習思想の学習にどれだけの時間を費やすか」とのアピールだ。
そして政策立案で優先されるのは「中国式現代化」や「共同富裕」など「いかに習氏の教えや党の指導に忠実か」が基準となる。
習政権3期目以降、中国と世界の乖離(かいり)はますます広がった。米国は経済の米中デカップリング(切り離し)を修正したが、中国は対話のための最低限のコモンセンス(共通認識)というべき分野でデカップリングを断行している。
その必要性から最後まで国際化されていた金融分野でも「例外は捨て去る」と宣言した。金融政策を主導するのは党の中央金融委員会という新組織。発言権を持つのは何立峰副首相や鄭柵潔国家発展改革委員会主任、劉昆財政相など習派の厦門大学閥で占められた。
中国人民銀行トップはかろうじて欧米での研究経験を持つ潘功勝氏だがヒラ党員で存在感は薄い。世界の金融界と対話しようとの意思は感じられない体制だ。
中国人民と国際社会を隔てる「ガラスの長城」も厚さを増している。改正反スパイ法施行で中国人と外国人の交流リスクは高まった。同じ土地に暮らしていても別々の空間にいるような浅い関係となってきた。
習政権は今も改革開放や外資の投資拡大を呼びかけているが、中国の人々は他国とは全く違う世界観の中に封じ込められつつある。外に開いたまま実は閉じた「中国式鎖国」の状態だ。
世界と乖離する中国を前に日本は新たな戦略構築を迫られる。まずは「二元論」からの脱却が必要だ。親中か反中か、中国依存か中国離脱か。そんな議論は意味を失いつつあるためだ。
東京電力福島第1原子力発電所の処理水問題を巡る対応からもわかるように、中国は中国の「常識」と「理屈」から出てこない。過去のような「日中友好」を望める時代は過ぎた。
一方で、10億人を超す市場でしたたかに稼がずして経済成長は維持できない。中国との対峙も経済力があってこそ。「リスクをとって日本の成長に寄与する企業」のバックアップ体制を日本政府は米国と連携しながら早急に確立すべきだ。
注意しなければならないのは今後「文革2.0」ともいうべき閉鎖社会を嫌い中国から逃れてくる「新華僑」が増えるであろうことだ。活力あるアントレプレナーを呼び込む環境を整えるとともに、平等すぎる外国人受け入れ制度の改正など事前準備も必要となる。
移民の選別、スパイ対策、不動産購入の制限、各種外国人料金の設定などが検討課題となる。さもなければ早晩、中国からの人口や資金の流入が日本社会に混乱をもたらす時が来る。
我々は世界の経済構造が変動する瞬間を目にしようとしている。閉じられた大国「中国」と世界に広がる新たな「大中華経済圏」――。習氏が力説する「100年に1度の変革の時」にこのシミュレーションは含まれているのだろうか。
(中国総局長 桃井裕理)
2023年8月30日水曜日
トリチウム放出
津波の高さ推定や、津波被害後の対応の失敗で原子炉は溶解したのだが、これらの経過で、東電、特に現場所長の不適切な対応は厳しく糾弾されるべきだが、それは別として、トリチウム水の放水でも、東電と政府は、その対応で糾弾されるべきだろう。凍土壁なんぞと防水効果なしの対策でなく、コンクリートや遮蔽版で地下水を遮断しなければ、放射能発生の源である原子炉残渣除去そのものが何十年経っても出来ないから、放射能水は際限なく発生する。コンクリート壁や遮蔽板は現在の技術で確実に出来るのに、誰もこれを指摘しない。不思議な国だ日本は。 そもそも凍土壁なんぞと、成果の明確でない技術の実験と実施に、大金を投じることすら信じられない。凍土壁が失敗であることを隠して、それゆえに、防水が確実な擁壁や遮蔽板を実施せず、結果として、放射能水はどんどんと増加している。 なお、トリチウム放水について中国が日本を糾弾しているが、この対応でも日本政府は何とも情けない対応だ。政府は、中国が多数回の核実験をして、しかも技術が低かったので、大量の放射能を世界中にまき散らしたことや、その放射能総量や放射能の構成を報道して、わが国を擁護すべきだろう。 僕が小学校高学年の頃に、中国が原爆実験に成功して、次から次にと実験をした。雨が降るごとに大量の放射能が検出されたので。米国も実験を続けていたが、これは、遠洋漁船に被害をもたらしたが、直接には日本には降下しなかった。 加えて、中国産コロナウイルスは、日本のみならず、全世界にすさまじい害悪を流したが、それについても中国は何らの謝罪もしていない。
2023年8月28日月曜日
2023年秋の畑
今年は、オクラは見事に育った。植えすぎで困ったほどだ。
ナスとピーマンは、初期の堆肥が少なすぎたようで、そこそこ出来るだけだ。ダイソーのナスの種からの方が、むしろよく出来た。が、多すぎる出来ではないのでまぁ良しとする。ミニトマトとキューリは出来過ぎて困ったの4だ。
つるありインゲンは、昨年と同様に全くできなかった。暑すぎたのだ。つるなしインゲンとすべきだった。
さて、いつも混乱するのが秋作物だ。
今年は特に暑いので、夏撒きのブロッコリーを撒く時期を間違ってしまった。でも、8月半ばに撒いても、暑さで発芽しなかっただろう。そこで、苗を4株買い、8月27日に植え、今日28日にポット種蒔きした。同時に、白菜、キャベツをポット撒きした。夕方に、大根の種を畑に撒く。レタス、春菊、ニンジンは、発芽温度が20~25度なので、9月に入ってから撒く、ニンジンは畑巻きで、他はポット撒きだ。
ブロッコリーの苗購入を追加する予定だ。
9/3には、キャベツ16株、ブロッコリー追加6株を植え付けた。全て黒マルチをしてトンネル網掛をした。
9/4から降雨なので、9/3に施肥後日よけ黒マルチをした畝の黒マルチを捲り上げて雨を受けれるようにした。施肥後10日以上は経っているのでいつでも種をまける。但し雨後の日射を避ける方法を考えねばならない。なお、白菜用畑は、キャベツ用マルチの延長先なので、捲り上げ出来ず、黒マルチのままで穴あけして雨水が入るようにして、全面をトンネル網掛けとしている。種植え後、強雨に種が流されないように、必要なら、透明マルチをトンネル網の上に掛ける予定だ。
ニンジン、レタスは施肥後10日経った畝に、黒マルチを戻さずにばらまきして、トンネル網掛とする。日射が戻る前に、網の上に黒マルチか黒網で日よけを作る。
9/14~9/18まで大阪に居る間にも、35度並みの高温で、その間に、ポット苗を黒マルチ畑に移植したものは、ほぼ虫に食われたり、枯れてしまった。ニンジン・レタスについては、レタスの僅かの発芽を除いて枯れてしまった。ポット植えも畑撒きも、35度程度の高温化では無駄だと思い知らされた。
結局は、9/21以降の30度以下の気温を待たねば、種まきは無意味ってことだろう。購入苗を植えた分は日陰カバーの効果もあって無事であった。しかし、購入苗も生長点辺りがしょくされるようだ。つまり、
黒マルチに移植したポット苗は、黒マルチの下に住み込んだコオロギの餌にされていることが判った。コオロギには、酢水や石灰、灰も効かないと思える。つまり、秋苗を黒マルチに植え付けることは出来るだけ避けるべきようだ。
2023年8月3日木曜日
またまた宇宙について
我々の宇宙の成り立ちだが、宇宙の全エネルギーや物質の、95%がダークエネルギー(75%程度)とダークマター(25%程度)で成り立っていて、それらは、今のところ、我々には感知不能である。我々が認知できる物質やエネルギーガ我々の宇宙の5%なんて、なんで、こんな馬鹿なことになっているのかを考えてみたい。
我々の宇宙を構成する素粒子は殆どが回転しているのだが、その回転に奇妙な動作が見られる物がある。ある方向に現れる頻度には周期性がある筈なのだが、その周期に、乱れが生じるのだ。その解釈として、その乱れた瞬間は、他の次元に存在していると考えられるわけだ。つまり、我々の感知できる3次元とは別の次元が同じ空間に存在していると考えられるわけだ。素粒子は回転しながら別の次元にも顔出ししている可能性があるのだ。
で、僕の言いたいことは、ダークマターやダークエネルギーは、我々の存在し感知できる次元とは別の次元に存在していて、エネルギーの存在や物資の存在は、我々の宇宙の一部であるものの、我々の感知できない次元に存在すると考えられる。かくすれば、この奇妙な物の存在を説明できると思う。
ところで、ダークエネルギーは宇宙が膨張するために必要なエネルギーとして考えられる大量のエネルギーなのだが、なぜ、我々の次元に放出されず、我々の感知できない次元に放出され続けているのだろうか?それについては、また考えることにする。
マイナンバーカードの混乱
政府のDX化は全くうまく行かない。コロナ騒動で露呈したいろんなプログラムの欠陥は止むことがない。実は、殆どの日本企業も同様の事態だ。上層部は、何々についてのDX化を進めろと官僚若しくは部下に命令すれば全てが出来上がると勘違いしている。それが日本の現状だと思う。命令された官僚や部下は、特にDX案件に関しては、まともな見積もり仕様書を作ることも出来ないから、コンサルタントや富士通やNECのような企業に見積仕様書作成すらも作成依頼する。コンサルタントにもまともな能力はないから、企業に依頼する。この時点でもう納入業者は決まっているから、納入業者は遣りたい放題に仕事をする。実施金額の査定は、概ね、プログラムの長さに単価を掛けたものになるから、業者はプログラム長さを冗長にして、見積もり金額に合わせるわけだ。従って、プログラム長さは単純明快ではなくて複雑で長くすることになる。こうすれば、メンテナンスの見積もりに際して他社が参入できないようにも出来る。かくして、省庁ごとの業者分けが出来て業者には都合が良いのだ。
このような状況を本気で解決しようとする政治家も官僚もいないから、というか、そもそも、その気力も能力も無いから、日本の政治システムでのDX化は殆ど不可能に近い。加えて企業側でも同様の事態となっているので、日本企業もまた、DX化は進まない。
住重物流部隊での、和田氏、亀田氏、谷口氏等のようなDX化に会社内生命を掛ける人間が存在しないとDX化は実現しないようだ。彼ら自身がプログラムを作るわけではないが、計算とか業務の流れを身を持って知る人材だ。そうしてさような人間は組織では出世できないのだ。管理職研修会では、「自分で遣るな、部下にやらせろ」と教えられるので、実務にもDX化にも管理職が自ら携わることはない。そんな管理職の下ではどんなプログラムが出来るのだろう。日本の会社では、概ね、「会社での出世は、運、鈍、根で決まる」なんて言ってる人間が出世するわけだ。
そんな事情で、冗長で複雑なプログラム作成が日本のソフト会社の習性となっていて、その実情が以下に掲載されている。
混乱マイナンバー3 まさにスパゲティコード
5月2日夜、しんと静まった川崎市役所庁舎。唯一明かりがともるサーバールームに、情報端末の操作キーをたたく乾いた音が響いていた。富士通子会社、富士通Japan(ジャパン、東京・港)のIT(情報技術)エンジニアたちだ。
同日朝に同市のマイナンバーカードを使った証明書交付サービスで他人の戸籍謄本が交付された。個人情報流出の報告を受けた戸籍住民サービス課長の大貫久は、住民票や印鑑証明書などあらゆる証明書交付サービスを急ぎ停止した。「なんとしても原因を突き止めてほしい」。富士通に早期改修を要請した。
誤交付は8つの自治体で発生した。富士通製システムには複数の利用者からの申請が重なると、印刷の順番を取り違えるという欠陥があった。
IT技術者の会合では富士通製システムの複雑さが関心を集めた。「まさにスパゲティコードだ」。立命館大学教授の上原哲太郎は、命令処理の流れが麺のように絡み合って不良が起きても把握がしにくいプログラムだと指摘する。
国の指示で富士通は123自治体のシステムを総点検した。コンビニ交付システムを手掛ける約50社も点検を指示され、業界全体に動揺が広がった。
6月26日開催の富士通の株主総会で、社長の時田隆仁は「マイナンバーへの不信につながった」と謝罪し事態の収束を図った。だが2日後、福岡県宗像市で住民票誤交付が起きた。
29日夜、東京・港区の富士通本社に経営幹部が集まった。「多数の自治体で改修漏れの可能性がある」。衝撃の報告に皆押し黙った。富士通は高負荷環境下で起きる不良など一部のプログラムミスだけを改修していた。現場が把握する不良は複数あったが、富士通全体で共有する仕組みがなかった。システム全体の抜本改修を見送っていた。
「これは凡ミスだ」。経営陣は非中核事業売却などを優先し、事態が深刻化するまで誤交付問題を軽視した。場当たり的な対応の根元には企業統治の不備が潜む。「現場のミスを管理する機能が富士通グループ全体で働かなかった」。7月27日の決算会見で最高財務責任者(CFO)の磯部武司は反省した。
富士通製システムには全体の約6割にあたる76自治体で何らかの不良があったことが判明し、富士通は改修を余儀なくされた。デジタル行政への不信払拭には信頼あるITシステム構築が不可欠だ。