2025年8月25日月曜日

イスラエル人、アラブ人、パレスチナ人の文字 それに馬鹿げた旧約聖書

 イスラエル、アラブ人、パレスチナ人の文字についても調べてみた。
エジプト(ハム人)の文字は、古代エジプトの有名な聖刻文字(ヒエログリフ)だが、エジプトに捕らえられたか、それとも、自ら移住したのかは不明だが、エジプト人に奴隷のように扱われたパレスチナ、フェニキアを故郷とするセム人のアブラハムの子孫は、エジプト(ハム人)の圧政に耐えかねてモーゼに率いられて故郷へと逃げ出したのだが、その際に、聖刻文字を簡略化した表音文字フェニキア文字を作り出し、これを、フェニキアに広めた。このフェニキア文字を基に、ギリシャ人がアルファベットを作り、セム人のアラブ人がアラビヤ文字を作り、ユダヤ人がユダヤ文字を作ったわけだ。
文字の世界も、いまは殺し合いしている人々は、その文字は兄弟文字をつかっていることになる。
ところで、アラビヤ文字には、母音文字は無いが、それは、他の兄弟文字よりも地理的に近いインドの文字の影響を受けたのかもしれない。なお、インド文字は母音と子音に対する感覚はとても優れていて、それを基に、日本のあいうえお51音の配列が作られている。

旧約聖書を読むと、歴史との対比は興味深いが、その荒唐無稽さにはあきれる。例えば、ヤハウエ(神)は、アブラハムの種族は奴隷も含めて割礼せねばならないと告げる。神とアブラハムは契約することで、神の援助を受けることができるのだが、実に最初の契約が割礼することなのだ。そう言えば、実際にユダヤ教徒は生後8日目で割礼することになっている。
白人って包茎が多そうだが、生まれて8カ月で割礼することも無いだろうと思ってしまう。だが、聖書に書いているからと、ユダヤ教徒は真剣に割礼するわけだ。
アブラハムは、その契約の日に99歳であったが、神との契約通りに割礼したらしい。割礼した陰部が彼らの仲間の証となるらしい。
でもまぁ、実際にローマやギリシャの若い男の裸彫像を見ると、殆どが包茎なんですね。
だから、裸像を見れば、ユダヤ教徒か否かが判るんじゃないでしょうか??
但し、エジプトを含むこの地域では、割礼が成人式の儀式であったらしい。が、その儀式を今も続けていることにユダヤ教の本質を見ることができる。

とにかく、旧約聖書はその時代の変遷を示しながらも、内容は荒唐無稽と言える。日本の古事記よりは興味深いです。

ところで、先日エジプトに移住したセム人が文字を持ち帰ったと書いたが、実は、その前の時代にヒクソスと称される雑多なセム人の集団がエジプトに侵入してエジプト王朝を奪ったのだが、一世紀ほどで追い返された。モーゼがこれらの集団を率いてフェニキアに移動したのだが、この時に文字を持ち帰ったもとになる。つまり、侵略したハム人の国を1世紀に亘り支配したセム人達が、モーゼと称される指導者と共にフェニキアに戻る旅を、その後の旧約聖書の作成者たちが、聖書内に壮大な物語として記述したわけだ。勿論、聖書の中では、エジプトへの侵略と追放としてではなく、偉大な神の啓示として記載されている。
そうではあるが、エジプト、フェニキアとその周辺の壮大な歴史の記述書として旧約聖書は素晴らしい書物なのだ。
なお、繁栄を誇ったエジプトは、次第に衰えた、その後、海の民の集団が北方ギリシャを経由して、ギリシャ、フェニキア、パレスチナ、エジプトを略奪しまわる時代が訪れる。その後に、ギリシャの繁栄が始まる。

















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