2025年8月22日金曜日

東東京信用金庫で

 僕が今の家に引っ越して、それはもう40年も前だが、女房が、東京信用金庫に僕と女房自身の口座を作った。僕の口座は地元の生協の支払い用で、女房のは自分の積立貯金用である。女房はやはり地元を大事にしたいと思ったのだろう。女房の口座は、その後、女房自身の年金用口座でもあり、積立金と合わせてまあまあの金額になっている。ただ、共に女房がNET用ダイレクト口座を嫌がるので、信用金庫窓口での入出金となっていて、地方銀行らしく毎月担当者が我が家を訪れて金を預かり入金してくれていた。が、ある時点から、女房との散歩途上で窓口を訪れて入出金するように変更した。僕は、人の手を介しての入出金が、本来厭なのである。
女房の認知症が進み、最近はそれらの口座を僕が管理しているが、特に、生協支払い用口座も、女房の積立口座も、毎月の入金が面倒になってきた。そこで昨日、ダイレクト口座にしようと窓口で申し込みしようとした。すると、副支店長が出てきて、高齢者にはダイレクト口座は、原則断ることになっている、と言う。恐らく年寄りが騙されることを憂いてのことかと、そのようなことではなく、いちいち窓口を訪れることが大変になってきた、そもそも、他銀行での口座は全てダイレクトだと言うと、その証拠を見せてほしいと言うので、他銀行のパスワード用を表にしているのを見せた。副支店長は、本店の承認が必要なので、承認が得られれば電話する、とのことで、その場は引き上げた。
今日朝になり、電話は無かったが、恐らく、時間を置いたから大丈夫だろうと、再度、支店を 訪れた。が、本店の承認は明日になると、やはり拒否された。「でも、結局拒否されたら、信用金庫のお金を全部他銀行の口座に移すことになりますよ」と言うと、何と、それは仕方が無いですねとの答えだ。
何だ、僕の女房の口座の金額なら、顧客から外れても特に問題じゃないのか、それなら、信用金庫に遠慮することなく、女房の金をもっと機動的に運用すべきだった、と思った。それにしても、長い期間の顧客に冷たいものだ、とも思った。大手の銀行では銀行担当者は次々と変わるのが当然で、地方信用金庫はもっと顧客に密接だと思っていたのだが、そうでも無いらしいと気づいた。
僕の経験からすると、結局、信託銀行が最も顧客に親密なようだ。
それはともかく、ダイレクト口座に出来るかどうかは来週らしいが、そもそも、ダイレクトと、詐欺との関連性が余りみえないなぁ、とも思う。

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