2024年8月30日金曜日

こころの傷(僕の受注設備)

僕がまだ物流OBの集まりに参加していた頃、当時は、環境施設事業部の外注さんとして、リサイクル設備の見積もりに従事していた。と言うか、僕と高桑さんって外注さんとコンビで、それも、案件が多く、それぞれが2件程度は担当して仕事をこなしていた。
その頃に、物流OB の飲み会があり、八木さんと話している時に、たまたま、僕が物流では最初に冷凍倉庫を受注した、との話をした。
すると八木さんは、「え~っと、確か日本ハムの冷凍倉庫は、荷物が棚から落下して大問題になったのじゃないか」と言った。
僕は、硬直して、「それって、どんな」と言うと、
八木さんは、「いや、あれは・・・」と口を濁した。
その時、その話の真実を突き詰めるのが怖くて、僕も八木さんの説明を詳しく追及するのをやめてしまった。で、その件は、それっきりになったが、今になって後悔している。
日ハムの東京工場に納めた冷凍倉庫は、物流機器大手のダイフクとの競合で、我々との打ち合わせは全て工場長自らが担当で施設の計画をして、工場長自らが我々の相手をしてくれた。要するに、工場長の評価で勝負が決まるわけで、凄い会社だと感心したものだ。とにかく、そんな事情で、僕は、工場長との打ち合わせをした後、事務所に帰れば直ぐに工場長の要望を計画に反映させるべく計画変更や図面変更を加えて、2~3日毎に訪問するとの攻勢で、ダイフクが一歩も二歩も遅れるような客先協力をすることで工場長の好意を得た。要するに、ダイフクが、工場長の要望を図面化して持参する時には、すでに工場長の関心は次のフエーズになっているように図ったわけだ。
実は、自動倉庫建物外被を含む工場建設物は、大成建設が担当していて、大成建設はダイフクと密接に連携していて、僕が受注した時には、大成建設の反感があからさまに感じられた案件であった。
僕の受注の一因は、自動倉庫外で冷凍物を扱う車輪付き台車をそのまま自動倉庫に保管する方法を採用したことにもある。冷凍品を車輪付き台車から、自動倉庫用コンテナに移し替えることなく、台車ごと自動倉庫に収めることができる方式だ。この方式を提案してことも受注の一因だと思う。
日本ハムは、各工場長が発注の全権を持っていて、関東工場の工場長が紹介してくれて、関西工場の自動倉庫も受注できたが、これは矢倉さんだかが受注したと思う。
ところで、車輪付き台車だが、それは、スーパーで使われている台車と同様の構造で、ただ、外枠の背が高く、多くの冷凍品が積載できる構造になっている。これを、自動倉庫用の搬出入台車横に置くと、搬入台車がフオークを車輪付き台車の下側に差し込み、持ち上げて、搬入台車内に引き入れて、これを自動倉庫内に搬入するわけだ。
スーパーの台車を見に行き、動きを良く調べたが、台車が方向転換する時には、台車の動きが、4個の車輪の内の2輪の下面を中心に、ぐるっと回るので、台車の横振れ量が車輪半径程度と大きくなる。そこで、自動倉庫棚内では、車輪を使ってはならないと判断した。また、棚に置いた後で、台車が勝手に移動しないように、棚前面に突起段差を設けて、台車の勝手な移動を防止した筈である。
ここまで考慮したのに、八木さんの漏らしたように、棚から荷物が落下したのだろうかと、今になって思う。
八木さんから、もっと良く聞いておけば良かったと思う。
ときどき思い出す,そのたびに胸が痛むのだ。




こんなに長期間に亘り交通網を乱す台風があるなんて!

 9月3日から3か月ほど大阪のゲストハウスに宿泊客が泊まる予定である。
ただ、僕がずっと管理するわけにもゆかず、宿泊期間の最初の数日で、家の管理方法を教えて、更に一か月に1回程度、様子見に行くことにした。
スペインのADRIAさんって女性のコンビの宿泊だ。なんでも、大学に通うってことだが、恐らく、大阪外語大学だろうと思う。どんな二人なのか楽しみだ。
9月3日に到着が確実だとのことで、僕は、8月31日から大阪拠点に入り、除草とか、出来れば、布団の日射干しもやりたいと考えていた。更には、水道、電気、ガスの扱い、ごみの扱い、鍵の扱い、買い物のやりかた、キャッシングの場所、等を教えねばならない。更には、彼らの通う大学への道も教えるべきだろう。
その積もりで東海道昼間高速バスを予約していた。当初は、8月31日としていたが、
台風の動きを見ると、早めに大阪に入る方がベターに思えたので、8月30日に変更した。
(変更代は100円だ)
ところが、JRバスからメールが入り、30日のバスは運休になってしまった。31日の分を取りなおそうとしたが、全便運休らしい。それとも、全席が売れたのかもしれないが、その点は不明だ。
なお、8月29日時点の状況だと、台風の速度は遅くなって9月1日に関東北部に抜けるようだった。であれば、8月30日中なら関東から関西は大丈夫の筈で、実際の天候状態を見る限り、8月30日に運休する理由が納得できなかった。
仕方なく、9月1日、9月2日の分を調べると、夜行便しか空きがなく、台風の動きがいよいよ不鮮明なので、2日分の予約を確保した。どちらかをキャンセルすることになるのだが、キャンセル料は、2日前までが100円で、それ以後は20%となっている。
台風の勢力が衰えないと、9月2日の新幹線で午前中に移動するのがベターにも思え、”えきねっと”にも入会して新幹線切符を買う準備も進めた。
しかし、その後、現在のところは」、9月1日には熱帯性低気圧に変わるらしい。また、9月1日には大阪も東京も雨は弱まるらしい。
だが、いずれをキャンセルはもうちょっと様子を見てから決めることとする。
かような、事態は今までなかった。

2024年8月14日水曜日

とてつもない技術者のその他の例

 世の中にはもっと酷い技術者が居て、とてつもない害毒を流すことがある。
笹子トンネルで、トンネルの天井に施設した鉄構物が落下して多くの若者が一瞬で亡くなった悲劇だ。
鉄構物は、空調の機器とかダクト(空気配管)を施設するものだが、それらを支える架構を天井から吊り下げていたのだ。吊り下げの方法は、天井にボルト用穴を明けて、そこに直ボルトを突っ込み、突っ込む前に接着剤を直ボルトに塗布しておくので、要するに接着剤の接着力だけで直ボルトを支え、その直ボルトに架構をねじ止めしていたのだ。接着剤の接着力は、時間とともに、接着剤の老化と共に衰えるのは当然のことで、架構が、直ボルトと共に抜け落ちるのは当然のことなのだ。
我々の設計時代には、この直ボルトをコンクリートの穴に接着剤で止める方法もあったが、あくまで一時的な用途、つまり、据付時に据付の為にのみ吊り下げる等の、仮止め装置としてのみ使ったのだ。なお、このようなボルトを確かホールインアンカ方式と称したと思う。どこかの現場で据付用吊り具として必要になり、急遽、自分で錦糸町の卸屋に買いに行った記憶がある。

さような、仮止め接着剤直ボルトを、恒久的な目的に用いるなどは、技術者としては絶対に採用してはならない方法だ。垂直に吊り下げるのでなく、壁面に差し込んで、吊り下げ力ではなくて、剪断力で持たせる方法ならまだ長期荷重には持つだろうが、それでも採用すべきではないだろう。
つまり、笹子トンネルの空調機機器の設置方法は、とてつもない技術者のせいで、大きな事故を招いた一例と言えるだろう。
ところが、笹子トンネル事故の捜査では、かような観点での捜査はなされなかったようだ。警察組織に裏からの圧力があったのだろう。恐らく建設業界であろうと思う。
このことからすると、この件は、警察組織にはかような圧力が存在するだろうとの証拠と言える。

2024年8月12日月曜日

世の中にはとてつもない技術者がいる。

 世間にはとてつもない技術者がいる。
IHIの技術者についての思い出はここに書いたが、世界に冠たるUFJの技術者にも経験したことを突然に思い出した。
https://isabon.blogspot.com/2021/01/blog-post.html
僕がリサイクル施設をやっていた時の経験だが、UFJは製鉄以外にもごみ処理施設もやっている。製鉄所は、コークスの代替にプラスチックを使っていて、何の理屈かは判らないが、これを、”省炭酸ガス処理”として宣伝している。
各自治体はリサイクルを目的として特に食品包装用プラスチックを収集しているが、実際にはリサイクルは困難なのだ。そこで、製鉄所が名乗りを上げて、コークスの代替にプラスチックを使い、これをリサイクルと称しているのだ。
僕からすれば、食品用プラスチック収集は、生ごみ収集と目的はほぼ同じと思うのだが、地方自治体としては、わざわざリサイクルと称して収集するから、生ごみと一緒に扱えないのだ。そこで、製鉄所に任せて、リサイクルしたとの名分を作り上げているわけだ。
製鉄所はこれを製鉄所燃料として使うだけではなく、更に、ごみ引き受け料で大儲けしているのだ。その経験で、ごみ処理は儲かると知った製鉄所は、更に間口を広げて、リサイクル機械やリサイクル施設そのものまで納入するようになったのだ。
各自治体ではリサイクル施設に相当な投資をしていて、門真市もリサイクル施設を計画していた。UFJは門真市の施設には計画当初から参入していて、計画原案はUFJのプランであった。僕は後からの参入で、UFJが計画した施設計画に沿って見積もりすることになった。
計画書を読むと、リサイクル施設はごみの受け入れに自動倉庫を採用していた。
僕の方は、リサイクル施設での自動倉庫でのごみ受け入れについては特許も取っている。その方式は、ごみ数か所あるごみ投入口の下に20立法メートルもある容器を置き、ごみ収集車が直接その容器にごみを投入して、何台かのごみ収集車が投入し、容器が満杯になると、その容器を自動倉庫内に移送収容し、自動倉庫後方のごみ分類装置側の要請に応じて自動倉庫から出庫し、容器を反転してごみを仕分けラインに供給するのだ。

この方式は、僕が受注した横須賀のリサイクル施設で採用‣稼働していた。ごみ収集車は一台で数立方メートルから十数立方メートルのごみを扱うし、ごみの搬入総量も著しく大きく、受け入れにはその巨大な容器が200個程度も必要だった。

門真の計画では、施設のごみ受け入れ量は横須賀のそれと殆ど同じであったが、なんと自動倉庫用のごみ容器量は1立方メートルしかなかった。
どう考えても、受け入れが出来る計画ではなかった。
そこで、僕としては、1立方メートルの容器では、絶対に対応できないとの資料作りが必要になってしまった。しかし、僕の説明を聞いた市の担当者は非常に困った顔をしていた。
やはり、既に施設の受注はUFJに決まっていて、僕は逸注してしまった。製鉄会社は、プラスチックごみを受け入れることと交換条件でリサイクル施設を受注できるから有利なのだ。
市としては、プラスチックごみを製鉄会社が受入れてくれないと困るわけだ。
何年かして、門真市のホームページを見ると、その自動倉庫はラインとしては稼働しておらず、分別後のびんとか缶とかを一時的に保管する用途に使われていて、本来の機能には全く使われていないようであった。あれだけ言ったのにと呆れてしまった。
それにしても、UFJたる企業の技術者のレベルには僕は呆れてしまった。


2024年8月3日土曜日

女房のがんの経過と今後の対処法

 女房のがんの経過を記する。今後、老人は増え、癌患者が増えることは確実である。
本稿は、それらの人々への参考、及び、今後の自分の行動の参考にすべく公開とした。
なお、8月04日時点では、女房殿は発病前よりも元気で、大阪訪問も大いに楽しんだようだ。ただ、加島家女性陣の傾向としての認知症が徐々に進行しつつある。この予防としてNMNを服用しているが、NMNは細胞を活性化させるため、癌に対してはどうなんだろう。
特に悪いとの記事も無いので継続している。

 女房殿の経過
 2020
  R2.10.28  大便に血液付着で八千代市医院いて大腸内視鏡検査
  R2.10.30 徳洲会病院にて診察・手術を予定
  R2.11.26 大腸S字結腸部切除ダビンチ手術
  R2.12.05  退院
  R2.12.15 診察

2021

         R3.03.09  腹部エコー検査で大腸に異常なし
R3.05.15
 CT 頭部・胸部・腹部
R3.05.25
 診察にて肺に点があり様子をみる。
R3.08.24
 肺に転移を確認、診察後、肝臓転移を調べるために胸部CT
      MSI 検査 (陰性のため、オブジーボ使えず
R3.08.31 化学療法説明
R3.09.07 化学療法開始 ①
R3.9.18   頭部MRI (認知症検査)
R3.09.28 化学療法 ➁
R3.10.19 化学療法 ③ 副作用を抑えるためアバスチン量を減量
R3.11.05   胸部CT 腫瘍が僅かに縮小
R3.11.09 化学療法 ④
R3.11.30 化学療法 ⑤
R3.12.21 化学療法 ⑥

2022

R4.01.06 胸部・腹部 CT 見えない程度に縮小 他臓器への転移も無し
     (化学療法開始後約4か月)

        R4.03.11  胸部・腹部 PETCT 見えない程度に縮小 他臓器への転移も無し                  R4.01.11  化学療法 ⑦
          R4.02.01  化学療法 ⑧

                     R4.02.22 化学療法 ⑨ アバスチン点滴無し(血栓を心配したため)
         R4.02.15 化学療法 ⑩
                     R4.04.05 化学療法 ⑪
         R4.04.26 化学療法 ⑫
        R4.05.13  胸部CT  変わらず
                 1月6日のCTで、がんが見えなくなってから約4か月
                     R4.05.17 化学療法 ⑬ アバスチン点滴はなく、ゼローダ2週間分
        R4.06.07 化学療法終了化学療法での衰弱は著しく通常15分の距離を30分掛る)
         R4.07.15 CT 細胞異常増殖は見られない
   R4.09.16 下腹部を含め造影CT 細胞異常増殖は見られない
         R4.11.19 PCR検査、単純CT検査
         R4.11.21 大腸内視鏡検査異常なし  
2023        
         R5.02.07 
単純CT
         R5.05.19  造影CT小結節2か所 要注意
         R5.08.18  胸部単純CT 前回のは消えて、4か所小結節
         R5.11.77  小結節4か所が一部おおきくなる。
2024
       R6. 01.10 CT
   R6.01.24 肺胞4房切除 (肺がん専門医)著しい後遺症で3か月間以上苦しむ。
   痛みと妄想だが、痛みは肋間神経痛により生じたようだ。闘病途中で気付いたが
   風呂に入ると痛みが著しく軽減される。そこで、昼間に何度も入浴するって方法で、
       症状は著しく改善された。なお、先生が選んだ鎮痛剤はほぼ効かなかった。
   R6.02.02 立位正面IR
       R6.04.24 CT 怪しい結節(切除部の一か所辺り 映像、向かって右中央)
             R6.07.19 単純CT 怪しい結節が若干大に。 傍に小さいのが一点
   R6.07.31 PETCT全身
       R6.0810 肺専門医診察予定

       肺がん専門医への診断依頼連絡を計画
       R6 8月1日から、東京医療センター放射線治療科Y先生に接触を始めた。  

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Y先生へのFAX
Fax No.
                     from S.I
東京医療センター
放射線治療科 Y 科長様
前略 ご無沙汰しております。
御多忙中申し訳ありませんが、お願いを以下に記しましたので宜しくお願いします。

私の女房、里美が下記の状況です。
2020年末に大腸がんを発症、地元の徳洲会千葉にて切除手術を受けました。
2021年に肺に転移し、化学療法を1年以上受けました。
(同時に別途、ハイパーサーミアを月に3~4回継続しました)

2022年6月に化学療法終了、ハイパーサーミアは継続

2023年末に小結節4点が大きくなった(8mm程度)

2024年1月末4つの肺胞を除去。ハイパーサーミアは中断。

2024年4月末、前回の1点に怪しい結節

2024年7月19日同結節が若干拡大・その上に僅かな結節発生

2024年現在、切除手術計画中

本年初めの手術で、手術の後遺症で3か月以上、激しい後遺症に苦しみました.

その頃、日経新聞にて、放射線治療が有効との記事あったこと思い出し、Y先生に、何ら

の御助成、御助言をお願いすべきだと決心しました。

画像データは、手術前の4結節は保有しています。(ハイパーサーミア医師用に入手)

その後のは、セカンドオピニオンを受けると申請すれば入手できると思います。

なんとか相談に乗って戴けませんか。よろしくお願いします。ご都合悪ければ、NO,と一

言でも良いです。勝手ながら下記にお願いします。

メールアドレス xxx@yahoo.co.jp
FAX
 xxxxxx(特殊詐欺防止で留守電にセットしています)

その後のメールによるやり取り

Re: Re: Y先生へ from S.I Re: 相談


お返事ありがとう御座います。歳のせいで、夜早く朝早いので返信遅れました。

ご指摘の点、了解しました。
なお、現在の病院では、腫瘍科がなく、女房の場合、担当医は大腸手術をした消化器外科の先生です。
月に2回程度、他院から腫瘍科の先生が訪れて担当医にアドバイスしているようです。
患者も希望すれば腫瘍科の先生にアドバイスを頼めるとのことです。

他院から週末に来る呼吸器外科医は、呼吸器の手術の時だけ診断・手術を担当します。
担当医は、肺胞切除手術を前提として、その手術期間だけを呼吸器外科に院内紹介しています。
また担当医は、「今回の腫瘍切除の後でも腫瘍が出れば、その場合は化学治療ですね」と言っていますから、
僕が、化学療法での女房の衰弱を恐れていることを配慮して、肺外科に院内紹介したのでしょう。
なお、担当医自身も週に1回の先生です。週に1回の先生って体制はどこでもだと思います。

その様に分析すると、現在の医療体制は、Y先生の指摘される体制にはなっています。
ただ、僕が化学療法を嫌がること、それに、切除手術の後遺症を嫌がること、それに徳洲会千葉の医科不足での体勢で、
この状況になったと思えます。

ではとにかく、今回は放射線治療の適否を主眼としてのセカンドオピニオン、それに、
それが不適な場合、化学療法以外の適切な治療法がないかのセカンドオピニオンとします。
それらが無い場合は化学療法を受け入れます。

化学療法を受け入れる場合に、貴院を選ぶか現在の医院を選ぶかは別途考えます。
その場合、アドバイスをお願いします。

また今回は、ご指摘の手順を踏んで貴院にコンタクトします。
ご助言、ありがとう御座います。

S.I


> ----- Original Message -----

> Date: 2024/08/01 木 21:33
> Subject: Re:Y先生へ from S.I Re: 相談
>
>
> 短期間に5個目があるとなると循環器外科や呼吸器外科で切除の追加を勧めるのは一般的とはいえません。
> 大腸癌が原発なので消化器外科ないし消化器内科や腫瘍内科医の指示のもとに手術や化学療法の選択を
> するのが一般的です。地域性や病院の特性があるのかもしれませんが、大腸癌専門医か腫瘍内科医の
> アドバイスを受けられることをお勧めします。ただし、何らかの薬物療法を勧められることになるので
> 体力や体験上、受け入れがたいかもしれません。納得した医療を受けるための手順と割り切ってください。
>
> 今回は東京医療センター放射線治療科のYへの紹介状としていただき、当院の地域医療センターに電話
> してみてください。当院のHPにあるセカンドオピニオンの手順をご参照ください。病理標本を持ち込む
> 必要は今はありません。放射線治療の適応があれば当院での治療は可能ですし、他院のご紹介もできます。
> 当院で治療する場合には、当院の腫瘍内科医にかかってアドバイスを受けることも可能です。その後の
> 治療を徳洲会で継続することは問題ないと思いますが、通常主治医が循環外科のままとは考えにくいです。
> 病院の特性でどうなるのかわかりませんが、HPを見ると、消化器外科、緩和ケア科のように感じますが、
> 小さな肺転移があるというだけで肺専門医(内科・外科)が見続けることはないように思います。
>
-----------------------------------
>
> On Thu, Aug 1, 2024 at 8:34 PM:
> >
> > ご丁寧な検討ありがとう御座います。
> > 今の所、微細な癌は無いようで、切除対象は、8mmのもの、それよりかなり小さいの、それぞれ1個の合計2個のようです。
> > 共に、肺外側の手術しやすい位置にあるとのことです。
> >
> > 徳洲会千葉の担当医は、循環器外科医で、肺がんについては肺専門医(呼吸器外科)を院内紹介します。
> > 前回の手術は、紹介された肺専門医の先生が担当されました。
> > 7月30日、担当医が、最新7/19日のCT画像を見て、
> > 「手術切除した肺胞4個の内の1個の所に腫瘍があり、その傍に1個小さいのがある。手術が良いでしょう」
> > とのことで、
> > 「手術の後遺症が酷いので、手術以外に、例えば、放射線治療はできないですか?」と聞くと、
> > 「私は、肺がんには詳しくないので、院内肺専門医に聞いてください」とのことで、
> > 7月31日のPETCTと、8月10日の肺専門医の診察を予約されました。
> > でも、その先生は外科なので、他の術式は紹介されない可能性が高いと思い、Y先生に相談しました。
> >
> > Y先生のご意見から、放射線治療の可能性ありとして、8月10日の肺専門医診察日及び8月13日の担当医師に、
> > セコンドオピニオンを申し出します。
> > また、7月19日CT画像、7月31日PETCT画像の提供も申し出します。(提供までに10日程度必要です)
> > 画像診断書の提供も申し出しますが、その提供を得られるかは不明です。
> >
> > ● 必要でしたら、前回手術した腫瘍のホルマリンスライドも申し出しますがいかがでしょうか。
> > ● セコンドオピニオン先として、東京医療センター、及び先生のお名前を出してよろしいでしょうか。
> >   なお、この申し出は、東京医療センターでの治療を前提としていますが、よろしいでしょうか?
> > ● セコンドオピニオン準備出来ましたら、先生に相談すれば良いのでしょうか?それとも、
> >   セコンドオピニオンの通常の手続きでしょうか、若しくは、通常の外来手続きでしょうか?
> >   ご意見をお願いします。
> >
> > 先生御多忙中誠に申し訳ありませんが、よろしくお願いします。
> > なお、今の所、治療当初に実施した化学療法は、体の衰弱が著しかったので、希望していません。
> > S.I
> >
----------------------------

> > >
> > > S.I 様
> > > ファックス拝見しました。
> > > 肺転移が3(-5)個までなら照射の適応はありますが、微小なものがさらにあるようなら手術や照射はお勧めしません。すでに4個あったので判断は微妙ですが、追加の手術は通常勧めません。 1,2個の照射なら数回で終了し、負担はほとんどありませんので、手術に迷うくらいなら照射を検討しても良いかもしれません。ただし、延命効果については薬物療法の効果次第になります。
> > > セカンドオピニオンを担当医に希望し、詳細な情報提供書と画像を頂いたうえで検討することをお勧めします。
> > >
> > > Y ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー 今後の予定  2024.08.06 以上の状況で、先ずは東京治療センターで放射能治療の適用性を確認してもらい、癌研有明で、更に期待できる治療法を相談してみよう。
現在治療を受けている、徳洲会千葉には、セコンドオピニオンの紹介状とCDデータ提供を依頼した。一週間以上は掛かるので、その間にセコンドオピニオンの手続きを確認しておく。 また、ハイパーサーミアの再開を考えて、医新クリニック神田にも連絡したが、8月は既に予約一杯で、9月に取れた。 ところで、地元の八千代治療センターの放射線治療を調べると、最新治療機器も導入しているらしい。この点を東京医療センタでも聞いてみたい。 なお、今週末には徳洲会の肺外科の先生、来週火曜には消化器外科と、診察予定が続くので、セカンドオピニオンを受けることを下記の様にFAXで連絡した。 ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー 千葉徳洲会病院 外科 KI先生    from S.I
お世話になっています。
妻、S.Sの治療ですが、手術では手術後の後遺症、後遺症的行動が激しく長く続きました。それに、化学療法では衰弱が激しいことを恐れていることはご存じの通りです。
実は遠縁に、東京治療センターに放射線治療を長年専門とする人が居まして、彼に、放射線治療の適応性を聞きたく、セコンドオピニオンをお願いすることにしました。
更に、女房の症状に他の効果的な治療法がないかを、癌研有明にセカンドオピニオンしたいと決心しました。
そのため、紹介状やCT画像の提供を、文書受付に要請しました。よろしくお願いします。
なお、肺外科の先生の診断日には、女房の肺癌の状況を詳しくお聞きし、また、手術よりも適切な治療法がないかを御聞きしたく思っています。 また、その結果を次回の先生の診断日にお話ししたく考えています。
出来るだけ早く結論を出したく、先生にご相談することなく、先行手配したこ  ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーt ところで、なぜ放射線治療に興味を持ったかですが、実は、日経新聞の夕刊のコラムなんです。東大特任教授の中川恵一さんの記事で、毎日ではないのですが、定期的に掲載されます。で、手術できるガンなれば対応できて、数回の来院で処理でき後遺症もなさそうです。ぐうたらでけちな僕には、適切な治療法だと思うのです。 実は、この著者は、同じ内容の記事を何度も書いているのですが、これらの記事を読めただけでも、日経新聞を取ってた意味があったと思うのです。 なお、近くでは八千代病院が放射線治療を行っているらしい。 https://www.yachiyo-hosp.or.jp/medicalcenter/images/radiation_therapy_pamphlet2022feb.pdf

体と懐にやさしい治療法

中川恵一

 [会員限定記事]

がんの治療費は高いというイメージがあります。100万円を超える手術や抗がん剤は珍しくありません。しかし、がん治療のほとんどで健康保険が使え、自己負担は3割(70歳以上1~3割)です。

加えて、保険が適用される治療には、自己負担の上限を定める「高額療養費制度」が使えます。標準報酬月額が28万~50万円だと、負担額は「8万100円+(総医療費―26万7千円)×1%」です。医療費が100万円かかったとしても、8万7430円ですむ計算です。

さらに、高額療養費として払い戻しを受けた月数が過去1年間に3カ月以上あれば、4カ月目からの限度額は4万4400円に抑えられます。

ただし、差額ベッド料はこの制度の対象外です。例えば東大病院で個室を希望すると、最低でも2万5850円(税込み)かかります。1日10万円あるいは20万円を超える豪華な個室もあります。

仮に1日3万円の個室に入院すると、1カ月に90万円かかりますから、中位所得の会社員だと医療費の自己負担額の10倍もかかることになります。ほとんどの手術や副作用を伴う多くの抗がん剤の場合、入院が必要となりますから、「個室問題」に目をつぶることはできません。

その点、放射線治療は通院が原則です。急速に進歩しているピンポイント照射(定位放射線治療)では数回の通院ですみます。

東大病院の場合、早期の肺がんでは4回、前立腺がんの場合には手術ができないほど進行していても5回の通院で治療が完了します。全国各地から新幹線や飛行機で通院する患者もめずらしくありません。

放射線治療には保険が利かない高額な治療というイメージもあるようですが、全くの誤解です。定位放射線治療を含め放射線治療の99%以上で健康保険が使えます。

かつて水素の原子核を加速して照射する陽子線治療や炭素原子核を使う重粒子線治療(粒子線治療と総称)は全て「先進医療」の扱いでした。先進医療は保険医療より先に進んだ医療という意味ではなく、保険を適用するかどうか「評価中の技術」です。

粒子線治療を先進医療として受けると、健康保険が使えないため自己負担は300万円にも上りました。しかし、2016年以降は保険医療への移行が進んでいます。この問題は別の機会に論じます。

多くのがんで手術と同等の効力を持つ定位放射線治療ですが、中位所得のサラリーマンの場合、自己負担は9万円程度ですみます。もちろん差額ベッド代はかかりません。放射線治療は体にも、懐にもやさしい治療なのです。

(東京大学特任教授)
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東京治療センター 先生への質問事項

先生への質問事項
● 診断経過 
1)CTの側面図で、心臓に接した部分の「左舌区小結節の増大
  を疑う」部分が、腫瘍と指摘されている。
2)PETCT画像では、
  上記、左残肺舌区の小結節
  右中葉肺末梢に複数の結節 (気道炎症病態の可能性もあり)
  その他のFDG 異常集積は無い=「がん腫瘍が集まって出来た部分」はない。

と記述されていますが、右側写真2枚は、FDG 異常集積ではないのですか?
3)以上の画像診断でよろしいでしょうか。
4)担当、消化器外科の先生は、「何回も切るってわけにもゆかず、もう一回は手術で
       除い
て、後は化学療法ですかね。」とのこと。

呼吸器外科の先生は、「この腫瘍を切っても次々出来る可能性が高く、手術より化
      学療
法が良さそうだ、との指摘でした。
● 本件での放射線治療の適合性 ?
● 上記呼吸器外科の先生は、「切っても次々出てきそう」との発言有ったが、画像に
       その
兆候はありますか?
  それとも経験則として、再発が起こるのなら、その周期はどの程度でしょうか?
● 放射線治療が適合する場合の、手術予定
● 放射線治療が適合しない場合の、治療方法
  
  なお、この疾患が完全に治癒できなくても治療しながら寿命を生きるとの方法で可
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2024
       R6. 08.19 東京 医療センターにてセカンドオピニオン
         腫瘍位置が心臓に近いせいもあり、放射線強度は60%程度
                      となる。
         そのため、再発の可能性は高く、寿命は6か月程度の延び   
                       に
なるとのこと。そのため一旦は治療をあきらめたが、帰宅
                       後、女房や僕の想定
余命を考えれば、それでも十分だと判断
                       して、メールにて治療を依頼
した。

      しかし、治療には徳洲会からの初診紹介状が必要で、その手
                       続き、提出に、徳洲会に2
度、東京医療センターにも2度足を運んだ。

 R6.08.29  初診と照射部調査CT
  R6.09.10~18 計5回の照射実施 初回と最終回に診察も実施
  R6.09~  ハイパーサーミアを2回/
月にて再開
  その後、女房の体調は良好だ。1月に手術で腫瘍を取ったが、その後3か月~4か月
  の苦しみ(肋間神経痛)での苦しみとは格段の違いだ。

徳洲会で、来年の1月にCTを受ける予定だ。