今回は漸く、自民党離党が必要と気づきだした。だが、議員辞職が無ければ、やはりおかしい。彼女は自民党の比例票での当選で、しかも、議員歳費を貰いながら、別の仕事をするなんてありえない。
それでもなお、有識者や、日経新聞の記者は橋本聖子を褒めている。お人よしの人々だ。
橋本氏、一転自民離党へ 議員は辞職せず
五輪組織委会長就任を巡り
東京五輪・パラリンピック大会組織委員会の新会長に就いた橋本聖子参院議員は19日午後、所属する自民党へ離党届を提出した。同日午前にいったんは離党しない考えを表明したが、野党の反発を受けて一転、離党を決めた。党北海道連会長も辞任する。参院議員は辞職しない。
党本部で二階俊博幹事長と会い、離党届を出した。22日に開く党紀委員会の審査を経て、離党が正式に決まる。橋本氏は二階氏との会談後、記者団に「透明性を持って国民に歓迎される会長を務める。政党に所属すれば国民に理解してもらえない」と述べた。
離党を巡る判断が揺らいだことについて「混乱を招き心からお詫びしたい」と陳謝した。「東京大会をより確実に安心安全に成功させることが恩返しになる。全力を尽くしたい」と強調した。
立憲民主党など野党は橋本氏が当初、離党しないと明言したことに反発していた。
立民の岡田克也氏は19日の衆院予算委員会で「政治的中立の原則に反する」と指摘した。安住淳国会対策委員長は同日の党会合で「五輪の政治利用だ。徹底的に異議を申し立てる」と批判した。
オリンピック憲章は「オリンピック・ムーブメントにおけるスポーツ団体は政治的に中立でなければならない」と定める。この「団体」に組織委も含まれる。
橋本氏は18日、女性を蔑視した発言で引責辞任した森喜朗元首相の後任として組織委の会長に就任した。
※掲載される投稿は投稿者個人の見解であり、日本経済新聞社の見解ではありません。
- 別の視点
IOCも、橋本聖子氏が現職の国会議員であれ政党に所属したままであれ問題ないというお墨付きを与えたのだから、それを貫く方法もあったろう。しかし、潔く離党するあたりは、橋本会長の女性らしい強さにも見える。ましてや離党を決めたのが党幹部や国対ではなく橋本会長ご自身であるなら、なおさら東京オリンピック・パラリンピックを必ず開催するという決意の強さをうかがわせる。野党の反発という表現も散見するが、大事なのは野党対策より国民がオリンピックを歓迎してくれることである。その民意を野党が表現しているなら、耳を傾ける価値もある。
0 件のコメント:
コメントを投稿