円・ドル相場予想変動率、3カ月ぶり低水準
年率換算7.7%程度に
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円・ドル相場の先行きの膠着を見込む動きが出始めている。15日の通貨オプション市場で1カ月物の円・ドル相場の予想変動率(インプライドボラティリティー)は年率換算で7.7%程度と、2023年11月中旬以来およそ3カ月ぶりの低水準をつけた。
米連邦準備理事会(FRB)の早期利下げ観測が後退し円売り・ドル買いが膨らみ、円相場は13日に一時1ドル=150円台後半と23年11月以来の円安水準まで下落した。
ただ150円台では円安の勢いが鈍りつつある。岡三証券の武部力也シニアストラテジストは「政府・日銀が円買い為替介入に動くとの警戒感があるため円売り・ドル買いを積極的に続けるのは難しいとの見方が、予想変動率の低下につながっている」と指摘している。
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