新聞記事では、十数億を盗んだとのことだが、お粗末なことだ。
貸金庫室に監視カメラを置いておき、日々チェックすれば直ぐに盗み行為は発見できた筈だ。
問題は、三菱銀行でかような事が起こるとすれば、日本中の貸金庫は同様の事態にあると考えるべきだろう、ようするに、貸金庫を利用するってことは、泥棒に金を預けるのと同じだと思わねばならない。実は僕も、三井住友信託銀行の貸金庫に、女房の装飾品、記念金貨や記念貨幣、家屋土地の証書、海外旅行用外貨とか、それに何よりも重要な、各金融機関のダイレクト暗証リストを入れていた。ところが津田沼支店が移動することになり、しかも、新しい支店には貸金庫が無くなるなんて事態になり、それらの貴重品を家に持ち帰った。で、他の金融機関に同様に預けたのだが、その間、それらの資産が紛失していないかはチェックに至っていない。
三菱銀行の不祥事で、そもそも、何故三井住友銀行の新津田沼支店に貸金庫設置しないのかに疑念が生じた。同じような不祥事が生じていて、これをクリアーする措置であったのでは?との疑念、次いで、新しい貸金庫は大丈夫だろうかとの疑念も生じた。
いずれにしても、貸金庫に預けたものを再度調べて不足が生じていないか調べることにした。
とにかく、無茶苦茶な事態であり、世間も、もっと緊張感を持った報道とすべき事態だが、この重大さに世間は緊張していないようだ。
ところで、この事態で、僕がバングラデッシ滞在中の出来事を思い出した。
僕と、雑な仕事をする仕上師と、電気工事が初めての検査員の3人が、アパートの1ハウジングの中で共同生活をしたのだが、生活費費の管理を、仕上師の提案で彼が管理することにした。彼の現場仕事については、できるだけ監視を怠らなかった(それでも、思いもよらないトラブルを起こすのだが)。が、生活費程度の管理は大丈夫だろうと任せたままにしておいた。が、何か月か経って、何の気なく帳簿を調べたら、もう全くつじつまが合わない内容になっていた。要するに着服していたわけだ。任せた僕が悪かったと諦めて、帳簿も僕自身で管理することにした。
住友重機械の組合の会計を担当していた女性は、確か、組合費の十億とか二十億を競走馬に投資していたのも最近の話だ。信じられない人間とは、何を遣っても任せられないもので、僕の経験からすると、そんな人間は、かなりの確率で存在すると思える。
銀行業なんて、それを前提に監視システムを構築すべきであり、しかも、その対策もそれほど難しいことではないと思う。それにも拘わらず、こんな事態を起こすようでは、我々は誰を信用すべきだろうかと恐怖を感じる。
19日になり、銀行協会が「貸金庫の監視体制の強化」を通達した。が、本気度はあまり見えない。おまえら事態が判っとるのかいな。
2024年12月17日火曜日
三菱銀行の貸金庫から資産を盗む
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